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東武鉄道岩槻町駅および川越町駅などの読み方について
私は日本の鉄道駅の情報を集めていますが、特に戦前の駅名の読み方が文献等に掲載されていないため、約280駅の読み方が分かっていません。そこで、 (1)東武鉄道野田線岩槻駅の改称前の駅名「岩槻町」駅の読み方を教えてください。 (2)東武鉄道東上線川越市駅の改称前の駅名「川越町」駅(六軒町→川越町→川越市)の読み方を教えてください。 (3)東武鉄道大谷軌道線の「芳原」および「弁天山」駅(停留場)の読み方を教えてください。
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北総鉄道岩槻町駅では「武州鉄道岩槻駅(廃線・廃駅)」が、東上鉄道川越町駅では「川越鉄道川越駅(現:西武新宿線本川越駅)」が、共に既に開業していた事から、市町村名にしたものと思われます。 ●岩槻町 いわつきまち(市町村名) 1889年(明治21年)4月1日:町村制施行により岩槻町 1924年(大正13年)10月19日 : 武州鉄道岩槻駅開業 1929年(昭和4年)11月17日:北総鉄道岩槻町駅開業 1929年(昭和4年)11月22日:北総鉄道→総武鉄道に改称 1938年(昭和13年)9月3日:武州鉄道廃止 1939年(昭和14年)6月10日:岩槻町駅→岩槻駅に改称 1944年(昭和19年)3月1日:東武鉄道と合併 ●川越町 かわごえまち(大和町駅や坂戸町駅・小川町駅と同じく市町村名) 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により川越町 1895年(明治28年)3月21日:川越鉄道川越駅開業 1914年(大正3年)5月1日:東上鉄道川越町駅開業 1920年(大正9年)7月22日:東武鉄道と合併 1922年(大正11年)12月1日:市制施行により川越市 1922年(大正11年)12月1日:市制施行に伴い、川越町駅→川越市駅に改称 ●六軒町 ろっけんまち(正式な駅名ではないので、正確なところは不明です) 当時の住所表記は存じませんが、川越市駅の住所は「川越市ろっけんまち1-4-4」です。 http://www.yu-bin.net/pc/code/11/3500041.html もうご承知でしょうが、東上鉄道の昔から東上線では公式に「六軒町駅」はありません。 http://www008.upp.so-net.ne.jp/tojo/konjaku-18.html 地元の(駅周辺の)住民にとっては、徒歩圏内で「かわごえ」と名の付く駅が増えたことにより、駅設置場所が分かり易い呼び名である「六軒」を便宜的に使用していた、と私は思っています。 (建設予定時から六軒の停車場と呼んでいたと想像します) ちなみに、現在の川越市中心部で「川越市駅」は「しえき」で通じます。 タクシーに乗って「市駅まで」と言えば「川越市駅」へ行ってくれます。 但し、地元の通称であるが故に、東上線沿線で「しえき」と言っても、「川越市駅」と解釈してくれる人はマズいません。
お礼
詳細なご回答ありがとうございました。特に、○○町駅は「○○まち」と読むか「○○ちょう」と読むかで悩んでいました。また、中央書院の「駅名事典」の読み方も間違いがあり、100%の信用ができません。 川越市駅については、ご指摘のとおり六軒町→川越町→川越市の資料も散見されます。六軒町駅は地元の方の通称の呼び方で川越町→川越市が正しいとして整理することにしました。ありがとうございました。