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ミシンで厚物がうまくぬえません
カテゴリーを間違えましたら、回答がありませんでした。あらためておうかがい致します。 DB2-B755というブラザー工業用ミシンを使っております。 といっても常にではなく趣味ですので初心者です。 針は16番、糸は20番で帆布ですと、何とか糸調子もよく、上下の針目もうまくいきます。 厚み2mmぐらいのナイロン製のテープを2枚重ねで縫いますと、上糸は何とかきれいにいくのですが、下が糸がグチャ グチャとなってしまいます。家庭用でも厚い布を縫うと同じようなことがおきました。 縫うものが厚すぎるからだと思いますが、対処方はありませんか? 押さえの強弱はどうしたらよろしいでしょうか? また皮をミシンで縫うときは、まえもってステッチの穴をあけておくのでしょうか? 厚物の縫い方のことを教えてください。
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するどいご指摘ありがとうございます 本縫いミシンのボビン交換は宿命的な弱点です 光沢レザーなどは縫い直しがききませんので、早めにボビン交換するしかありません 大釜といって、ボビンの大きさが2倍~3倍のミシンもありますが、交換頻度が少なくなるだけです 対策としては「下糸残量検知センサー」つきミシンもありますが、糸の色や種類によっては正常に働かない場合があります 現在のミシンはほぼ全部自動糸切りミシンですので、糸を切った回数をカウントして予めプリセットしておいた数になったときに警告をするという機能もありますが、決定打ではありません 環縫(かんぬい)ミシンというボビンのないミシンがあります ボビンがないだけで、ちゃんと下糸はあります これですと巻きのまま5,000mだろうと10,000mだろうと1巻き使い切るまで糸を交換する必要はありません 正確には二重環縫いミシンというものです アイデア商品にある、ホチキスのようなミシンは単環縫いです 縫い終わり側から糸をひっぱると簡単にほどけてしまいます 一般的な本縫い一本針ミシンに近い環縫ミシンは「チェーンステッチミシン」でしょう でも、このミシンはビンテージジーンズの縫製に使われるくらいで新しい機種は作られていないと思います ジーンズ専門店が使っている「ユニオンスペシャル」など (専門店でこのミシンですそ上げをすると、すごく高いですね) その他の環縫いミシン オーバーロックミシン 布端のかがり縫いに使われますがこれもボビンのいらない環縫いミシンです 扁平縫ミシン(二重環飾縫ミシン) トレーナーの袖つけやスポーツウエアやボクサーブリーフの切り替え縫いに使われるミシン (家庭用ではカバーステッチをいう名称で販売されています) 環縫いミシンはスポーツウエアや水着、レオタード、ガードルや女性用下着など高伸縮縫いに使われるミシンが多いです ご質問の縫製現場ですが、これはアパレルメーカーの縫製部門なのか縫製専門のファクトリーなのか、あるいはアパレルメーカー等の協力工場なのか、業種、業態、規模で大きくちがいますが基本的には重整備のできるエンジニアがいます 協力工場などでは軽整備だけを自社で行い、重整備は委託元へ依頼する場合もあります ただし、機器そのものの整備というよりも製品の意匠に関する整備に限られる場合が多いです(その製品独特な縫製方法やステッチを実現させるための整備) でも、現代ではミシンを重整備することが少なくなりました 従来はミシンを使いまわしていましたが、1台のミシンは1工程専用に使いますからあまりさわる必要がありません(当然、こわれにくくなります) ミシンも電子化がすすみ「機械屋」の出番が少なくなりました 電子回路の修理は縫製機器メーカーまかせ (私はこちらのほうが専門だったりしますが) 縫製工場自体が海外を流浪している状態で日本国内での業界の将来についてはまったく想像がつきません いつから日本はモノを創らなくなったのでしょうか 円高で材料は安いのですが、輸入製品はそれより安かったりします という私自身モノつくりから離れています ぼやきを聞いていただいてありがとうございました
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- momas
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DB2-B755ですね。スゴイ数の台数が倉庫にありました 懐かしいです。といっても私の時代にはもう現役機種ではありませんでしたが... それでは本題 20番の糸をお使いでしたら、針は19番~22番が適当と考えます 針 DB針には2種類あります(根元の太いのと細いの) 19番以上の針は根元が太くなっています(見てもほとんどわかりませんが) 現在16番の針をお使いとのことですので、標準の針棒(針を取り付ける部分)と思われます 18番までは針の根元の太さが同じなのでこのミシンに取り付けることができます 19番以上は針の根元の太さが少し太くなりますので取り付けることはできないと思いますが、B22の針板があるということは19番以上の太針用かも知れません 20番糸の場合はなるべく太い針をお使いください 針板 B16というのは針穴の大きさで、直径が1.6ミリです(18番までの標準針用) B22は穴の直径が2.2ミリです(19番以上の太針用) ※この設定で60番糸(一般の服飾)薄物と兼用することは無理があります DB針というのは一般的な工業用の本縫い針です (番手はご指摘の通りです) F2針は皮革用の針です 先端が、とんがり帽子ではなくヘラのように平らになっていると思います 皮のような硬い材質を縫うときに、突き刺すのではなく、ナイフのように切り裂きながら縫う針です 皮革や厚物縫製では針が熱を持ちますが、皮革針は抵抗が少ないので糸切れ防止に効果があります 皮革の縫いあがりの糸目部分にブツブツとした返りが少ないのできれいな縫い目になります 工業用の針の根元に平らな部分がないのは、釜(ボビン)の位置によって針の向きを変える必要があるからです 2本針ミシンというミシンがあります ジーンズの後ろポケットやステッチに平行に2本の縫い目が入っていますね これは針が2本ついているミシンで、同時に2本のステッチを縫っています。 