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プロファイルが無視される設定とは (Illustrator)
Illustrator初心者です。Illustratorのデータを開く時に、「現在のカラー設定はリンクされたコンテンツのCMYKプロファイルを保持しますが、このドキュメントを作成したときにプロファイルが無視されるように設定されています」とのワーニングメッセージが出ますが、どういう意味でしょうか。また、この設定を変更するにはどうしたらいいでしょうか。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご助言下さい。よろしくお願いいたします。
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- mikanagi
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確認作業は次の様に行いましたが、字数制限超えたのでこちらで。 長文なので暇なときにでも見てください。 なおテストはWindows版のIllustrator CS3でおこないました。 作業1 書類を開いていない状態で編集メニューからカラー設定を選び、設定を『プリプレス用-日本2』にします。 作業2 新規書類をCMYKで作成し、適当な大きさの楕円形を作成します。 このアイテムにCMYKの色指定で塗り色をつけます。 作業3 作業2で作成した書類をIllustrator形式(ai)で保存します。 この時、保存オプションでICCプロファイルを含めるようにチェックを入れて保存しました。 保存が完了したら書類を閉じます。 作業4 再び書類を開いていない状態で編集からカラー設定を選び、設定を『日本-新聞用』にし、さらにその状態で作業用スペースのRGB設定を『Adobe RGB(1998)』から『sRGB IEC61966-2,1』にして、OKボタンをおします。 これにより、作業用スペースのカラー設定は、RGB・CMYKともに作業1の状態と違う状態になりました。 作業5 新規書類をカラーモードRGBで作成します。 作業6 ファイルメニューの配置を選び、作業3で保存したファイルを選びます。 この時、ファイル選択のウィンドウにある『リンク』と書かれた項目にチェックを付けてください。 配置しようとするとプロファイルの不一致という警告が出ます。 選択肢は『埋め込みプロファイルを使用』『埋め込みプロファイルを破棄』です。 ここではそれぞれを選んで2つの書類を作ります。 1つの書類は『埋め込みプロファイルを使用』を選んだもの。 もう1つの書類は『埋め込みプロファイルを破棄』を選んだもの。 これら2つの書類を次の作業で同じ形式で保存します。 作業7 このままだと配置された画像(画像のように配置したIllustrator書類)が、RGBなのかCMYKなのか良く分かりません。 そこで別名保存を選び保存形式をPDFにします。 PDFへの変換オプションではプリセットに『高品質印刷』を選びます。 この設定であればPDFへ変換する際に、アイテムの色モードは変更されません。 作業6で作成した2つの書類とも同じ設定でPDFにします。 作業8 作業7で保存した2つのPDFをAcrobatで開きます。 『TouchUpオブジェクトツール』を使用して、楕円アイテムのプロパティを表示します。 Windowsでは楕円アイテムを選択した状態で、マウスの右クリックからプロパティです。 Machintoshは・・・恐らくコントロールキーを押しながらクリック・・・でしょうか。 TouchUpのプロパティというウィンドウが出たら、『色』と書かれているタブを選びます。 『カラースペース』と書かれた所に『~~~~CMYK』と表示されています。 つまり、このアイテムはCMYKのままであることが分かります。 『ICCBased DeviceCMYK』は『ICCプロファイルを埋め込まれたCMYK』です。 『DeviceCMYK』は『ICCプロファイルが埋め込まれていない』ということになります。 備考 Illustratorのカラー設定を基の『プリプレス用-日本2』に戻しておきます。 作業8の『TouchUpオブジェクトツール』でアイテムを選択して『オブジェクトを編集』にすると、楕円アイテムをIllustratorで開くことが出来ます。 一方はIllustratorで開く際にプロファイルの警告が出ますので、『そのままにする(カラーマネジメントなし)』で開きます。 CMYKの数値がどうなっているか調べてみることも可能です。 このように自身のマシンでカラー設定を変更しながらテストすれば、自身のマシンだけでも『色がどのようになるのか』や『色が変換されてしまうか』がチェック可能です。
