私たちは人間関係に悩むことが多いですが、突き詰めて考えると、相手や自分がトラブルを起こす大きな原因は、お互いの「人間性」では内容に思えるのです。
むしろそうではなく、私たち(自分と相手)を取り巻く「環境(システム)」の影響が大きいと思います。ここでいう環境とは、「共有する制約条件」といったほうがいいかもしれません。
例えばそれは、リソース不足(人手不足)と厳しい成果(短納期、ノルマ、品質、効率)との矛盾であったり、それが達成できないときの「評価・責任」の理不尽さであったり。その「システム」が私たちから「人間性」を奪っているような気がしてなりません。
それは、社会システムの中心に「競争」をすえてきた弊害といえるかもしれません。本来私たち人間は協力してなにかを成し遂げたときに喜びを感じる生き物なのに。
誰かがきめたものさしの上でちょっと長いとか短いとか、勝つとか負けるとかそんな競争は個人レベルから、企業間競争までしっかりシステム化されていて一見逃れられないようにも思えてきます。
でも、「競争」ではなく「共に活きる」そういう場所もきっとあると思います。
田舎で農業などもそうでしょうし、人に愛されるうまい団子を創れれば、個人で店もつくれるでしょう。
とどのつまり、企業に属さず、企業の下請けにもならず、誰にも属さず、この社会にいるたくさんの「個々人」と直接つながることが最終的な自由で共同体的な晴れの活き方のような気がします。
若輩者がえらそうにすみません。お許しください。
お礼
ありがとうございました。なかなか考え方を整理できるご意見を頂戴いたしました。参考にさせていただきます。