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共産主義の限界と妥協点について
発端は忘れましたが(確か日本共産党の話からだったと思いますが)知り合いと共産主義がどういうものか等を少し話してみて互いに無学である為に途中で混乱してしまったのでここで質問させてもらいます。 現在歴史上で共産主義体制をしいた国家はことごとく国家の運営に失敗しているように思いますが(思い込みかもしれません)、これは共産主義というシステムそのものに限界、或いは欠点があるからなのでしょうか? もしその場合はその限界・欠点がなんであるかを教えてください。 個人的には「人間と言う生き物の欲」なのかなーとは思いますが、中国や旧ソ連を見る限りなんだか違うような気もします。 また現代社会において共産主義の理念というはどの程度まで実現可能なのでしょうか? その妥協点(?)はどの辺りまでなのでしょうか? やや抽象的な質問で申し訳ないです。
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- nourider
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共産主義は理想論ではありますが、人間はそれを実現できる動物ではありません。資本を平等にすれば幸せも平等になるという幻想を追求しすぎてしまったのが失敗であると思います。 人間というのは嫉妬を持った生き物ですから、収入が同じでも幸せまで同じには感じないのです。 共産主義的思想自体は社会保障制度などの根幹ですからいいものだと思いますが、共産主義原理主義的になるとそれは人を幸せにする制度ではなくなってしまうと思います。 映画「スターリングラード」でも観てください。
- lv4u
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>>現在歴史上で共産主義体制をしいた国家はことごとく国家の運営に失敗しているように思いますが(思い込みかもしれません)、これは共産主義というシステムそのものに限界、或いは欠点があるからなのでしょうか? そうです。 >>もしその場合はその限界・欠点がなんであるかを教えてください。 共産主義は結果平等のシステムです。才能ある人、努力する人も、無能な人も、サボりの人も働く人々は同じ報酬になります。ある人の仕事上の成果を評価して、特別な扱いにすると「おかしいんじゃない!」と嫉妬の原理で、残りの人がひきずり下ろそうとします。あるいは、「皆で、さぼろーぜ!」の世界になります。 また、現実問題としては、どうしても共産(社会)主義支配体制の支配階級と、そうでない被支配階級で、権力や経済的な面では、資本主義社会よりも大きな差が生まれるようです。 上のことの他にも、いろいろな問題について(資本主義でも同じですが)共産主義社会の国民は不満を持つ人が出ます。しかし、そういう不満分子を放置すれば、共産主義システムの崩壊になってしまいます。なので秘密警察のような組織を創設して、国民をガチガチに管理し、それでも逆らう人々は、強制収用所送りか死刑です。これは、自然法則のように、共産主義・社会主義の帰結のようです。 ただ、マルクス主義で有名なマルクスも、「世界に広まったマルクス主義は、マルクス主義ではない!」と言ったこともあるようなので、彼が本来思っていたものとは違ったようですが・・。 まあ、国で考えると難しいですが、会社レベルで考えてみれば、「がんばる社員の揃った会社と昼間からキャバクラ通いの社長以下、みんなサボりな社員の揃った会社」では、どちらが進歩・発展するかは誰でもわかりますよね? 自由主義・資本主義は、「がんばって成果を出した人が報われる社会」です。なので、資本主義が共産主義に勝つのは当然の結果です。ただ、そのまま弱肉強食のルールを適用すると、弱者が悲惨な状況になるので、共産主義の思想を資本主義も一部取り込んで社会福祉などのシステムを構築しています。 歴史を振り返れば、イギリスが資本主義から福祉重視の社会になってゆき、「英国病」にかかり、国の力が落ちていったとき、「自力更生!」を掲げて、国民の大反対を振り切り、福祉を切り捨てたサッチャー首相の「英断」で、英国が再び力を取り戻したことは、わかり易い事例でしょうね。 ちなみに、民主党は日本を中国支配下に置くのが目的のようですから、その動静に注意していないと、日本の社会が共産主義・絶対主義化して、大変なことになるでしょう。
- iyaa
- ベストアンサー率13% (4/30)
聞いた話なのですが、 ソ連などが失敗してしまったのは、周りの、他の国が資本主義国だったためという理由もあるそうです。 資本主義国(アメリカなど)と、 特に軍事力などで張り合わなければならなかった為、 (張り合わなければ、すぐさまアメリカなどに国を乗っ取られる。) ソ連の中で、かなり“無理”が、生じてしまったからだ、 と聞きました。
- kawasemi60
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提供能力が飽和している物品とサービスだけが実現可能です。 たとえば空気や水。 少しでも不足すれば公平分配は不可能となります