No,1です。
補足ありがとうございました・・・四十肩としては結構悪いですね。肩の動く範囲(可動域)に問題があるようです。この状態であれば夜間安静時痛が出てもおかしくないです。
四十肩とは正式には肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)、英語ではフローズンショルダーと言います。その名の通り「肩関節周囲の軟部組
織の多発的な炎症」により肩(腕)が動かない、痛みが出るものです。一
般の方は “痛み” しか見ません。当然と言えば当然です。専門家は痛
みよりも “肩の動き” を重要視します。何もしなければ痛みは治まっ
てきますが、腕がぜんぜん上がらないなど肩の動きに異状が残るからで
す。ですから積極的に可動域訓練しましょう。一応ご紹介しますが、必ず
主治医に確認してから行ってください。
ではリハビリ(可動域訓練)の方法をご紹介します。肩は人間の関節の中
で、最も動く関節で、基本8方向に動きます。
※悪いほうを聞いていませんでした。すいません。右左が分からないと説
明しにくいので、以下の文章は “右が悪い” と仮定しています。もし
左が悪ければ左右入れ替えてご理解ください。
~~~~~~~
・屈曲…バンザイの動きです。左手を右ひじに当てて、
痛みが出るところまでもっていきましょう。
注意する点は、痛みの為に腕が外側になる事です。
体に平行に真っ直ぐ上げましょう。
もう一つ、背中をそると上がった気になります、
これでは全く意味がないです。肩を意識して動かしましょう。
一番良いのは、畳の上などに寝る方法です。
そうすれば体の余計な動きを抑えることができます。
・伸展…バンザイの逆の動きです。肘を伸ばしたまま
真っ直ぐ後ろに上げます。この時は体が前のめりに
ならないようにしましょう。痛みが出るところまであげ
れない場合は、後ろ向きでテーブルなどに手を着きます、
肘を直角に曲げ、体を落としていきましょう。
これで肩の伸展が出来ます。
・外転…横から、耳に近づけるように上げる動きです。
90°(水平)の位置で手のひらを上に向けましょう。
これも左手を右ひじに当てて、痛いところまで運動します。
この時は、体が横に傾かないように注意しましょう。
可動域制限が強いときは、腕が真横でなく斜め横から
上がってしまいます。出来るだけ真横から上げて下さい。
・内転…この動きが悪くなることは、ないに等しいので割愛します。
・外旋…肘を90°直角に曲げます。しっかり脇を締めて、
肘を体から離れないようにします。そして肘から上(二の腕)
を軸に、肘から先を外側に回転させましょう。これが外旋です。
これは体が回転しまいがちなので、屈曲と同じように、
寝て行いましょう。テーブルを使ったやり方もあります。
まずテーブルの横に立ち、肘から先をピッタリ、テーブルに
つけましょう。そして体ごと頭の方に倒れこんで下さい。
・内旋、結帯動作…背中を下から掻く動きです。
肘を曲げて背中の上のほうにもって行きましょう。
体が前傾にならないように注意しましょう。
うまく出来ない時は、右手にタオルを持ち、
左手で引っ張り上げてください。
・水平屈曲…肩を90°屈曲します(バンザイの半分)、
肘から先が上に向かうように、肘を直角に曲げます。
左手を右肘に添えて、左に引き寄せましょう。
これが水平屈曲です。体が捻れない様に注意しましょう。
疲れてくると腕が下がってくるので、注意しましょう。
・水平伸展…フォームは水平屈曲と同じで、逆に動かします。
外に広げるような動きですね。
これも注意点は水平屈曲と同じです。
・結髪動作…頭の後ろで手を組み、肘を前面でくっつけましょう。
この時、左右の肩甲骨を広げる様にイメージします。
今度は逆に肘を後ろにもって行き、胸を大きく広げます。
この時は左右の肩甲骨を、引寄せるイメージです。
~~~~~~~
一日三回、各動き5~10回行いましょう。やりすぎれば悪化の原因にな
りますので適量行いましょう。最大のポイントは「少し痛みを感じるとこ
ろまで丁寧にする」ことです。これがおろそかになると、効果が半減、最
悪意味がなくなってしまいます。フォーム、動きのポイント、回数など
しっかり守ってください。
可動域制限が強いと、どの動きも痛いと思います。だんだん良くなってく
ると、痛い動きと痛くない動きが出ると思います。若しくはすでにそのよ
うな状況かもしれません。痛いということは、より悪いと言うことなの
で、時間がないときは痛い動き優先で行いましょう。
安静時痛もなく、日常生活で問題がなくなっても、左右差がなくなるまで
しっかり行ってください。硬さを残し放っておくと、関節は固まり、再
発、転倒時に怪我をしやすくなったり、年を重ね介護が必要になった時な
ど、色々困ったことが起きます。
一生懸命行っても自分出来ない範囲がどうしても出てきますし、ご質問者
さんは可動域制限が強いので、PTなどのプロにもやってもらったほうが良
いと思います。通っている病院で可動域訓練が行われなければ、病院を変
えてみてもいいかもしれません。マッサージ院や鍼灸院など代替医療は、
このようなリハビリを行っているところはまずないと思います。整形外科
でも少ないですが、やっているとしたら整形外科しかないです。
早い人でも数ヶ月、長い人は一年以上という方もいます。もちろん一年以
上も日常生活に支障があるわけではなく、徐々に良くなっていくはずで
す。「痛みがないからいいや」と自己判断せず、医師のお墨付きが出
るまで治療を頑張ってください。
今消炎剤のお薬は飲んでいないですか?運動をすると炎症が強くなります
から、お薬を飲みながらやった方がいいです。お薬を処方できるのは病院
のみですから、病院は通い続けた方がいいと思います。
病院でのリハビリも必要な状況だと思いますが、でもメインは自分でリハ
ビリです。病院と自宅、頑張れば頑張った分だけ早く良くなります。頑
張ってください。
長文ですいませんでした。
動きを言葉で表現するのは難しいですね・・・
表現で分からない箇所やまだ何かあれば、何でも良いのでお聞き下さい。
お礼
こんなに詳しくお答えいただきまして本当にありがとうございます。 ご指摘の通り就寝中にも痛みで目が覚めてしまうそうです。 単身赴任中の為ご回答頂きましたものをプリントアウトして FAXして送ろうと思います。 病院からは痛み止めの薬もシップさえももらってないそうです。 「自然と治るのを待つか どうしても我慢できないなら注射に通ってもらいたい。」と 言われたそうです。 病院なんだからo120441222様のように 詳しく教えてくれれば良いのに…と思いますよね。 せめて痛み止めの薬だけでも欲しいので 病院を変えた方がいいのかなと思っています。 単身赴任で離れている為病院の状況も分からず 心配していましたが o120441222様のおかげで、とても助かりました。 本当にありがとうございました。