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どこからの出血かわかるのか?

血液検査を受けて、どうも貧血ぎみだということで、まず胃カメラを飲んで以上がないということでした。便を検査したら、大腸からの出血が疑われるということで、内視鏡検査を受けるということなのですが、再度、担当医に聞いてみると、出血の部位は特定できないということです。つまり、小腸か大腸かわからないとのことです。ただ可能性として、大腸からの出血の可能性が大きいとのことです。 調べてみると、どこから出血しているかは、便をしらべてみると、小腸か大腸かくらいはわかるということでした。しかし、担当医は、わからない、という意見でした。どっちのほうが正しいのでしょうか?

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回答No.2

出血源が小腸か大腸かは簡単には分かりませんよ。少なくとも便を調べるだけでは分かりません。だからこそ大腸内視鏡をやる意味があるとも言えます。 基本的には十二指腸より口側からの出血は黒色の出血であり、それより肛門側では鮮血が便に混じるもしくは便自体がその色と言いますが、所詮一般論、教科書的知識にすぎません。 例えば胃や十二指腸から出血した場合でもその出血が大量であった場合、急速に小腸~大腸~肛門と血は流れていきますから、血が消化されてなる色である黒色になる時間はありません。この場合、十二指腸より口側からの出血にもかかわらず鮮血が便に出ます。 まして、小腸と大腸、どちらからの出血かはもっと判断が難しい。人間の消化管は上から順に食道、胃、十二指腸、小腸、大腸と並んでいますが、いわゆる胃カメラで状況が分かるのは食道~十二指腸まで、大腸内視鏡で分かるのは実質、大腸だけです。(小腸の大腸寄りの部分の一部はわずかに見えます。)つまり小腸は通常の内視鏡では上からでも下からでもほとんど見えません。 ですからカメラを上からやって出血源なし、下からやって出血源なしという状況で下血があるならば小腸ではないかという考えに初めて至るわけです。小腸からの出血性の病変(代表的なものではクローン病など)を確かめるために小腸造影が用いられることがあり、特徴的な所見からクローン病などを診断することもできますが、造影検査は言わば影絵ですので細部を観察するには至りません。細部をみるにはカプセル内視鏡という特殊な内視鏡が必要でこれで小腸の中の様子を見ることができますが、この検査は最先端の検査でどこの病院でも出来る検査ではなく、実施できる病院も限られてきます。 担当の先生は経験的な予測から大腸からの出血の可能性が高いと説明したんでしょう。確かに下血の最大の原因、9割以上は痔であり、それ以外でもいわゆる鮮血ならば普通は大腸からの出血(感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸癌など)を疑います。小腸からの出血は大腸からの出血に比べたら統計的に少ないはずですから。小腸からの出血として考えられるのはクローン病、小腸癌などですが、いずれも大腸からの出血性病変に比較すると数は少ないです。

peterpeter
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 出血部位が小腸か大腸かを特定するのは難しいのですね。実は、脳梗塞を昨年起しまして、現在、プレタールとバイアスピリンを飲んでいます。内視鏡検査をするためには、それを止めないといけないというので、検査をためらっています。小腸のカプセル内視鏡検査なら近くの病院で行われているので、それをやってみてから大腸の内視鏡をやってみることにしたほうがいいのかどうか、迷っています。 ドクターと再度よく話し合ってみます。

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回答No.1

医学としては素人なので、軽い参考にしてくださいね。 健康診断などの検便で、「出血がわかる、大まかな部位が予測できる」というのは、血液の状態を見ています。 極端に言えば、痔などの人ですと、検便では「鮮血」が検出されますが、疾病ですと、時間が経った血になりますね。 同様に、大腸は、水分の吸収だけで、消化はしない腸なので、血は古くなるだけで、変質はあまりしません。 対して、小腸は、消化が在りますので、検便で血液の反応があっても、変質してしまっていて、血液そのものは観察しにくくなります。 お医者さんの発言は、どうも、立場の違いというもので、どちらも間違いではないようです。 検便での予測はできますから、検査医は、「ある程度わかるものです」と答えたかもしれません。 主治医や執刀医としては、「ここにある」とはっきり断言できる状態でなければ、「場所がわかる」とは言わないのではないでしょうか。

peterpeter
質問者

お礼

御礼が遅くなって申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

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