テントの代わりに使おうと考えているのなら考え直した方が良いです。
「シェルター」とは遭難時、野ざらしで夜明かしなどしたら死んでしまうような状況下で命をつなぐために最低限の生存空間を得る性能を持たせた家型の雨具だと思っていただければ良いです。
なので、もちろん快適性などは最低限しか確保していませんし、何度も使っていれば雨もりの可能性もテントに比べれば高くなります。
・カタログには「テントでは有りません」とありますが、どうちがうのでしょうか?
▼なにより、軽量化優先で作ってありますのでポールもなければフライシートもありません。当然、それらがないことで失われる快適性は補填されていません。
・底面が開くようですが、漏水の可能性は?
▼当然、水が底面に浸入したら内部まで浸水してきます。これはいざとなった時カッパとしても使えるようになっているためにこうなっています。
・フライなしで風雨の影響は?
▼当然フライで守られているテントに比べると耐水性も弱いです。シェルターですので風雨に弱ければ雨のかかりにくい岩陰に設営するなど、テントとは設営地の選定からして違います。
さらに、フライと言うのは風雨を防ぐだけでなく、フライと本体の間に空気の層を作って内部を保温する意味合いもあるのです。それがないという事は、当然保温能力も弱いです。
・結露の具合は、エアライズなどと比べて?
▼ゴアテックスのような特殊素材でも使ってあれば別ですが、前述のようにフライによる内部保温性能が期待できませんので結露具合はエアライズなどとは比較になりません。
補足
ライズ1を実際に利用された方のご感想をお待ちしています。