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新型インフルのキャリアと免疫
私の職場は100名ほどいますが2週間前に1名が新型インフルエンザに感染して発病しました。4日後には21名のもの新型インフルエンザと診断され、自宅で治療して、仕事を休みました。 現在は自宅で治療していた者も仕事場に復帰して、その後の発病もないことから職場としては地元の保険所とも相談して安全宣言出ました。 私の回りも何人かかかりましたが、幸いに私は発病することはありませんでしたが、周りの状況から見て私を含めて発病していないものは感染していることは間違いなく、ただ発症しなかっただけなのではないかと思っています。 そこで、教えて欲しいのですが、また、秋にかけて新型インフルエンザが流行する新聞などでは伝えていますが、それに対するワクチンが足らないと言っています。 発病した人は新型インフルエンザにかかってそこで免疫はできたのでワクチンは必要ないのではと思いますし、また、発病しなくても感染した人もワクチンを打ったようなものではないか、よってワクチンの必要はないのではと思いますがいかがでしょうか。
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- USB99
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普通は、インフルエンザウイルスに罹患するとまず、NK細胞が働いて免疫学的には非特異的な排除を試みます。そこで失敗すると、T細胞だのB細胞だのが働いてウイルスを攻撃します。 インフルエンザウイルスが増殖する咽喉頭は外敵からの攻撃を受けやすいので、NK細胞以外にも様々なウイルスを排除する機構をもっています。もしかしたらうがいや物を食べるといった行為も幾分は有鉤かもしれまえん。T細胞やB細胞が働くには時間がかかるので、こういった非特異的な排除機構が備わっています。不顕性感染で抗体ができている可能性もありますが、どのレベルで発病を阻止できたのか、これは抗体ができているかどうかを調べないとわかりません。
獣医師でウイルスに専門知識を有しています。 質問者さんを含めた80名足らずの同社の人が、「感染しなかった」のか「感染しても発病しなかった」のかは判りません。何人かは発病しても未発症または極めて軽症で済み、何人かの人は感染しなかったのでしょう。 まあ100人が1つの部屋にひしめき合って仕事しているような、いわば家畜の密飼いと同じような状況なのでしたら、感染効率は非常に高いのですが、それでも発病すれば即座に隔離されるような状況で、たかが2週間の間に全員が感染するほど感染力が高いウイルスではありません。密飼いされている家畜でも、伝染病が侵入すれば直ちに全頭が感染するわけではありませんから。 ですから、 >発病した人は新型インフルエンザにかかってそこで免疫はできたのでワクチンは必要ないのではと思いますし、 それはそうですね。発病した人はワクチンを接種するまでもなく高い抗体価を持っていますから、基本的にワクチンは不要です。 ただ、全員が遺伝子検査まで受けて「新型」と診断されてのでしょうか?疫学的に今の時期に季節性が流行するとは考えにくいので、状況的に全員新型に罹患したと考えて良いとは思いますが、もし万が一、何人かが実は新型ではなく季節性に罹患していたとすれば、「私はもう感染したからワクチン接種しなくて良い」と判断してワクチンを接種しなかった場合、罹患のリスクが高くなってしまいますね。 >た、発病しなくても感染した人もワクチンを打ったようなものではないか、よってワクチンの必要はないのではと思いますがいかがでしょうか。 「感染しなかった人」と「感染したが発症しなかった人」を、多人数を容易に判定する方法はありません。 抗体検査をすれば良いのですが、現状で国民全員に対して「検査して抗体陰性の人にワクチン接種」なんてことはできるはずもありません。 従って、ワクチン接種が必要か否かの判断をすることは不可能、ということになります。 まあ、実際のところ新型に関しては「不顕性感染」はそれほど多くないのではと想像するのですが。 というのは、季節性なら毎年流行しているわけですから、たまたま比較的高い抗体価を持っていたというような理由で「感染はしたが発症には至らなかった」ということも一定の確率で起きそうですが、新型に対してはみながまだバージンですから、感染が成立すれば非常に高い確率で発症まで至ると考えるのが自然でしょう。発症するか否かは免疫状態だけでなく遺伝的な要因もあるので、全員が発症するとまでは思えませんが。 というわけで、質問者さんもどちらかといえば「感染していない」という可能性の方が高いように思います。つまり、ワクチンを接種しなければ罹患のリスクが高くなる、ということです。
お礼
回答ありがとうございます。 御礼が遅くなり申し訳ございません。 私の会社はライフラインに関する会社だけにかなり厳重な対策を採っていました。 6月上旬ごろはマスクもN95マスクが毎日支給され、通勤時及び社内では全員マスク着用が義務付けられ、社員全員が遵守していました。 そのときには1名の発病者もいなく、社会的にも一時沈静化して会社から一旦マスク着用の指示はなくなりましたが、先日(13日)に発病者が出て、わずか4日間で21名もの社員が病院にて新型インフルエンザとして診断され、その伝染力にびっくりしたものです。 「質問者さんもどちらかといえば「感染していない」という可能性の方が高いように思います。つまり、ワクチンを接種しなければ罹患のリスクが高くなる」と言う結論に至るまで合理的な説明をいただいたので納得いたしました。積極的にワクチンを打ってもらうことにします。
お礼
回答ありがとうございます。 御礼が遅くなり申し訳ございません。 専門的な説明で理解が難しいところですが、要は多段にわたってウィルスを排除する機能があるわけですね。 以下、回答いただいた内容と外れるかもしれませんが... 発病者が出て、会社からの指示もあり、うがい、手洗いは徹底して来ました。その後消毒も行い、消毒液のついたペーパータオルでキーボードや机、かばん等も常に吹いて消毒しましたが、廻りがばたばたかかるので伝染力にびっくりしました。わずか5日間で100人ぐらいのオフィスでやく20名が新型と診断されました。 最初の発病者が出る前にかなり蔓延して痛んだと思います。 発病した社員などもマスク着用をはじめ、指示された対策はしっかりと守っていたはずですが... 「もしかしたらうがいや物を食べるといった行為も幾分は有鉤かもしれまえん」と言うご指摘ですが、それにつながるかもしれませんがマスクについて、私が見つけた効用を紹介します。 マスクをつけてはじめて気づいたのですが、私は何気に指を口に持っていく癖があり、マスクをつけることでその癖に気づきました。うがいがウィルスが体内に入ることを防止すると言うことなら、手先についているウィルスが体内に入ることを防止すると言うことで、意味があるかもしれないと思った次第です。 回答者へのお礼の文章ではなくなり、申し訳ございません。