とにかく、1回店に足を踏み入れたら店員が舌打ちしようがKYじゃねえの的な空気になっちゃってもじっくり見るっつー事。コレ肝心っす。
まずエンジンルームを見るんっすわ。
最近の国産車も欧州車に倣ってエンジンカバー的な樹脂カバーが乗っかってますが、6角レンチで簡単に取れるものなので
「これ取って、中見せてください」
っつーんっすわ。この時点でNGなら絶対買わない。
舌打ちされても除けてくれたら、エンジン本体の目につく所にロイクーな(黒い)何か染み出てる的なシミや茶色い何かがこびりついた的な汚れがないかチェックしてください。あったら確実にエンジンオイルが漏れてるっす。
「これくらい普段乗るには支障ないですよ」
っつってもウソだから。問題大アリに決まってるじゃねえか。
続いてタイヤハウスとボディ横の鉄板(横フェンダー)との接合部分を見るっす。
クルマは基本流れ作業でロボットが大量生産しているのでシーラーっつー接着剤がデップリ乗っかってます。
これがハケでキレイに均されていたり、なんか熊手みたいのでキッタネエ枯山水的に引かれている跡があれば「フェンダー部分を交換している」=「交換しないといけなかった過去がある」=「事故、やっちゃったね」っつー事。店員が何言おうがパスっす。
基本シーラーとネジの頭の傷で事故歴とか見るんっすわ。
ついでにエンジン内部の塗装と周りの塗装を見ておくっす。
大量生産品だからドブ漬け的な塗り方をしている(実際はもっと手の込んだ手法っすけど、基本的にはドブ漬けの延長っす)。っつー事はどこを見ても基本外と同じ色をしていないとおかしい。これが変わってるっつー事は。。。確実に事故、やっちゃってますわ。
で、試乗する時はラジオは切ってエアコンも切る。ある程度走ったらどちらもONっす。
最初OFFるのは足回りやエンジンその他からの『異音』を聞くんっすわ。ゴトゴトとかカタカタ言ってるのに
「このクルマは、こんなもんですよ」
っつーのは大ウソ。基本そんなクルマ、国から認可、下りねえよ。ある程度自分でいじれる人はこの辺シカトっすけど、メンドクセエっつー人は避けるか修理を確約させるべきっすね。
で、エアコンONにしたらまた異音を聞く、吹き上がりに変なムラはないかを見るっす。引っかかったり、もたついたらエアコンコンプレッサーがくたびれてる、ガスが足りないなどの問題があるっつー事。確実に直してね、と確約が取れなければパスしたほうがいいっすね。
ラジオもONにして入力具合とかスピーカー異常とかを調べるんっすけど。。。この辺はそんなに重要じゃないのでざっとでいいっすよ。
で、クルマを降りたらタイヤを見る。。。タイヤには交換時期を教えるスリップサインっつー横に線が入るようにできているので、溝がしっかり残っているかをチェックするっす。買い替えとなると、地味に高いっすからね。
で、商談前に整備手帳を見せてもらう。
無いとか言ったり見せ渋ったら商談に入る価値なし。さっさと帰っちゃってください。
見せてもらったら面倒でも整備記録に全部目を通すっす。たいていは新車購入後の1カ月点検、6カ月点検、12カ月点検、24カ月点検位っすが、不具合による交換やリコール対策などもここに書き込まれるっす。ただし記録を書かない場合もあるので絶対的なモノじゃねえっすけど。
でも一番見るべきところは切り取られているページがないか、っつー事。切り取られているっつーのは見られて困るから誰かが破棄した、っつー事。そのクルマは避けるべきっすね。
一生懸命貯めた100万円、無駄にしたくなければじっくり見る事。これが肝心っす、くれぐれも。
大体こんな所っすね。