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子宮頚部異形性と高リスク型HPVの有無
彼女が子宮頚部異形性になっています。 ということは高リスク型HPVに感染したことになると理解しています。 異形性が直るまでは、その原因になった高リスク型HPVも生き延びているということなのでしょうか? 異形性が直れば、原因になった高リスク型HPVもいなくなったと理解してよいのでしょうか? それとも、現時点での高リスク型HPVの有無は検査しないと、分からないのでしょうか?
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産婦人科ではありませんが、医師です。 なので回答の自信は一応「参考意見」ということにしておきます。 子宮頚部異形成はいわゆる前がん状態ですので、実際にがんになるのはさらにその25%程度という報告があります。HPV感染はほとんどの女性にあるといわれており(90%という報告もある)、100種類近くあるHPVの中では16型、18型ががん化を促進するといわれています。 HPVはDNAウィルスですが通常は自然免疫力で体外排除されるので、軽度異形成であれば経過観察になります。HPVの消失とともに異形細胞も消失します。中等度~高度異形成の場合は円錐切除術などの手術が適応になり、これで完治します。 ご質問の > 異形性が直れば、原因になった高リスク型HPVもいなくなったと理解してよいのでしょうか? に対しては「はい、その通りです」というのが答えです。 いずれにしても、異形成からがんになるまでには平均十数年の時間が必要とされていますし、疫学的によく解明されている領域であり十分に予防が可能な疾患ですので、心配には及びません。
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- sodenosita
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>異形性が直るまでは、その原因になった高リスク型HPVも生き延びているということなのでしょうか? >異形性が直れば、原因になった高リスク型HPVもいなくなったと理解してよいのでしょうか? HPVは正常な細胞にも潜んでいるようですので、異形成が治ったとしても感染は持続している可能性もあります。 消失したところで、また再感染することもありうるようです。 >現時点での高リスク型HPVの有無は検査しないと、分からないのでしょうか? おっしゃる通りです。また、すべての異形成が高リスク型HPVが原因と言いきれないことも事実です。
お礼
ご回答ありがとうございました。 HPVは正常な細胞にも潜んでいるんですね。 認識を新たにしました。 掲載いただいたURLのホームページを見ました。 詳しい内容が分かり易く掲載されており、よく理解できました。 ありがとうございました。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。 余り心配することはないようですので安心しました。