全く同じ仕組みのPentium4同士で周波数を比較すると3.6GHzは1.8GHzに対して2倍の性能を発揮しますね。ただ、現実にはそう単純でもないのですけどね。
分かりやすく言えば、部屋から部屋に移動する際にその扉が何度開くかを意味します。そこに情報がのっているかどうか、適正な命令があるか、そして処理が正確に実行され完了するかはカウントされませんから、命令の実行回数ではありません。あくまで、情報を送る速度で、有効命令の発効はさらに複雑な計算式を元に割り出されます。
以前はCPUの種類が少なく周波数=性能としてみられていましたが近年はそういった見方はほとんどされていません。
ちなみに、同じPentium4でも1.8GHz時代のものは、2種類ありました。Willamette(ウィラメット)と、Northwood(ノースウッド)と呼ばれる製品があり前者と後者では同じ周波数でもNorthwoodの方が僅かに高速になります。
Pentium4では、4度の設計更新が行われており、機能や能力もその都度変更されていますから、3.6GHzが必ず2倍の性能を発揮する訳ではないのです。まあ、特にPentium4は最適化がなされてないソフトではPrescottと呼ばれる世代でNorthwood世代をクロック当たりの性能では下回るというケースがありましたから、複雑です。
尚、最新のCore2プロセッサやCeleron、Core i7/5プロセッサは、その構造がPentium4とは全く異なります。いくつかの命令を予め最適化し混合して処理するMacroFUSIONやそれを64bitに最適化したMacroFUSION64を搭載しており、性能を引き下げる最大要因であったメモリ帯域も大きく引き上げられていますから、Core系のプロセッサならシングルコアの1.2GHzなどの低いクロックのものでさえも、1,8GHzのPentium4より高速に稼働します。
最後に、人が速度が変わったと感じる最小値は、約15%以上動作が改善した場合とされています。例えば、周波数が10%上がっても多くの場合は快適で、満足できる結果だと感じにくいのです。15%上がったときにとりあえず差を感じることはできる程度に感じるようになります。ただ、満足行くラインはもっとそれより高いところにあります。
まあ、パソコンを買い換えるというのであれば、Atomプロセッサ搭載を買わなければ最新のPCはPentium4より高速です。
お礼
返信おそくてすみません。 わざわざ例えまでだしていただいてありがとうございます。 買い換えてみようかな~と思います