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日本と海外での差
- 日本と海外での生活の違いについて
- 日本とカナダの生活環境の比較
- 日本と海外での社会の違いとは何か
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ひところ、さして長期ではないものの、私もパリで過ごしていて同じ感想を抱いたものでした。 何を着ていようが、余程目に余るほどでないかぎり人がじろじろと気にする風でもないし、何かを食べながら街を歩いてもちっとも変でもない。 夜は早めに店仕舞いする街中のキャフェとまるで対象のような盛り場の深夜大音声のディスコやライヴハウス。駐車違反にはとても厳しいパリなのに、他の通行に邪魔にならないかぎりは二重駐車しても切符を切られないし、前後反対に駐車しても叱られない。 背景に何があるのでしょう・・・? たぶん、たぶんではあるけれど、彼らは農耕民族ではないということじゃないかと思うんです。そして、日本人はまさに瑞穂(稲)の国に住む農耕民族。 農耕民族は当然のことながら農耕で生活を支え国を維持しているわけです。でも農耕はひとりの能力でまかなえる仕事ではありません。自然、多くの人たちがムラを作り、互いに力を貸し合い協力し合うことが欠かせません。 それゆえに、いつしか人々の間にいろいろな規範といったものが芽生え育つことになったのでしょう。そうしたコミュニティでは、ああしてはいけない、こうしてはいけないと、さまざまなタブーを作り、禁欲的なまでの規制感覚で持って、人々は互いにあまり飛び抜けた行動を慎み合って、協調の基礎になる「和」を保ってきたのだと思います。 そうした日本では、すっ飛んだファッションだとか、物を食べながら歩くような行動はもってのほか、すべて穏やかで和を乱さないという、みんなが作り上げた規範に反するものとして、白い目で見ることによって押さえつけながら規範を守ってきたのだと思います。 でも、彼の地では違います。狩猟民族や遊牧民族の人たちは、自分は自分、まず自分ありき、自己があって世界が存在します。でも、そのために人に迷惑や不快感や、奇異な印象を与えるのは彼ら自身の頭の中にある彼らなりの規範に反する行為、となれば、そこには正しくしっかりした自分なりの規範が欠かせない・・・。 つまり、日本人と欧米人、こうした考え方の出発点から違っているのでしょう。 彼らは、すべては自分の責任、そして自分自身が規範、基本的には何をしても自由、ただし、それが他人に迷惑にならないこと、不快感をあたえないこと、全体の雰囲気を壊さないことなど、こちらはこちらで自分自身を正しく管理できる能力を求められていると思います。 ただひとつ誤解してはならないのは、農耕民族には協調の基盤となる規範があるのと同様に、彼らには彼らなりに、やはりマナーという厳しい規範があることです。ムラを形成せず、ひとりひとり違う自己規範を持つ彼らには、やはり彼らなりにスムーズな関係を保つための共通規範として、マナーというものが自然発生しているからです。 何を着てもいい・・・という自由の反面、しかるべき場所ではしかるべきプロトコールだとかドレスコードに従うという自己判断、そして自己管理に基づくマナー意識が求められますし、その結果によって厳しく人柄を評価されることにもなります。 でも、自分自身が、そうした感覚や環境を理解して、ちゃんと自分を正しく管理できていさえすれば、あとはとても自由。そして、そこには日本では味わえないほどの開放感があるのだと感じていました。
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- mercury1
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たまたま、カナダですが民族が違えば考え方も変わるでしょうから、居心地の良さ悪さの感じ方が異なってくるでしょう。 日本人は回りに同調する傾向があり、それで安心している面がありますから、okwave512さんには住みにくいのでしょうね。 カナダの個人主義的な風土があっているのでしょう。 視線を感じないのは他人をジロジロ見るのはいけないと教育されているのかも知れません。 記憶が曖昧ですが、イスラエルでは他人をこれでもかというくらい見つめるらしいです。okwave512さんには住めないでしょうね。 気になったのは、 >日本と大きく異なる良い部分も多く感じます。 と書いて、例の中に >他にも、街中で個人経営のバーが店全面を全部開いて、深夜に爆音で曲を流しています。日本で同じ事は難しいはずです。 と挙げてある点です。これは言語道断と考えます。 これを良い点と考えるokwave512さんのような人が日本からひとり減ったことを安堵致します。帰国されないことを望みます。
お礼
確かに流行りの服装とか、周りに合わせて安心してる部分ってありますよね。それ言われてみて再確認できました。 カナダでの生活は、良い面も多くあり、不満があれば帰ればいいだけと考えています。 >>okwave512さんのような人が日本からひとり減ったことを安堵致します。帰国されないことを望みます。 そんな、僕は日本に帰りたいですよ。ビザが切れる前に帰国します。
お礼
ありがとうございます。 まだ半年しか住んでないので、付き合う人間もそこまで広くないですが そういう考え方があるんですね。面白かったです。 日本の「和」が染み付いてる自分は、どんなに頑張ってもカナダの色には染まれない、染まらない自分がいる事に気づきます。