この質問を見て、私も夕陽の心に与える影響について知りたくなりました。ネット検索をしていると、あなたと同じような質問が複数出ていました。ただ、多くの人が気になっているようですが、体系的な研究は、なされてはいないようです。
その回答の中で、個人的に有力ではないか?と思われるものを説としていくつか書き出してみますね。
1.太古の記憶説
遺伝子に焼き付けられ、太古の記憶が残っているという説です。文明が発達していなかった頃、夜を迎える度に野獣から襲われることに恐怖していました。夕陽はその始まりでもあります。その記憶が、心に影響するのでは?という説です。
2.色彩による影響説
赤色系統の色=興奮
黄色系統=優しさや暖かさ
こうした感覚を心に与えるようです。そのため、夕陽を見ると心が突き動かされ、その人の経験や記憶に応じて、様々な感覚にとらわれるという説です。
3.ラケット感情説
ラケット感情というのは、例えばこんな会話の中から生まれます。
A「この花きれいだね。」
B「そっかなーー。」
つまり、Aさんは、Bさんに否定されたような気分になってしまうことがあるわけです。こうした、憂うつな不愉快な感情をラケット感情と言うそうです。
こうした否定されたような気分に浸っている時、特に、幼い頃ですが、夕陽のようなインパクトの強い光景に出くわした場合に、その光景と悲しさが結びついてしまい、夕陽を見る度に悲しくなるのでは?という説です。特に夕陽は一日の終わりも意味しますから、その日、一日を振り返りやすく結びつきやすいのではないかとは思います。もちろん、楽しい場面と夕陽が記憶でつながれば、当然、別の感情になります。したがって、通常の生活では、悲しいことと楽しいことがごっちゃになりますから、夕陽を見ると非常に複雑な感情にとらわれるケースも存在するということになるとは思います。