ストレージコントローラーカードは
故障したときの入手性が高いものがいいです。
Linuxの場合は、元々、一般的なもののほとんどが
標準で取り込まれたドライバーで動作しますが…
カード交換時に面倒なトラブルがおきる例が無いわけではありません。
具体例は思い出せません。
ただし、起動用としては、手間が増える可能性が少し高い。
ちなみに、Linuxにおけるデバイスドライバーのほとんどはカーネルのソースに含まれ
カーネル内蔵ドライバーかカーネル外部のドライバーモジュールかを
選択してソースからコンパイルしたり、それらを組み込んだ起動用RAMディスクイメージを作ったりします。
起動用でなければ、ほとんどの場合、特に作業が必要ということはありません。
これらのドライバーは特定のカードに対してのものではなく
拡張カードやM/B上のコントローラーチップのドライバーとして作られます。
そのため、同じコントローラーを持つものは同じドライバーで動き
結果的にほとんどの製品に対応できるOSとなっています。
(Windows等ではカードごとのドライバー供給という形式のために不便なことがあります)
なお、近年のHDD接続用の拡張カードでは、RAID機能付きを謳うものが一般的です。
しかし、これらはBIOSでのサポートがあるだけで、RAID処理自体はソフトウェア処理で
性能面でも効率面でも、決して優秀なプロダクツではありません。
高価で発熱も多い、高性能のハードウェアRAIDカードと区別するために
フェイクRAIDと呼ばれています。
純正のLinux用ドライバーとか供給していなかったりしますから
Linuxでの製品選択では、そういうのは気にしないほうが気楽です。
LinuxでRAIDの必要を感じた場合には
LinuxではフェイクRAIDのように、特定ハードウェアに依存することなく…
柔軟にRAID0,1,5,10等を実現するmdドライバーが用意されています。
極端な話、RAID機能を持たないM/B上のPATAポートと
PCIのRAID0,1対応のSATAカードのポートを混ぜて
ソフトウェアだけでRAID5や10を構成できるのです。
(SATAカード故障で、混成RAID5を数週間問題なく利用したことあります)
残念ながら、新しいコントローラーについては、ドライバー自体はあっても
Fedora9に含まれない可能性はあるので、Fedora9公開前から存在するような
長期販売されている製品を選ぶのが吉だと思います。
そういったものは近所でも入手しやすいはずですし
生産上の品質の不安も少ないと考えられます。
もっともFedora9をこれからも使いつづけるのはアレなので
新しいFedoraやCentOSなどを考えるべき時期かもしれません。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。 とりあえずカードを購入したいと思います。