- ベストアンサー
仏壇選び。お店の意見はどこまで?
父が他界し、仏壇店を何店か見に行っています。 お寺さん(お西)は、「金仏壇がこの宗派の仏壇です」と仰っていましたので、なぜ「金仏壇」なのか、その理由を聞いたり調べたりして少し勉強もしております。 しかし、仏壇店の営業の方は、あまり「金仏壇」にこだわることなく、私たちの希望するもので良いと言います。 そして、今のお寺さんは昔ほど、どうしても金仏壇を・・・と言わなくなっていますよ・・・とも言っていました。 私としては、マンション生活で仏間や和室が無いので、家具調仏壇の金色の部分が一部でも付いているものにしようかな・・・と思っているのですが、宗派の勉強をすればするほど、「金仏壇」から離れると仏様を粗末にしてしまうのではないかな・・・?と、迷ってしまいます。 もう四十九日まで時間が無いので、早急に仏壇をお迎えしたいと思っております。 仏壇店の営業トークのままに、なんでもかんでも現代風にしてしまっても大丈夫なのでしょうか? もし出来ましたら、お寺さん関係のご意見も頂戴できると幸いに存じます。 宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ご愁傷様です。 お父様の往生されましたお浄土は、阿弥陀如来の仏国土でありアミダ(無量の智慧と慈悲、無量の光と命)という世界なのです。仏説阿弥陀経にもございますように、無量の光輝く世界で光の仏様の仲間入りをしたという味わいになります。 従いまして浄土真宗では、ご本尊の阿弥陀さま〔南無阿彌陀佛の六字名号または方便発法身の尊形)を光り輝くお仏壇(お内仏)にご安置申し上げることにし、また光輝く世界に手を合わさせていただくというように金仏壇を用いることが多くなってきたという歴史があります。 さらにお仏壇は家庭内におけるようにしたミニチュアのお寺の本堂であります。 仏教徒ですから、本来毎日お寺に詣でてお参りが出来れば良いのですが、それも出来ませんので、家の中に自分の家専用のお寺の本堂と同じ空間を作ったというものです。ですから、飾付けもミニチュアの仏具ですがお寺の本堂といっしょです。(小さい分、略しますが) お寺の本堂と仏壇は、大きさこそことなりますが、宗教的意味合いからはまったく同じものなのです。 その上で、真宗の仏壇は本格的なものはそれぞれのご本山の本堂を模して造ってあり、浄土真宗本願寺派用という仏壇は本山の本願寺(通称・西本願寺)の本堂をミニチュアにした形になっています。(お東の場合には真宗大谷派真宗本廟・通称東本願寺を模しています。) 仏壇店さんは正に営業トークで、買ってさえくれれば何宗のものであろうが、あとでお寺さんが怒ろうが何でも良いというお店もありますので確かに注意は必要です。浄土真宗にある程度詳しい仏壇店であるかどうかは、仏具が置いてあるかでわかります。本願寺派(お西)用の青磁の土香炉が置いていないとか、輪灯や瓔珞が置いていないとか、金燈籠を聞いても各宗派共用みたいないい加減な商品を薦める店では浄土真宗の仏壇は購入しない方がよいです。買わなくても良いですが、出来れば三具足・五具足も本格的な六角菖蒲型宣徳色の仏具が置いてあるなら本格的な真宗の仏壇取扱店でしょうね。 木像本尊を薦めてくるお店も論外です。お寺では認めない高い商品を売りつけられているだけですのでそういう店もパスです。 家具調仏壇の金色の部分が一部でも付いているものというのが見ないと解りませんが、現代仏壇の容認具合は各住職の判断でかなり異なっています。なお、家具調のものの一部は、最低限必要なご本尊と脇掛けの三幅の掛け軸のご安置が出来ない浄土真宗には不適切な製品もあります。これを購入してしまうと致命的です。本山から下付されるご本尊等の30代、50代の大きさ等を事前にメモして測ってから購入した方が良いです。
その他の回答 (1)
- kohune
- ベストアンサー率21% (101/472)
金のない、黒檀の仏壇を買い求めました。 お寺さんの仰ることはもっともかもしれませんが、完全な仏教徒ではない私たちにとって、大事なのは、故人を偲び、手を合わせることだけではないでしょうか。 ご自身のご希望のままでいいのですよ。 特に引っ越すのですし。 住むところ変わるだけで大きく違うのに、そのたび、仏壇は買いかえれません。
お礼
kohune様 ご回答どうもありがとうございます。 kohune様は黒檀のお仏壇をお迎えされたのですね。 私も父が安心して成仏してくれさえすれば・・・と最初は思っていましたが、宗派やしきたりなど多少勉強すると、軽視していいものなのかな・・・と、とても悩みました。 今回はお寺さんの仰る金仏壇の意味も理解出来ましたが、私たちの予算等、現実的な問題もありますので、その辺も考慮しながら決めたいと思います。 どうもありがとうございました。
補足
amida3様 ご回答どうもありがとうございます。心より感謝申し上げます。 今日、お寺さんが来て下さったのでいろいろ伺ってみましたところ、家具調仏壇は「家具」なので、仏壇内に金色が付いている・いないに拘らず、「仏壇ではない」と言うご意見でした。 実際に現代仏壇のカタログも見て頂きましたが、amida3様が最初にご説明下さった内容を再度お話して下さったり、今の流行りを追うよりも、昔から変わらない仏壇にした方が良い・・・と、容認は頂けませんでした。 こちらは北海道なのですが、今来て下さっているお寺さんは、地方のお寺さんで、来年には北海道内の都市部に引っ越す予定です。 なので、お願いするお寺さんも変わってしまいます。 「都市部のお寺さんは、地方のお寺さんのように仏壇の形は強くこだわらないから現代仏壇でも大丈夫」と仏壇屋さんは言っています。 amida3様のように東京のお寺さんも金仏壇を強くお勧めしていらっしゃいますか? それとも、現代仏壇も容認されていらっしゃいますか?