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おすすめの詩集を教えてください
谷川俊太郎のトロムソコラージュを読んで 詩の世界に、はまりました。 この作品のように、一作品の文章が長めの詩集で お勧めがあれば教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
いくつになっても谷川氏、衰えないし枯れませんね。 驚くべきことだと思います。9月にも新詩集『詩の本』上梓されています。 01◇宮沢賢治「小岩井農場」(詩集『春と修羅』)パート九まであります(五、六、八は欠)。 http://why.kenji.ne.jp/haruto/122koiwa.html 02◇金子光晴「鮫」(詩集『鮫』) 質問者さんのお好みに合うかもしれません。 03◇西脇順三郎 『失われた時』『えてるにたす』 後の世代に大きな影響を与えた長詩二つ。 04◇田村隆一「言葉のない世界」(詩集『四千の日と夜』) 05◇同じく 「恐怖の研究」(詩集『田村隆一詩集』) 「10」からカウント・ダウンしていきます。 06◇宗左近 詩集『炎える母』 なすすべなく母を目の前で喪った癒えることのない痛恨の連作詩集です。 07◇入沢康夫 『ランゲルハンス氏の島』 28編からなる一見物語風な物語でない散文詩です。 08◇同じく 詩集『わが出雲・わが鎮魂』 自註も詩のうち。実験精神に富んだ名詩集の一つと言われています。 09◇鈴木志郎康 詩集『声の生地』 極私的な視点にこだわった長い詩がいっぱい入った詩集です。 10◇川上未映子 『先端で、さすわさされるわそらええわ』 長めの散文詩いくつかで構成されています。彼女の小説と同じノリで読めると思います。 01~03は岩波文庫などの、それぞれの詩人の名を冠した詩集を当たってください。例「金子光晴詩集」 04~08は思潮社の現代詩文庫を当たってください。なければ古書店か図書館です。 09は出版社:書肆山田 2008年刊。 10は出版社:青土社 2008年刊。 ほんの一例です。なるべく有名な詩、著名な詩人で挙げてみました。 もちろん、私のたまたま知っている狭い範囲に限られることですが。
お礼
ありがとうございます。 とりあえず宮沢賢治と金子光晴から漁ってみようとおもいます。