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バイク用のオイルについて
オイルの粘度はさまざまありますが10w-30とか15w-50とかありますが、数字が高くなるとどう違うのですか?あと、大排気量むけのオイル (ハーレーやGSX1400等)のオイルはどのようなものが良いのでしょうか?教えてください!
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a4w21037さん、こん**は。 まず、オイルの10W-30と言った粘度表示は、直接その数値が『使用環境の外気温』を示すものではありません。新たな都市伝説になりそうなので注意してください。 そして頭の10Wとか15Wといった数値は、Wが『WINTER』(冬用)の意味であり低温粘度を示します。対して後ろのWの付かない数字(30や50)が高温粘度を示しており、この低温粘度と高温粘度の二つには求められる性能が異なり、測定基準自体が異なるために比例した関係はありません。(20W-20というオイルがあったとしても、二つの20という数値が共通した粘度や性状を示す物ではないという事です。) 語弊もありますが、平たく言うとオイルは温度が低くなると硬く(粘度が高く)なり、温度が高くなるとシャバシャバに(粘度が低く)なります。 冬場に外気温が低くなると上記の様に、冷機時(朝乗り出す前のエンジンが冷えている状態)のオイルは硬めになっており、エンジンが回ろうとする際の抵抗になり始動性不良や、エンジン各部にオイルを供給するオイルポンプでの送り出し量の低下により潤滑不良を引き起こします。 10Wといった数値は、外気温が低い冬場でも低温時の粘度が硬くなり過ぎず、ある程度の粘度が確保されている状態を示し、確か0Wが-30度で始まり5Wが-25度、10Wが-20度と、低温粘度番号が5上がると、使用温度も5度づつあがり、25Wくらいまで規格があったと思います。 高温粘度については、先に触れた様にオイルが高温になると粘度が低くなります。走行中エンジンが回っていると温度が上昇していますが、オイルの粘度が低下すると、エンジンの潤滑すべき箇所にオイルがとどまりきれなくなり(油と水を立て板にかけると、粘度のない水の方が直ぐに落ちてしまいます)、油膜切れを起こして最悪エンジンの焼き付きを引き起こしてしまいます。 これを防ぐために高温時にも一定のオイル粘度が確保されている状態を示した物が30とか50と言った高温粘度です。ただし高温粘度は低温粘度とは違い、確か100度の一定温度状況下で剪断(せんだん)している(つまりエンジンが回転している状態を作りだした環境)状態での粘度によって規定されています。数字が大きいほど高温時の粘度が確保されている物となります。 a4w21037さんの質問にある大排気量向けのオイルとなると、やはり排気量が大きくなるとエンジンの熱的にも高くなる傾向があるので、高温粘度にある程度は気を配った方が良いでしょう。特に夏場は外気温も高く、水冷・空冷(油冷)問わず排熱効率が悪化してエンジン熱も多少高くなりますし、日頃からエンジンに負荷をかけた走り(ガンガン回して峠を走るとか、都市部の渋滞を低速で長く走るとか)が多いなら、予算の許す範囲で高めの物を選んでも良いでしょう。 低温粘度はお住まいの地域の冬場の外気温によって、始動性の不良(バッテリーの劣化などが無い場合で)が感じられたら、低めのグレードを選ばれるのが良いでしょう。 ただし、バイクのオイル選定については一概にオイル粘度だけではなく、APIの規格であるグレード表示(SE、SF、SG等)もありますから、古いバイクに使用する場合は、オイル規格等についても考慮した方が良いでしょう。
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- kazuof23
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10W-40などの表示の前半と後半の表示の意味は 前半:低温粘度μを表し、エンジンをs始動しても良い外気温の下限を表す指標。 0W:3250以下,-30℃ 5W:3500以下,-25℃ 10W:3500以下,-20℃ 15W:3500以下,-15℃ 後半:油温100℃のときの粘度の大小を表し、動粘度cStを示す。 20:5.6-9.3 30:9.3-12.5 40:12.5-16.3 したがってサーキットなど高回転を多用し油温の上がる使い方をする場合は後半の表示が大きいオイルを使うと良い。
お礼
ありがとうございました。
- gsbaka1150
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オイルの粘度は数字が大きくなると固くなるのは間違い有りませんが、No,1回答の様に「10W-30は気温10℃から30度で・・・」という意味では有りません。コレで言うと0度以下の気温では使えるオイルが存在しません、0W以下は有りませんから。 オイルの固さは排気量でというより車種ごとに決められていますから(取り扱い説明書に載っています)それを守れば間違いありません。考え方としては『空冷』だと熱の問題で各部クリアランスが大きく設計してあるのと作動温度が高目なのでオイルは固い物が指定される傾向があります。例えばハーレーやBMWの水平対向などは20W-50が指定です。 逆に『水冷』ですと最初からクリアランスがギリギリまで詰められているのでゆるめのオイルが指定される傾向があります。どちらも例外はありますが。
お礼
ありがとうございました。
- altiman
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10w-30は「気温が10度から30度の時に最大の潤滑性能を発揮する」という事で、粘度が低いオイルです。 逆に15w-50は「気温が15度から50度の時」で、粘度が高いオイルです。 もちろんこれは目安で、外れればすぐに壊れるわけではないですが。 使い方としては前者は春秋用で、後者は夏、冬とかは5W-から、と季節に合わせてオイルの種類を変えたりします。 例えば冬に15w-を入れればオイルの粘度が抵抗になって吹けあがりにくくなるし、 真夏に10w-30を入れれば油膜切れが頻発してダメージを与える可能性があります。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。とても参考になりました。