あなたと私の違いは、あなたが泣けるとか急展開を期待するのに対し、私はそこまでは求めていない点です。
簡単に言えば私の基準は、小説の完成度です。完成度の高い書籍をお薦めいたします。
(現代文学)
本谷有希子 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 講談社文庫
本谷有希子 江利子と絶対 講談社文庫
本谷有希子 生きているだけで、愛 新潮文庫
大江健三郎 取り替え子 講談社文庫
大江健三郎 さようなら、私の本よ! 講談社文庫
三田誠広 春のソナタ 集英社文庫
栗田有起 マルコの夢 集英社文庫
栗田有起 オモテ モル 集英社文庫
(近代文学)
太宰治 斜陽 新潮文庫(集英社文庫)
志賀直哉 小僧の神様・城の崎にて 新潮文庫
志賀直哉 清兵衛と瓢箪・小僧の神様 集英社文庫
夏目漱石 坊っちゃん 新潮文庫(集英社文庫)
夏目漱石 三四郎 新潮文庫(集英社文庫)
それが、私の完成度の高い作品リストです。なぜ、夏目漱石「こころ」がないかと言えば、私の好きな構成ではないからです。
簡単に完成度が高いとは、構造なんですよ。構成と話の筋が問題です。その私が取り上げた本は超高度な技法で書かれ、私のような変態でしかその良さが味わえない惨めな人間しか理解できません。普通の人が読めば、何だそれは!と思われるかもしれませんが、窮屈や苦しいや喧嘩売られたと思える内容の本が一冊でもリストアップされていれば、その私のお薦めはヤバいレベルの本なのです。
お礼
お礼が遅くなってしまいすいません。 どちらともぜひ読んでみたいです!! 回答ありがとうございました!