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沖縄かりゆしFCの目的を知りたい
沖縄かりゆしFCが多くのスポンサーを獲得していることに疑問を感じます。 なぜJリーグ昇格を目指していないのに、スポンサー集めをするのでしょうか? 同じ沖縄県にはFC琉球があり、金銭面の事情でもあるのか、JFLでかなり苦戦しています。沖縄かりゆしFCにスポンサードするくらいなら、FC琉球のスポンサーになってほしいです。このままでは”共倒れ”もありうるのでは? 沖縄かりゆしFCの存在自体を否定するわけではありません。なぜスポンサーを集めるのか、また、かりゆしのスポンサーはなぜFC琉球ではなく沖縄かりゆしFCにお金を払うのかが知りたいです。 皆さんはどう思いますか?
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沖縄かりゆしFCも、元々はっきりJリーグを目指すことを表明していました。 その頃の公式サイトには、Jリーグ昇格を目標にしていると書かれていました。 かりゆしFCは元々、沖縄県最大のホテルグループであるかりゆしホテルズのサッカー部でした。 2001年3月にはサッカー部を独立した会社組織にする、サテライトチームやユースチームの下部育成組織を編成するなど、Jリーグ基準を見据えた改革を進めていました。 ラモス瑠偉を選手兼テクニカルアドバイザーとして入団させるなど、戦力強化にも邁進していました。 その背後にはもちろん、かりゆしホテルズのバックアップがありました。 (当時のチーム公式サイトはかりゆしホテルズのサイト内の1コンテンツとなっていました) 最初の転機は2002年シーズン終了後でした。 経営陣との方針の違いから、ラモス瑠偉と選手21人が退団しました。 この時点でクラブ存続が危ぶまれましたが、元日本代表の加藤久を監督に迎え、新しい選手を多数獲得して何とか生き残りました。 (この時に退団した選手たちで編成され、ラモスがテクニカルアドバイザーとなって誕生したのが、FC琉球です) 第2の転機は2004年9月でした。 この年いっぱいでかりゆしホテルズがクラブ運営から撤退、加藤久監督とトップチーム所属選手27人全員の退団が発表されました。 こうして2005年から財政基盤も戦力も弱体化したかりゆしFCは、クラブ消滅こそ免れましたが、Jリーグ昇格どころではなくなってしまいました。 以上の経緯があるので、かりゆしFCをスポンサードするかFC琉球にするか、スポンサー企業もそう簡単には決められないと思われます。 中にはFC琉球を快く思わない企業もあるでしょう。 (かりゆしホテルズは現在もかりゆしFCのメインスポンサーではあります) それにかりゆしFCも去年は九州リーグ優勝、今年も現在首位で、Jリーグは遠いとしてもJFL昇格はかなり現実的です。 JFLに加わったら、戦力強化や施設の拡充、全国遠征のための費用などが膨らみ、より多くのスポンサーの獲得が必要です。 そしてJFLで好成績を残すようになり経営基盤も安定するようになったら、かりゆしFCは再びJリーグを目指すことを公表する可能性もあります。 FC琉球の苦戦は、資金不足にも関係しますが、地理的不利が大きいと思います。 全国リーグではどこへ行くにも飛行機での移動になってしまい、遠征費用がかさみ、移動による選手の疲労も大きいでしょうから。 九州リーグにはもう1チーム、沖縄海邦銀行SCがあり、こちらもJリーグを目指しているらしいのも、スポンサーの食い合いの一要因になってしまっていますね。
お礼
なるほど。かなり複雑な事情があるのですね。しかし沖縄県サッカー界には頑張ってほしいものです。ご回答ありがとうございます。