この写真を撮るとき自分に対して太陽はどの位置にありましたか?
空を青く見せるフィルターとして有名なPLフィルターを
使うときのセオリーとして、
「午前10時ごろから午後3時くらいまでの間で
太陽と撮影者の位置を結んだ直角方向を
見上げたあたりの青空に最も効果あり。」
とされていますが、実はこれはPLフィルターを使わないときでも
青空を青く見せるには、このセオリーを守らなくてはいけません。
逆光や半逆光では空気中の水分やちり・ほこりに太陽光が
あたると乱反射を起こし、綺麗な青空には見えません。
逆光でなくとも、空気中の水分が多いときややちり・ほこりが
空気中を多く舞っているときなどは、順光でも青く見えなく
なることがあります。
写真の画像についてですが
>ほんとうはグレーや薄いブルーなどの模様があったのですが、
いわゆるうす曇よりも天気がよくまだらに青空が見えている状態ですよね?
このような空の状態では、林の部分の露出を犠牲にして
空に露出をあわせなければ、青い色は見えてきません。
写真では、中央部分の林の緑色に露出があっているようです。
これが、秋の雲のはるかに高い青空とか夏の青空とかで
先に示した条件に当てはまる方向に向き、
その上で青空に露出をあわせて、青空らしい青空に写ります。
では、中央部分の林の緑色を犠牲にせず、綺麗に出るように
するにはどうするか、ということですが、光をカメラ側から
補うしかありません。
フラッシュを使うとか、露出補正するとか。
でも、こんなカメラから離れた被写体にフラッシュの光を
あてようと思えば、プロが使うクラスのガイドナンバーの大きい
フラッシュをフル発光に近い形で焚くしかありません。
それと、示された写真では、画面の中での空が占める割合が
全体の半分以下なので、通常の平均測光のカメラでは
林の方のディティールを出すために、こちらに露出をあわせようとします。
逆に、空を占める割合が多くなれば、林の部分の露出を犠牲して
空の部分に露出をあわせようとします。
青空の部分を綺麗に出したければ、青空の部分で露出をはかり
その露出でシャッターを切らなくてはいけません。
お礼
おおっ詳しいご説明ありがとうございました! やっぱり竹と空両方きれいに出したいと思うと、照明を使うしかないようですね。 露出補正についてはこれから学んでいきたいと思います。 ありがとうございました~~