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金田一少年の原作者の人
金田一少年の事件簿の原作者の人が訴えられたとか盗作だとかという話を数年前に聞いたのですがいったい何があったんですか?
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『金田一耕助』も『金田一少年』も島田荘司も全部読んでますし、どれも好きな者です。 『金田一少年』、マンガとしてはとても好きなんですが、確かに『占星術殺人事件』をパクっていますし、パクリについては非常に気にかかります。 島荘の『占星術』に限らず、『金田一少年の事件簿』は色々なミステリー作品のトリックを借用しています。 パクリはいけないということににこだわれば、本家本元の横正の『金田一耕助』作品にだって、クイーンやカーのパクリ作品はたくさんあります。島荘自身にだって、自分の作品の過去のトリックを焼き直ししたとしか言えないような作品があります。 ただ、横正や島荘は、同じトリックを使うにしても、それを上手く換骨奪胎して別作品にしているのに、『金田一少年』はそっくりそのまま借用してしまっているのが問題だと思います。 『占星術』のトリックは、発表当時かなり驚いた人がいるのではないかと思うほど独創的なものですし、トリックが分かってしまうと、そのまま犯人も割れてしまうので、トリックを安易に借用されてしまうと辛いものがあります。 かつて文春の東西ミステリーベスト100に『占星術』が選ばれた時の評で、「謎解きに成功する読者は、まず皆無だろう」とされていたのですが、私は犯人を当てることができました。ミステリーファンにとって、難しい謎を自分で解けた時の喜びったらないんです。 でも、『金田一少年』を先に読んでしまった人は、『黄色い部屋』や『占星術』といった名作ミステリーを読んで謎を解き明かす喜びが半減します。だって、同じシチュエーションが出てきた段階で、もうトリックも犯人も見当がついてしまうんですもの。 更に言えば、『金田一耕助の孫』という設定もマズイでしょう。 決めゼリフのひとつだった、「じっちゃんの名にかけて」は、最初のうちは「金田一耕助」に「じっちゃん」とルビがふってあったのですが、途中から「じっちゃん」とひらがなで表記されるようになりました。 『金田一少年の事件簿』発表後、横溝先生の奥様が『金田一耕助』の名を商標登録申請したようですし(登録が認められたかどうかは寡聞にして知りません)、『金田一耕助の孫』を名乗ることについて、事前に横溝家の了承を得ていたのか疑問です。
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- lui
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こんばんは、kaneko555さん。 その作品ですが、金田一少年の事件簿の『魔術列車殺人事件』と、島田荘司の『奇想、天を動かす』です。 読み比べてみると、シチュエーション等そっくりです。 訴えられたかどうかはハッキリ覚えていませんが、トリックの無断転用については、一時問題になっていたと思います。 週間文春(だったかな?)でさとうふみやの話題が出た時に、トリックがパクリでマズイという内容が出ていたことや、当の島荘ではなく、綾辻がエッセイか何かで書いたのを見たように記憶しています。
お礼
ありがとうございます。 『魔術列車殺人事件』はまだ読んでいないので読んでみようとおもいます。 パクリはまずいですよね~。
- lui
- ベストアンサー率45% (90/196)
No3で回答した者です。肝心要のことを書くのを忘れてました。 『金田一少年』の原作者は二人います。 当初の原作者だった(が途中から姿を消した)金成陽三郎と、途中から原案協力として加わり、そのうち原作者とクレジットされるようになった天城征丸(ことマガジン某担当者)です。 どちらの原作者が島田荘司に訴えられたのかはハッキリしませんが、両者とも島荘作品のパクリをしています。 『金田一少年』のパクリというと、『占星術殺人事件』がクローズアップされてばかりいますが、天城征丸の原作になってからも、島田荘司の某作品のトリックを丸々借用しています。 作品名をあげてしまうとこれから読む方の興味を削ぐことになってしまいますので控えますが、作品名をお知りになりたいのでしたら、補足要求してください。
お礼
ありがとうございます。 二人とも、ですか~。 なんだかなあ。
補足
作品名教えていただけないでしょうか? 島田荘司は呼んでいるので大丈夫です。
- ba3x307
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シリーズ中の「異人館村殺人事件」が、島田荘司の「占星術殺人事件」の盗作ではないかと問題になったことがあるらしいです。
お礼
ありがとうございます。 死体のカラクリが一緒でしたもんね。
- Hageoyadi
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そのうちのひとつが島田荘司さんの『占星術殺人事件』だってことは確かです。
お礼
ありがとうございます。 私も読みながら「ああ~これは!」と思ってました。
お礼
ありがとうございます。 じっちゃん…そうですよね~。 私も始めて読んだときは「いいの!?これ」とか思いました。 絵漫画も続々出て、アニメになり、映画になり、でずいぶん慣れてしまっていたのですが確かに横溝正史さんに許可を取っていなかったら大変ですよね。