No.3です。
先生のことは知っていますよ。学会でも電気自動車の委員会でもあっていますよ。人間的に豊かな面白い先生です。
教授が厳しいのはどこでもいっしょです。教授との厳しいディスカッションについていかなければ、会社に行ってからもっと苦労します。
私は、大学には席を置いていませんが、時々卒論の相談に来る人がいます。、新しいことを模索しないで、かっこをつけて論文を書こうとする学生にはコテンパンに言いますよ。
電気自動車ならば、東大だけではなくて、慶應も早稲田もやっています。就職だけ考えるならば東大がいいかもしれませんが。
問題は大学で電気自動車の何をやる価値があるかどうかですね。
電気自動車というのはシステム技術です。企業といては技術と経済のバランスを、どうとるか、将来をどう見極めるかになります。
今、電気自動車の工学的、科学的な課題は以下の点です。
1)基幹技術になるバッテリが何も分かっていないこと。今までの電気化学のバックグラウンドでは進展がないこと。物理現象の徹底的な解明が必要だと思われること。今年になって国も少し動き始めましたが、理学部系の大学の教授連中に言ってもどうもとんちんかんです。
2)バッテリのサイエンスでの進歩は期待せずに、都市工学として移動手段をどうとらえるか。その中で電気自動車の位置づけはあるのか?ということも大きなテーマです。これは私も相当やりましたが、可能性はありますね。今の交通環境が18世紀、19世紀をひきずっていますから。
3)エネルギとして、今後の世界はどうあるべきなのか。地球をシステムとしてとらえた研究が必要になるでしょうね。地球温暖化だけで電気自動車をとらえたら、大学を卒業するころには、電気自動車のテーマは変わっていますよ。
電気自動車と制御工学は相性はいいですが、目的は全く別です。
ガソリン車でも制御工学は必要です。
将来はどうなるのか、就職のことを考えるのか、本当は何をやるつもりなのかを見据えてから、大学を選ばれたほうがいいですね。
お礼
ホームページを見る電気自動車が大きく書いてありました。キャパシタの充放電を電気自動車に利用する研究をしているようです。