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ヘビースモーカーの父に禁煙させるには

 私は現在大学生で一人暮らしをしています。父は1日30本近く煙草を吸うヘビースモーカーです。学生時代から30年近く吸い続けているようです。私には喘息の持病があり、発作がひどいときにも近くで平然と煙草をふかす父を忌み嫌ってきました。そうした不満から、物心ついた頃から父とは距離を置いてきましたが、決定的だったのが高校生のとき(煙草とは関係のない内容ですが)父と大喧嘩をし、それ以来は全くといってよいほど口を利かなくなってしまいました。その状態は今でも続いており、帰省したときにも父とは殆んど話しません。これは、今も父を嫌っているというよりも、会話のない状態が長く続いていたために今さら何を話してよいかわからない、といった感覚に近いと思います。しかし親元を離れてみると親の有難みがわかるというもので、今はむしろ父と再び良好な関係に戻りたいと思っています。父も現在は自分の部屋以外では吸わなくなりました。良いとはいえない親子関係の埋め合わせのつもりなのでしょうが、帰省するといつもお小遣い(それもかなりの額)をくれます。  私は医学部生なので、大学の授業では喫煙に関連した疾患を嫌というほど習います。今社会問題となっているのがCOPDという肺の線維化をきたす疾患で、肺が硬くなり息を吸おうとしても空気が入ってこない状態になります。また、ほぼ全ての腫瘍病変は喫煙と関連しており、特に肺癌は最も予後が悪い(死亡に至りやすい)といわれています。こうした話を聞く度に思い浮かぶのは、父の胸の中にある真っ黒に汚れた肺です。父ももう若くはないので、健康に不自由しない老後を迎えてもらうためにも煙草をやめてほしいと思うようになりました。  そこで、次に帰省したときには、父に禁煙外来を受診するよう勧めてみようかと考えています。父は数年前「金が勿体ないから」と禁煙したことがありましたが、2日で挫折しました。しかし、今はバレニクリンという良い薬が発売され、服用時の禁煙成功率は65%にも上るといいます。この薬を処方してもらえば、今回こそは禁煙できるのではないかと思います。禁煙指導の方法についても授業を受けていますので、禁煙中に家族が気を配ることについても理解しているつもりです。これを機に、高校時代から続いてきた冷戦状態を変えることができるのではないかとも思っています。問題は、私が受診を勧めたところで父がその気になってくれるだろうか、ということです。元から会話のない状態なので、どう話を切り出そうかとも考えてしまいます。そもそも、ヘビースモーカーが煙草を止めるとき、本人は心身ともにどのくらい苦労するものなのでしょうか。ここで質問させていただきたいことは次の3つです。 (1)他人から禁煙を勧められたとき、どのような言い方であれば「止めよう」という気になりますか。(あるいは、皆さんが身近な人に禁煙を促すとしたらどうされますか) (2)禁煙外来と聞いてどのようなイメージを持たれますか。(受診するのに抵抗がある、できれば薬は使いたくない、など) (3)喫煙者、あるいは過去に喫煙習慣のあった方、禁煙にまつわるエピソードがあれば教えて下さい。  また、これは質問というよりもお願いですが、この質問を読んでいただいた皆様の中に喫煙者がいらっしゃれば、是非とも禁煙して下さい。解剖実習で見た喫煙者の肺は、それはもう悲惨な状態でした。もしタイムマシンがあったならば、その写真を持って「これがあなたの肺ですよ」とご本人に見せて差し上げたいくらいです。私はまだ医師の卵にすぎませんが、病気の悲惨さを知ってしまった者として「こんなに苦しい思いはもう誰にも味わってほしくない」と願わずにはいられませんし、献体された方もそう思っていらっしゃるはずです。喫煙で幸せになる人などいません。  長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。皆様のご意見よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • P_hydra
  • ベストアンサー率45% (30/66)
回答No.2

