今や、メルセデスのスポーツモデルのようになりましたし、AMGを見る機会も多くなりましたが、メルセデスとは別物です。
AMGを英語読みして「エー・エム・ジー」と呼ぼうが、ドイツ語読みして「アー・アム・ゲー」と呼ぼうが構わないと思います。
「アー・アム・ゲー」ってとても言いにくくて、続けて言うと「アー・マー・ゲー」になりますよ。言葉って変わるものですから…。
本国では、内外装やボディカラー、エンジンチューン、装備までリクエスト可能であり、ホワイトボディから組み立てる「ポルシェ」と「ルーフ」に使いイメージですね。
ですから、性能は同じ時代のポルシェを完全に凌駕しています。
例えば ライトスポーツのSLK55AMGの場合、5461cc 422ps/540Nm の性能で、同じオープンスポーツのポルシェボクスターSが3400cc 315PS/360Nm です。
別物という点では、エンジンブロック、ピストン、クランク、カムは専用設計であり、サス、ショック、ブレーキも専用または上級メルセデスのキャリーオーバーです。
例えば、R170のSLK32の場合、キャリパーには「AMG」の記載が有りませんが、車重2tのCL500のブレーキを前後移植しており、ノーマルのR170と比較すれば、全くディスクの径が違います。車重1.4tの車にです。
ついでに言えば、AMGのエンジンは、マイスターと呼ばれる職人が1人1基を最初から最後まで責任を持って組み立てています。
内装から外装、性能、そしてこだわりまでまるで違うのがAMGです。 当然、所有する喜びも全く違います。