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コメディ映画でパルムドール(カンヌ)金獅子賞(ベネツィア)金熊賞(ベルリン)とった作品
ニュースで松本人志さんが“しんぼる”で海外の映画祭を意識してると発言してました。 ふと思ったのですが、カンヌ、ベネツィア、ベルリンなどの映画祭でコメディ映画が最高賞を受賞するって滅多にないですよね。 パルムドールだとMASH、華氏911ぐらいしか思いつきません。 他にご存知の方、教えてください。
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昔の映画は、コメディというジャンルの作品でもチャップリンの映画のように、その内容に人間くさいドラマを持っていました。 それに比べると近年のコメディ映画は”笑いの追求”のみで、内容にドラマ的なものをあまり持たなくなったような気がします。 有名な作品だと「ホブスンの婿選び」がベルリンで、「自由を我らに」という作品がヴェネチアでグランプリを獲得しています。 近年では重厚な人間ドラマをコメディ仕立てにして見せる、エミール・クストリッツァ監督の2007年の作品「ウェディング・ベルを鳴らせ!」がパルムドールの候補に、1998年の「黒猫白猫」はヴェネチアで監督賞を獲得してます。 クストリッツァ監督はボスニア・ヘルツェゴビナ出身ということもあり、民族紛争や民族対立をテーマにした作品が多く、そのままだとかなり暗く重い映画になってしまうので、コメディ仕立てにしているものがわりと多いです。 映画賞常連のフェリーニの作品なんかもドラマはドラマでも、作風はどこかコメディぽいものが多いです。
お礼
ありがとうございます。 やはり、笑わせる為だけの映画というのは評価されないのですね。 ちなみにクストリッツア、フェリーニはいくつか見てます。 「ホブスンの婿選び」「自由を我らに」はそのうち見てみようかな。