- mikanagi
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>ではもしCMYKプロファイルを保持するIllustrator画像を >RGB設定のIllustrator書類へ配置するとその配置した画像の >設定はどうなるのでしょうか? 『Illustrator画像』という言葉の意味を『Illustratorの書類をあたかも画像のようにRGBモードのIllustratorへ配置する』と解釈するなら、次の様な結果になりました。 ★結果 リンクで画像のように配置した場合はCMYKのまま。…※1 埋め込みではRGBに変換され、扱いも画像同様では無くなる。 ※1:その後にどのような処理をするかによってRGBに変換される可能性もあります。例えば書き出しでRGBのJPEGにする…など。
- mikanagi
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>色調整用のデータを無視して書類を開くということは、 >例えばCMYKで作成されていたデータをRGB設定の別の >ファイルで開くときには、そのデータがRGBへ自動的に >変換されるという意味でしょうか? 『RGB設定の別のファイルで開く』とは、具体的に言えばどのようなファイルでしょうか? IllustratorのRGB書類でしょうか? それともInDesignやPhotoshopなどの書類でしょうか? もし『RGB設定の別のファイル』が『IllustratorのRGB書類』だとすると、下記のような状況になるでしょうか? 1、Illustrator書類(RGB)に、Illustrator書類(CMYK)を画像と同様に配置・埋め込みをする。 2、Illustrator書類(CMYK)のアイテムをコピーして、Illustrator書類(RGB)にペーストする。 3、その他 『RGB設定の別のファイル』を具体的に教えて下さい。
お礼
mikanagiさん、せっかく回答いただきながら、お返事が遅くなり大変申し訳ありませんでした。 私の質問の意図はmikanagiさんに提示していただいた2番でしたが、Illustratorデータ(CMYK)に別途Illustratorで作成された画像(CMYK)をペーストしても同じワーニングメッセージが出ましたので、質問自体が的外れだったかもしれません。すみません。 ではもしCMYKプロファイルを保持するIllustrator画像をRGB設定のIllustrator書類へ配置するとその配置した画像の設定はどうなるのでしょうか?
- mikanagi
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あるバージョン以降からIllustratorは、データを作成した際に設定されていた色調整の情報も、書類に含めて保存できるようになりました。 それがご質問の中にある『CMYKプロファイル』です。 この色調整の設定は『カラー設定』というメニューで設定できます。 CS系なら編集メニューにあると思います。 で、ご質問の意味ですが… 「この書類には色調整用のデータが含まれているけど、この書類を作成したときのカラー設定では、色調整用のデータを無視して書類を開くようになっていました」と言っているのですね。 例えばこの書類を作られた人が、『色調整用のデータは含めておくけど、他の人が使う場合はこの色調整用のデータで、色を調整して欲しくない』と考えた場合などに、こういった方法を利用します。 ですが・・・、このカラー設定を理解せずにIllustratorを使用している人も多々います。 それなので、必ずしもデータを作成した人が上記のような意図でカラー設定をしたかどうかは不明です。 ちなみにこの設定はそのままでも良いと思いますよ。 もし、このメッセージの後で『埋め込まれたプロファイルの不一致』というウィンドウが表示され、選択肢が幾つか出ている場合は、正しい選択をする必要がありますけどね。
お礼
丁寧なご回答どうもありがとうございます。 色調整用のデータを無視して書類を開くということは、例えばCMYKで作成されていたデータをRGB設定の別のファイルで開くときには、そのデータがRGBへ自動的に変換されるという意味でしょうか? パソコン用語は非常に難解です・・・
お礼
早速のご回答どうもありがとうございます。 教えていただいた確認作業は後日時間をとって試してみます。その後また、改めてご連絡させていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。 とりいそぎ。