花園は今でも一つだと思います。
というか、ラグビー場でシャワー室を分けたのは秩父宮が最初ではないかと思います。最近は別ですが、日本の競技場は野球のように完全にベンチの位置が離れている場合は別として、最近まで両チームのロッカー室が並んでいてその中間にシャワーや風呂があるというのがごく一般的な構造でした。ただ、最近のスタジアムは分離して作っていますから、秩父宮も改装を機に分離したのでしょう。他の競技場も今後はそうなっていくと思います。
なお、今の秩父の宮の収容人数ではワールドカップのメインスタジアムとしては使えません(プールマッチ程度にしか使えない、協会の頭の痛いところ)、本気でワールドカップで使おうとしたら、スタンドの作り直しが必要なはずですから、ワールドカップに向けて改装というのはどうでしょうね。
「ノーサイド」という言葉は海外ではほとんど廃れてしまいました。元々は、ラグビーやイートンといったパブリックスクールかオックスブリッジでのフットボール(ラグビーとは限らない)で生まれた言葉らしいですが、これもすぐに使われなくなれました。
日本にラグビーを伝えた。英国人、定説となっているクラークとは限らず、YCACなどでプレーしていた者の誰かがこれを伝えたのだと思います。それが、日本的な旧制高校や大学の校風と合い、日本にだけ生き残ったようです。