- ベストアンサー
閉塞的な空間での会話や心理主体の小説
閉塞的な、例えば一つの部屋、一軒の館、広くても一つの村くらいまでの空間の中で起こる小説でお薦めのものがあったら教えてください。 密室劇と分類するのでしょうか。 例として・・・ 小説・・・岡嶋二人の「そして扉が閉ざされた」 映画・・・「十二人の怒れる男」 などです。 お芝居の舞台では一幕ものってたくさんありますよね。 それの小説版というか・・・。 自分はもともと推理小説が好きなのですが、一つの館に何人かが集まって一人ずつ殺されていく・・・というようなものは、たくさん読んで来ました。 そういうものではなくて、限られた空間、限られた人数で、シリアスな小説ってないでしょうか? 登場人物が2人きりで、スリリングな会話の応酬や心理の綾が主体となったもの・・・分かり易く言えば、1人がああ言えば、もう1人がこう言う。そしてまた、言い合いや心理合戦が始まるといったような・・・。 法廷ものや、医学もの、討論的なもの(例えば、原子力発電の是非、脳死判定の判断基準、他人の愛し方の違いを絶対的に譲らずに語り合うとか・・・)、俗にいうミステリ以外だったら、どんなものでも構いません(法廷ものもミステリですが・・・(^^ゞ)。 答えの出ないものへの、執着というか、信念というか、違った考えをもった者同士の綿密な濃厚なやりとりって面白いと思います。 自分が上げたような内容以外でも、これはお薦めという作品があれば教えてください。 自分の意思がうまく文章になっているかどうか不安ですが、皆さんの回答を心よりお待ちしています。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
お礼
回答ありがとうございます。 お勧めいただいた本、すべて面白そうですね。 調べたら、グレアム・グリーンって、あの「第三の男」の原作者なんですか。 全然知りませんでした。 すべての作品が未読ですので、今から読むのが楽しみです。 ちなみに、無学を晒すようで恥ずかしいのですが、書かれている「歴史的な神学論争」って、自分には良く分からないのですがどういったものなのでしょう? 異なった宗教信者たちの間では戦争など堪えませんし、そういう論議にも興味があります。 漢文の知識は皆無ですので、同じような内容の、初心者でも分かり易い小説形式のものってあるんでしょうか? また、普通に暮らしていた人間が、巧妙な勧誘などにより徐々に新興宗教にはまっていく・・・というような内容の小説があるなら、人の心の揺れ動きの妙にも興味があるので、良い作品をご存知でしたら、是非教えてください。 よろしくお願いします。