このミシンにはボビンが2つ付いています。 針の左右の外側の水平釜の中にボビンが収められています 右の針はえぐりが右側に、左の針はえぐりが左側にくるように取り付けます (糸は左右ともに内側から外側へ通します) 工業用のジグザクミシンは釜(ボビン)が針の後ろ側についています この場合は、針のえぐりを後ろ向きに取りつけます (糸は前から通します) DB針はこのように、いろんな種類のミシンに対応できる針なのです 厚物縫製ですが、アウトドア用やワイルドな皮革でしたらボビンの糸にミシン油をかけると糸調子がよくなります(製靴縫製などではよくやられています) (糸が濡れるくらいミシン油を浸み込ませます) 上糸はフェルトなどをはさんで、このフェルトにミシン油をたらします ときどき針穴からぶちゅーっとミシン油をたらしたりもします(釜の糸ぬけがよくなります) (白レザーやミンクのようなデリケートな皮革材料ではできませんが。) あと、送りをよくするためにテフロン押さえを使います 押さえの「そり」がテフロン樹脂でできていますのですべりがいいです それから、このミシンは自動給油釜なのでミシンのヘッドを倒してオイルパンに700ccくらいのミシン油をいれておいてください ポンプで自動的に各部に給油されます (丸い窓に油が流れるのが見えるはずです) 特に釜(ボビンのついている部分)の給油が重要です 恐らく旧型の中速釜なので3,500回転以下での縫製になります 油が入っていないと焼きつきます (新型は7,000回転以下が中速と言うようです) 職業用ミシンでも最高1,500回転程度ですから、恐るべき回転数です 質問者様は初心者とのことですので、安全には十分注意されるようお願い致します
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専門的なご回答ありがとうございます。ここまで詳しいお話なかなかきかれません。 工業用ミシンとは連続長時間稼動させるため潤滑油を使用、耐久性を持った機械なんですね。回転数も家庭用に比べ高速になっているようですし、足の膝で押さえ板?を昇降させる仕組みなど作業性を重視しているようです。 しかしこのミシンで遊んでいて気がつきましたが、下糸の繰り出しはどのミシンもボビンに巻き取った分しか使えません。縫製工場では長い作業ではボビンに巻き取った替えをいくつも用意して作業するのですか?作業が中断してしまいますね。 糸調子やミシンのメンテナンスは作業する人がするのですか?それとも専門の人がいるのですか?
- ryomi93
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こんにちは。 私はJUKIの工業用のミシンを縫製会社で使っていました。 なのでブラザーではないのですが、同じ工業用なのでと思って回答します。 読んで思ったのですが、針の向きはちゃんと合っていますか? 微妙に横になっただけでも、そのようになることがあります。 針先が欠けている方が右にくるように、きちんとしてみて下さい。 次に考えられるのは、厚さ2ミリという事は二枚重ねると4ミリですよね? 4ミリくらいなら馬力のある工業用なら楽勝ですよ。 私は今は家で内職の仕事をしていますが、職業用でも縫える厚さですよ。 なので厚みの問題ではなく摩擦の可能性が考えられます。 糸と針はこの番号でないと駄目なのですよね? 思ったのが、生地に対して糸と針が大きいと感じたのですが・・・。 地縫いもこれでしているのでしょうか? もしも、この糸と針を使うのなら、針板を厚物専用にする必要があります。 それはしていますか? 針と糸に対して針板が普通のものでもこのようになる事があります。 いまお使いの針板を見てください。 針板が厚物用なら次に先ほど摩擦と言いましたが、摩擦を防ぐスプレーが売っています。 それを糸にかける事によって摩擦がなくなり縫えるようになります。 しかし読む限り必要なさそうなのですが・・・。 または上糸を徐々に調節し強くしていくことですることで解消することもあります。 押さえの圧は普通から弱いの間でしょうね? そこは生地を見て徐々に調節してみるしかないと思います。 あと皮とありましたが、皮のジャケットのように生地が皮なのか、ベルトのように厚い皮なのか分からないのですが、今、内職でしている仕事を職業用のミシンでバックのもち手のところのみ皮(厚さ4ミリ)を使っていて作っていますがそのままで縫えますよ。 皮用の針と生地にあった針の号数にすると良いです。 それ以上の厚さになると先に穴を開けてからかな?と思いますが。 工業用なら厚物専用にすればまだ大丈夫かな?と思います。 そこは私もした事がないので、すみません。 色々書きましたが、参考になると良いのですが・・・。 私も工業用ミシンが欲しいです。 すれ主さんが羨ましいです。
補足
ryomi93さんご回答ありがとうございます。 今回の「裏糸がごちゃごちゃになる不具合」は、釜の中を清掃しましたらなおったようです。内部に糸くずが詰まっていました。基本的な作業もせず恥ずかしいです。 ご指摘の針板ですが、2枚ありましてそれぞれ B22とB16と記入されています。使っているのはB22です。このほうが針穴がおおきいです。 次いでといっては何ですが針の見方をお教えいただけないでしょうか? どれも工業用とかいてあり、針の袋にDB×1、DB×1-2、DB×F2、などかいてありますがこの意味は? その下に16×231とかSIZE9.とか14、16など描いてあるのは針の太さの番号だとわかるのですが。 工業用の針は丸くて針穴がどこの位置でもついてしまいますが(、家庭用は一部が平らで取り付けがまちがわないようになっています、)これは何か意味があるのでしょうか? 工業用を使うプロは針の取り付けはまちがわないということなのでしょうか? 等、疑問がわいてきました。
補足
チョット、普通では聞けないお話を聞けて幸せです。本当はもっともっと専門話をお聞きしたいところですが、今回はこれで終わらせていただきます。 ありがとうございました。