今月のステレオ雑誌に電源を変えた場合の実例が記事ででています。
この話はオーディオに興味が無い方には懐疑的にとらわれている方や、電源の容量的な視点(電気工事士的)な視点から言われる方など様々です。
電源を変えると音が変わるのかということでは確実に変化します。どのように変化するのかは一般の定量的な表現では難しいかもしれません。
ただ、とのように変わるのかについてはもう少し明確に表現すべきと考えています。
電気的に見て行くと
1.各家庭までの配線状況と地域の電気使用状況
2.家庭の引き込み口から機器までの配線状況
3.コンセントから機器までの配線状況
4.使用機器の問題
が有ります。
その他の視点として、雑音が乗っているかなどの状況(インバーター機器からは必ずでています)、使用勝手によるコモンノイズやアース電流が循環している場合などが推測され、一般の電気機器を使用するには問題ない範囲で有ってもオーディオ的にはそれらを整備することで音が変わるといえます。
個々の場合には、その装置がおかれている上記条件の大小や有無により何を変えるのかにより影響の度合いも異なります。
オーディオと言う装置は、高価なものになるほど(趣味性高いものなので、金額と内容とが比例しているとは言い難い)神経質と思います。また、人間の耳は案外繊細で(人の声を聞き分けられることからも)定量的に表現出来ないことも区分けできていると思います。
一番問題なのは、思いこみ的な表現、オカルトとまでは言いませんが、そのような雰囲気がオーディオマニアの世界には有るように感じます。
一般家庭内の配線は照明とコンセント回路が一緒になっている場合が多い。電気容量的には問題ないとしても、多くは1.6ミリのFケーブルかIV電線で配線されていることが多い。また、それらの回路も個別でなくいくつかに集合されて配線されています。やはり、屋内配線を改善すると下記のことからも効果が期待できます。
当方は電気関係を生業としていますので、コンセントを明工社の医療コンセントに交換したら音の出方が厚くなり、ピアノの音が明確になったような感じでした。
中間コード(自作で線材が太いもの)に交換したら、音にメリハリが増しました。
中間コードにフィルターを入れたらSN比が上がったようですが音はこぢんまりになりました。
現在は、途中に絶縁トランスを入れて、CDなどの装置にはフィルターを通して給電しています。
雑誌等では驚くほど高価な製品が記載されています。それぞれの意味は有るのでしょうが、私にはそれを試すべき状況には有りませんが、それらも含めて楽しむのが一般のオーディオを趣味としたものの宿命かもしれません。
お礼
説得力のある御意見です。 ようするにまだ理由ははっきりしてないが明らかに変わる事だけは言える、という事ですね。 値段に比例するかどうかはともかく… 今後の参考にさせていただきます。 貴重な御意見ありがとうございました。