映画ジャーナリストと評論家の違い

質問

はじめまして。私は将来映画関係の職に就きたいと思っているのですが、＜映画ジャーナリスト＞と＜映画評論家＞の違いがイマイチよく分かりません。具体的にどの辺りがちがうのでしょうか？教えていただけると嬉しいです！

回答No.2

isoiso0423

評論家とか批評家とか、ジャーナリストとか各呼称の垣根があいまいになっているので、近年でははっきりした区別はなくなって来ているんじゃないかと思います。
映画コメンテーターとか、あるいは映画感想家なんて名乗っている人までいますが、どの人もTVのバラエティ系の番組や雑誌などで新作の紹介をしたり自分なりの意見、感想？を述べたりしています。

評論家も雑誌、あるいはTV番組でその映画の善し悪しや見所なんかを書いた述べたりしてますが、映画ジャーナリストを名乗る人で、こうした限られた”ある一本の作品”を論じている人はあまり見かけません。
といいますか映画ジャーナリストを名乗っている人は、あまりいないように思います。新聞などで見かける方（個人名なので書きませんが）は、映画の業界紙がありまして、そこの出身の方です。

文化通信とか興行通信とか、業界用の新聞みたいなものがありまして、そこ出身の記者の方なんかが、ジャーナリストという名称を名乗っているような例が多いのかもしれません。
となるとジャーナリストが意見を述べる対象は一般の方ではなく、どちらかというと業界関係者ということになりますが、朝日や毎日・読売などの一般紙でも必要に応じて記事なんか書いてますから、これも大きな区別はないと思っていいのではないでしょうか。

ただジャーナリストと名乗る方が書くものはヒットの動向とか分析とか興行に関することが多いように感じます。

参考までに下記は興行通信がやっているHPです。
http://www.cinemanavi.co.jp/info/lank.html
文化通信はこちら
http://www.bunkatsushin.com/

書籍でも時事映画通信社の「映画年鑑」という業界向け書籍がありまして、こういうところの記事なんかは評論家よりもジャーナリストを名乗っている方の方が多いんじゃないかと思います。
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%99%82%E4%BA%8B%E6%98%A0%E7%94%BB%E9%80%9A%E4%BF%A1%E7%A4%BE&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox

映画関係の仕事は大きく分けて作る側と見る側がありますが、どちらもやり甲斐はあっても大変かと思います。
見る側だと、ちゃんとその映画のことをわかっていないと、監督にインタビューしても、きちんと答えてくれません。
アート系映画のパンフレットなどで監督のインタビュー記事を読むと、相手をされた方（評論家や宣伝関係の記者）がしっかりその映画のことを把握して質問をしていないためか、適当にしか答えていない記事をよく目にします。配給会社には『映画が死ぬほど大好き』という人が押しかけてきますが、古典的な映画はほとんど見ていない方ばかりです。
いろんな国のいろんな映画を見て、しっかり学んでガンバッテください。

お礼

なるほど！評論家とジャーナリストにきっぱりとした区別はないんですね・・。とても細かく書いてくださって本当にありがたいです！ホームページも興味をそそられるもので勉強になりました。どうしても見る映画が最近の特に洋画に固まってしまっているので色々なものを見て勉強してみます！助かりました、ありがとうございました！ｍ（＿ ＿）ｍ

回答No.1

ucok

評論もジャーナリズムに含まれるので、基本的には似たようなものですが、世間ではジャーナリストは取材をして文章を書く人、評論家は論ずる人とされています。

もう少し具体的に言うと、ジャーナリストは、インタビューの質問を考え、人に会ってインタビューをし、その内容をまとめてインタビュー記事などにするのが主な仕事。必ずしも映画を表する必要はありませんし、むしろ中立を保つために評しないほうがいい場合も多々あります。評論家は、試写会に行ってその映画について論評するのが主な仕事。制作関係者や出演者には全く会わない場合も多々あります。

もちろん、ジャーナリストと評論家を兼ねる人も大勢います。

お礼

映画ジャーナリストといってみたものの「ジャーナリスト」の仕事をイマイチよく理解できていなかった部分があるので、とてもありがたいです！ジャーナリストの方が活動的なんですね・・。よく分かって助かりました！ありがとうございました!ｍ（＿ ＿）ｍ