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ディスプレイ・スキャナのキャリブレーション後の品質について
ディスプレイ・スキャナのキャリブレーションについてどう理解したらいいのか。フィルムにある色はどうやったら取り出せるのか。御教示ください。 エプソンスキャナGT-X970とディスプレイ(飯山ProLiteB2403WS sRGB対応の24型)を、附属ソフトのEZColor 2.65と測色計Monaco OptixとX-Right透過型色見本を使ってキャリブレーションしました。その結果ディスプレイに表示される画像は、フィルムをライトボックスで見たのと全然違い暗く眠く彩度が落ちています。 この違いの原因についてですが、ライトボックスの明るさがディスプレイと違うというのなら、ヒストグラムでの明暗の調整だけでディスプレイ像をライトボックスに合わせることが可能でしょう。しかし、実際には相当量の色味や彩度の調整も必要でした。特に赤と白はどうしても一致しません。(あの輝く白と、真赤がディスプレイには再現できません) さらに、もっと解せない点もあります。スキャン像をライトボックス像に合わせるための調整点・量が、画像によって相当に変化するという点です。 なお、キャリブレーション後のディスプレイに得られた像は、ダイレクトプリントの画像にそっくりです。逆にスライドプロジェクタでみる場合はライトボックスにそっくりです。 この結果をどう理解したらいいのでしょうか。ライトボックスは一般的な品質のもので(白馬5×7)、決して高演色タイプではありません。この辺に原因があるのでしょうか。それともキャリブレーションとはこういうものでしょうか。そうであるなら。そもそもフィルムにとらえられた色とはどういうものなのでしょうか。 次のリンクにGT-X970と各社業務用スキャナ(主要機種は数百万円から数千万円以上)との比較があります。ここにあるエプソンの色も暗くマゼンタかかっているのですが、この偏差は機材の能力の問題かもしれません。(エプソンは諧調やノイズはいいですが、ピントもよくない。値段の差はいかんともしがたい。) http://www.largeformatphotography.info/scan-comparison/ (なおハイデルベルク社タンゴ=ドラムスキャナは3人が試していますが、各人結果が異なります。業務用ハイエンド機種でもこんなものかもしれません。) 添付画像例は、上がキャリブレーション後のスキャン像そのまま、下がライトボックスに合わせて調整したものです。フィルムはフジのベルビア、レンズはツアイスのテレテッサー200/3.5開放
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ダイレクトプリントがモニターの色に近いのでしたらその色がほぼ正解ですね ライトボックで見た色が本当の色ではないと言う事です リンク先を参考に
要するに「透過原稿をスキャンした結果に納得できない」と言う趣旨のご質問と理解します。「エプソンスキャナGT-X970」は反射透過兼用機ですね。ポジをスキャンする場合はフィルムホルダに並べてセットして使うような構造だと思います。 まず、お聞きしますが「ディスプレイ」のキャリブレーションは問題ありませんね? 「反射透過兼用スキャナ」は元々は反射原稿をスキャンするためのものでフィルムスキャンは「おまけの機能」です。 いろいろアクセサリーも付属していて「フィルムスキャン」と謳っているのでユーザは「フィルム専用スキャナの性能」を期待してしまいがちですが残念ながら一応使えると言う程度の画質だと思います。 >ディスプレイに表示される画像は、フィルムをライトボックスで見たのと全然違い暗く眠く彩度が落ちています。 兼用機での結果はこんな程度で普通ですが、昔からエプソンの兼用スキャナの再現性能は良い方です。 「フィルム専用スキャナ」の場合は、キャリブレーションが取れていればスキャン後に元原稿のポジに近い画像が得られます。 >キャリブレーション後のディスプレイに得られた像は、ダイレクトプリントの画像にそっくりです。逆にスライドプロジェクタでみる場合はライトボックスにそっくりです。 「ディスプレイ表示とダイレクトプリント」を比較すると言うのが私には理解できませんが、この比較ではいつも同じ結果(そっくり)ですか? 私はもともと厳密に比較し合う対象ではないと考えています。「プロジェクタとライトボックス」の方は原稿のデータ変換等の加工がいっさいされていませんから「ポジを拡大して投影する」のと「原稿を直接見る」との違いだけで光源の光質がほとんど同じようなはずです。そっくりに見えても特に不思議はないと言えます。さらに「ディスプレイとライトボックスとプロジェクタ」で同時に同じ原稿を表示して画像の画質の比較はやりませんから何も問題ありません。 >実際には相当量の色味や彩度の調整も必要... スキャン像をライトボックス像に合わせるための調整点・量が、画像によって相当に変化するという点 「ディスプレイに表示したスキャン画像」と「ライトボックスで見たポジ画像」を比較してという意味かと思いますが、先にお答えしたように「一応使えると言う程度の画質」なのでやむを得ないところかもしれません。ドライバに画質調整機能があるのでこれを使用してなんとかしてください。
キャリブレーションの考え方から RGBの画像データが有るとします これをモニターにどのように表示するかというのがモニタープロファイル 印刷用の場合も有ればWEBデーター用の場合も又は印画紙にプリントする場合も有るでしょう スキャナーの場合 フィルムや印画紙又は印刷物等様々な物をスキャンして取り込む訳ですが。デジタル信号に変換する場合どの色をどういうデータにするかを決めるのがスキャナーのプロファイル このプロファイルを制作する事をキャリブレーションと思ってください モニターはおそらく印刷用にされたと思われます スキャナーは何もされていないでしょう モニターを見て色調整しながらスキャンされたのではないでしょうか キャリブレーション取る前にスキャンした画像がキャリブレーションしたあとのモニターでちゃんと表示されないのは当たり前です スキャンし直してください 補足 プロジェクターでの上映やダイレクトプリントの場合(デジタル入出力でない)デジタル信号は介在しません。単純に比べられません
補足
印刷の色は本当によく分かりません。ご教示いただけたら幸いです。 さてキャリブレーションはすべてソフトと、測色計と色見本とスキャナだけで、目を介さずにやりました。ステップを書きます。ソフトはX-RiteのEZColor2.6.5でした。 1)電灯を昼光色に交換、モニタ電灯を1時間付け放しにする。 2)モニタに測色計をつって、キャリブレーション(推奨値の明るさ適当、6500K ガンマ2.2を採用) 3)スキャナに透過型色味本(X-Rite)をよませ自動でキャリブレーション。 4)添付画像をスキャン。 5)ライトボックスを見ながら調整 なにが正しい色かよくわからなくなりました。いままで投影で見てきたので、ライトボックスで見える色が正しくフィルムにある色と思っていたんですがねぇ。でも以前ダイレクトプリントしたときは、キャリブレーション後のスキャン像そっくりでした。その時は、ダイレクトプリントの品質の悪さのせいにしたんですが、ダイレクトプリントが正しいのかもしれません。 なお、現場の色はライトボックス通りで青い雲が輝いていました。背景の夕焼け雲に合わせて露光しています。使っているのはコンタックスで、ポジ前提のためと称し露出は-0.5段アンダーになるように調整されているようです。