元喫煙者(8年ほど前に禁煙しました)です。 喫煙者の感覚は人それぞれのところがあります。 以下はあくまでも私の場合、ということでお読みください。 (1)高圧的・断定的に勧められると、かえって反発します。   例えば、   ×タバコは健康に悪い→そんなことは言われなくても知っている。   ×迷惑だから止めて→自分の部屋で吸えば文句はないだろ。   ×お金がもったいない→自分の小遣いの使い方にとやかく言うな。   ○本気でお父さんの健康が心配なんだ(追加で例えば、元気に長生きをして孫の面倒を見て欲しいとか)    →・・・う~ん(私の禁煙のきっかけのひとつはこれ)   ☆挫折したときは責めずに、簡単じゃないことを認めつつ、    落ち着いたらまたやり直してねと頼む。   (プライドを傷つけず、気楽に禁煙を再開できる雰囲気が大事) (2)そこまでしなくても本気になれば禁煙ぐらいできる。    禁煙に失敗したときに引っ込みがつかないから、相当の覚悟がいる。 (3)私の場合の喫煙習慣は、ニコチン依存よりもストレス逃避行為でした。    休日などは、普通にタバコを吸わない日も珍しくありませんでしたが、    月曜に仕事に向かう緊張感の緩和のために、まずは一服で喫煙週間スタートの繰り返しでした。    8年たった今でも、仕事が忙しい(プレッシャーがかかる)とタバコを吸いたくなることがあります。    当然個人差はあると思いますが、喫煙者って結構気分転換の下手な人が多いかもしれません。 以前に喫煙者の心理を回答したことがあります。 よろしければそちらもご参照ください。 http://okwave.jp/qa1343049.html PS: このご質問を、こっそりお父様に見せてしまいたいな~。 自分だったら、じわっと涙ぐんで、本気で禁煙を考えてしまいそう。

bphysio
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。相手の立場を理解することがやはり重要なのですね。実際の経験に基づく心理分析を教えていただき大変参考になりました。夏休みに帰省したとき結果を報告させていただきたいと思いますので、しばらくは締め切らずにおきます。

その他の回答 (8)

回答No.9

50日前にタバコをやめました。 何も難しく考えることはありません。喫煙者はとにかく「臭い」んです。常に汚物をくっつけているのとかわりありません。 1)自分が臭いということを解らせる 2)禁煙が難しい事だと思わせる元凶。実際は簡単にやめることができます。 3)嫌煙家になるのに1日かかりませんでした。 タバコを吸うのがファッションだった時代とはもう違いますので、禁煙が大変な事だという間違った考えさえ無くなれば簡単です。

bphysio
質問者

お礼

 試験等で忙しく報告が遅れてしまい申し訳ありませんでした。皆様の回答を参考に何とか父を説得し、禁煙外来を受診したものの、1ヶ月で挫折してしまいました。挫折した場合、次に保険適用が可能になるのは1年後のようです。煙草というものは想像以上に厄介ということがわかりました。ですが、これで諦めたりはせず、再チャレンジへの計画をすでに考え始めているところです。今回は残念な結果となってしまいましたが、皆様のご意見は非常に大きな支えとなりました。有難うございました。

  • nonti_you
  • ベストアンサー率50% (7/14)
回答No.8

医学部生ならば【心理学】や【行動分析学】という 言葉を聞いた事があると思われます。 同級生でそちらの勉強をされている友達とかに 相談されてはいかがでしょうか。 アルコールや禁煙、ギャンブルは 意思が強ければ直ぐにやめれます。 でも、それが難しいので人間の心理や行動の 原理原則から掘り下げて考えられてみてください。 私も医学部生にアドバイスはできません… 少々ずれるかもしれませんが、 『あ、そうそう』と思うようなブログが ありますよ。

参考URL:
http://lifetohappy.blog68.fc2.com/
  • hasire750
  • ベストアンサー率14% (153/1066)
回答No.7

医療関係者(医学部生)が止められないものをド素人の回答者がどう回答すれば良いのか分かりません。 純粋に医学的科学的また統計的な事をなどはお父様だって100%分かっています。 子供にそれも医療関係者に「ダメ」って言われりゃカチンと来ます。 オヤジが肺がんで死ぬのは自業自得だけどオフクロや同居している家族を巻き込むなとでも言うしかないですよ。 わたしんちでは父は喫煙者で母は非喫煙者、肺がんで亡くなったのは母でした。

  • bousi-7
  • ベストアンサー率20% (41/202)
回答No.6

ヘビースモーカーの定義は本数ではありません。Brinkmann Index(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400以上の場合は呼吸器疾患のリスクが急激に上昇するというエビデンスが得られており、専門的にはこれをヘビースモーカーと呼んでいます。 しかし 世間一般では一日30本ではヘビースモーカーとは言いません どちらかというと普通  ですね・・・ 普通のなかの普通・・・ですね

  • ed_7126
  • ベストアンサー率28% (30/105)
回答No.5

何回か挫折を経験した後、禁煙に成功した者です。 最後は一日60本吸うようになっていました。 私が禁煙に成功したのは、友人のヘビースモーカーと禁煙を共謀(?)して実行したからだと思っています。 禁煙開始後一ヶ月以内に挫折した場合は、自分にとって最も嫌なことをペナルティとして課す・・・と約束しました。 一ヶ月は仕事もてにつかないほどのストレスがありました。他人に八つ当たりしないように、なるべく人と関わることを避けるような日々でした。喫煙している夢を、半年ほど見ました。夢のなかで、「これで禁煙は失敗」と考えているありさまでした。 かような状態でも禁煙できたのは、友人に負けたくないという意地があったように思います。 私は禁煙歴34年、今年喜寿の男性ですが元気で過ごせるのは34年前の禁煙のお陰と信じています。 あなたのお父上にも禁煙取り組みの同士が現れるとよいですね。

bphysio
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。父の同僚は全員、職場が全面禁煙となったのを期に禁煙しましたが、残念ながら父だけは止められませんでした。同士よりも「先輩」に習うしかなさそうです。ed_7126さんは肺癌の好発年齢(50~60歳)を過ぎても健康でいらっしゃるということで、おそらくもう肺癌の心配はないでしょう。これからもお元気でお過ごし下さい。

