- ベストアンサー
最近の高品質CDについて
最近いろいろな高品質のCDが売られていますよね。HQ-CD,スーパーオーディオCD,SHM-CD,ブルースペックCD,,,などなど。 実際のところ一番高品質なのはどれなんでしょうか?また、これから一番普及していくだろうと思うのはどれですか?意見をお聞かせください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは! 高品質CDのバリエーションは増えていますが 正直言ってどれも五十歩百歩です。 理論上、一番音質がよいのはSACDですね。 これだけは、仕組みが違います。 ただ、個人的に、高音質を謳ったCDが続々と増えるのは あまり良い傾向とは思えません。 本当の意味で高音質CDと名乗れるのはSACDだけじゃないでしょうか。 しかし、現実的な話として、そのSACDですら どこまで音質の良さを体感できるかは曖昧なものです。 たとえば、同じ音楽のCDをそれぞれ用意されて、どれがどのCDのものか当ててみてくださいと言われたら どんな高級オーディオマニアの人も確信を持った回答はできないでしょう。 そもそもオーディオでの音質って思いこみが強い世界なんです。 その上に人間は生きてます。頭も耳も常にコンディションが変化します。 実際に聞こえ方は、体調でも変わります。 極端な話、高音質オーディオにこだわるなら 健康に気を遣った方が良いのではという人もいます。 私は、楽曲制作の過程で、常にCDより高音質なモニタ環境で作業をしていますが 確かにCD音質へ変換する際、音の明瞭さが下がり、分離が悪くなり、高音が削れるのがはっきりわかります。 ただ、様々な音質のファイルの聞き比べをしても、耳が疲れたり、慣れてしまえば ある一定以上の音質のもの同士(mp3で192kbps以上)の聞き比べはまず区別が付かなくなります。 また面白いことに、本気で音質が良いと思って聞くと ファイル形式が変わっていなくても本当に良くなったように聞こえるんです。 完全なプラシーボ効果ですが、音楽の場合は非常に顕著です。 オーディオに精通しているはずの知り合いと音源の音質をブラインドして聞かせると 全く同じものなのに、真剣に音質の違いを語っていたりして 音質というものの曖昧さを改めて感じさせられます。 プロのミキシング・マスタリングエンジニアで完全に整備された再生環境を構築でもしていない限り 通常のオーディオ環境で高音質CDを聞いたところで 本当の意味での高音質CDの恩恵を授かるのは難しいと思います。 これから普及していくのは各会社の採用によりますが 長く残るのはSACDじゃないでしょうか。
お礼
詳しい解説ありがとうございました。確かに実際のところは音質の違いなんてふつうわかりませんね。