  • bousi-7
  • ベストアンサー率20% (41/202)
回答No.4

1日30本程度では通常 ヘビースモーカーとはいいません

bphysio
質問者

お礼

 ヘビースモーカーの定義は本数ではありません。Brinkmann Index(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400以上の場合は呼吸器疾患のリスクが急激に上昇するというエビデンスが得られており、専門的にはこれをヘビースモーカーと呼んでいます。

  • katuodasi
  • ベストアンサー率26% (12/45)
回答No.3

禁煙して7年になります。 正直私の回答は役にたちません。 なぜなら私の禁煙のきっかけは、自分の体の変調だったものですから。 7年前、タバコを吸うとき、スーと吸った時だけ胸のあたりに違和感が走ったんです。ちょうど2人目の子が産まれてすぐだったので、急に恐怖が走り、自発的に禁煙パイポや禁煙外来やニコレットの世話にならず禁煙できました。それがなければ未だに喫煙を続けていると思われます。自発的にタバコの害を自分で受け止め、禁煙したわけではないのです。違和感が出て初めて禁煙しようと思ったのです。 タバコで真っ黒になった肺の写真を見ても喫煙している頃はなんとも思いませんでした。所詮他人の肺であり、自分の肺ではないですから。 今は見るとゾッとします。 そのくらい喫煙者は頑固です。 「真っ黒な肺の写真」という現実よりも、「禁煙をするという行為の苦しみ」という未来を恐れるからです。 脳梗塞で倒れても喫煙している人が身近に居ます。 「禁煙外来にかかれば、苦しまず禁煙できるよ」と嘘でもでまかせでも言い続けて、禁煙外来に向かわせることが唯一の方法ではないでしょうか? 一回二回で言うこと聞くわけないですから辛抱強く言い続けて見てください。 あと、本人には禁煙中でも言わないで欲しい事が一つ。 禁煙は鬼の苦しみです。苦しまずに禁煙できる人は一人もいません。 禁煙中でも、あえて「大変だね」「頑張って」とは言わないで下さい。 「もうどれだけ禁煙できた?」「もう大丈夫だね」これも言わないで下さい。挫折します。 禁煙中も、禁煙中であることを意識させないようにして下さい。

bphysio
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。講義や教科書には出てこない、喫煙者ならではの苦しみを学ばせていただきました。「禁煙外来にかかれば苦しまず禁煙できる」というのは、あながち嘘ではありません。昨年認可されたバレニクリンという薬は、脳内のニコチン性AChレセプターサブタイプ(本来ニコチンが結合する場所)に結合し、ドパミンを放出させて煙草を吸ったときに近い快感を与えると同時に、ニコチンとレセプターの取り合いをするため煙草を吸っても満足感が得られない状態にしてしまうためです。(これを専門用語ではパーシャルアゴニストといいます)今は禁煙を始める人にとっては良い時代になったものです。

  • avalokita
  • ベストアンサー率17% (20/114)
回答No.1

僕は喫煙者ではありません。あらかじめお断りしておきます。ですから喫煙者の気持ちはわかりません。その上で僕の意見をお話しさせていただきます。 煙草は体に悪いのはお父様は百も承知だろうと思います。しかし止めないのは何故なのか。質問者は考えたことありますか? 質問者のおっしゃることはもっとも、真っ当なことなのですが、人間というのは「わかっちゃいるけどやめられない存在」なのです。 つまり「煙草をすわずにおれない」お父様にとって煙草は必要なのです。 必要悪というのでしょうか。心のバランスをとっているのが煙草なのかもしれませんよ。 僕は煙草は嗜みませんからあくまで想像ですが、お父様の心の隙間を煙草が埋めているのではと考えて、お父様と対峙されてはいかがでしょうか? 父と子の和解の為の時間が、お父様の心に変化がうまれ、息子の言葉に心を開く切っ掛けになるかもしれません。 医者を目指している息子を内心は誇りに思っていると思います。時間を掛けて親子の関係を修復することこそが、結果的に問題解決の早道に思えます。

bphysio
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。もうすぐ夏休みで実家へ帰りますが、そのときは父とも積極的に話し、avalokitaさんの仰るように関係修復に努めたいと思います。

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