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バラが黒星病になってしまいました。
育てているアンジェラが黒星病にかかってしまい、 黒い斑点がついている葉っぱを全て取り除いたら ほとんど丸裸のような状態になってしまいました。 それで黒星病の対処法を自分で調べてみたら、 まず雨の当たらない所に置いてマルチングを新しくするように と書いてあったのでそれは実行したんですが、 薬剤散布の仕方がいまいちよく分かりませんでした。 自宅にはフローラガードとベニカXスプレーとアタックワンという 商品があるんですが、これらをローテーションで 1週間ごとに散布するというやり方で大丈夫でしょうか? 2種類のバラしか育てていないので、 噴霧機などを使って大がかりにはしないように考えているんですが。 詳しい方アドバイスよろしくお願い致します。
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一般的に黒星病にしてもウドンコ病にしてもバラには付きものの病気で、これを防ぐには例え症状がなくとも予防散布しておくことが最も重要です。 つまり冬期(12月~2月)においては、石灰硫黄合剤の7倍~10倍希釈液の散布を行う。 春に新芽が生えそろってからは、各種殺菌剤を3種類ぐらい用意して定期的に散布を行う。1種類の殺菌剤だけでは病菌に薬剤耐性が付き易いものです。 あと小まめな見回りも大事ですね。発生初期、少しでも葉に黒っぽい丸いシミを発見したら、罹患葉は早めに摘んでおくなどです。 挙げられている薬剤はお手軽ハンドスプレータイプのもので、効き目としてはやや弱いものであまりお勧めではありません。(宣伝文句はやはり宣伝文句です。) やはり本格的な殺菌剤を使いたい。具体的に挙げれば。 ダコニール1000(1000倍希釈。予防薬として有効。ただし夏場高温時の散布は薬害がでやすい。) http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00138.html サプロール乳剤(1000倍希釈。予防治療効果あり、バラ愛好家は必ず持っている薬剤です。) http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00141.html エムダイファー水和剤(500倍希釈。所謂マンネブ剤。ただし散布後に葉が薬液で汚れるので、私は使いません。) http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00518.html ベンレート水和剤(2000倍希釈。マンネブ剤よりは葉が汚れません。) http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00152.html 以上はスミチオン乳剤やマラソン乳剤などの殺虫剤との混合も可能です。またダインなどの展着剤も1Lにつき2、3滴加えてよくかき混ぜます。 少量の株でしたら噴霧器ではなく霧吹き使用でもたいして面倒はかからないでしょう。なお散布時は最低限、農薬用マスク、帽子、ゴム手袋は着用します。散布後はよく手洗い、顔洗い、ウガイをし、できれば入浴した方が良いでしょう。 しかしこれら殺菌剤を使っても被害が拡大してからでは、あまり効果は期待できません。病葉はもう治らないのです。予防散布と早期発見、このことに尽きます。予防でしたら3週間に1回の散布でも構いません。 黒星病が発生しやすい梅雨時でしたら2週間に1回でも構わないでしょう。結局、冬期の石灰硫黄合剤がよく効いているという事です。 貴方のバラが再生するかどうかは、バラの生命力にかかっています。必ずしもダメというわけではありません。 また窒素肥料過多にせず、カリ肥料を時々与えてやるのも防除には効果があります。 http://www.hyponex.co.jp/catalog/03/index.html#c(微粉ハイポネックス。計量スプーン2gで水1Lの500倍希釈。箱入りはスプーンは付属。) 上記肥料は液肥として使いますが、カリ成分の多い肥料です。他の液肥と併用しながら、1ヶ月に1回ぐらい与えると良いでしょう。 これだけのことをやれば、ご近所からは「お宅のバラは葉が綺麗だ。」と言われるようになります。
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- cactus48
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現在保有されている3種類の薬剤ですが、全て黒星病に有効とされてい ます。これをローテーションで使用したいようですが、基本的には1種 類の薬剤を1週間置きに2~3回ほど使用して見て、それでも改善が見 られない時には別の黒星病に有効な薬剤に切り替えるようにと通達され ています。同じ黒星病に有効な薬剤であっても、使用されている成分は 全て同じではありません。中の成分が化学反応を起こして薬害を起こさ せる事があるからです。薬害を起こすと手の施しようがなく枯れてしま うので、同じ黒星病の薬剤であってもローテーションで使用する事だけ は避けるようにして下さい。 バラ科の植物は病害虫の被害が多いと言われていますが、今回発病した 黒星病は糸状菌と言う菌が発生源で、非常に厄介な病気と言われていま す。病原菌は風に風によって飛来しますから、感染しないような工夫が 必要になります。ある程度の事は調べられたと思いますが、葉と葉との 間を開ける意味で剪定を行い、風通しが良くなるようにする事も方法で す。切り取った葉や落ち葉は地面に放置されていませんか。もしもそう なら直ぐに撤去して袋に入れて密封して下さい。葉を落としたからと言 っても、その葉には菌が付着しています。葉が落ちた程度では菌は死滅 しませんから、完全した葉は放置しないで隔離する事が必要です。 現在は2種類だけでも、本数が多ければスプレー式では散布が大変にな り、やはり噴霧器の方が効率は高くなります。 噴霧器は電池式から電気式、エンジン式などがありますが、家庭でバラ などに使用するのであれば3ℓ程度の電池式噴霧器が手頃ですね。 ホームセンターで2~3千円程度で買えますから、病害虫の多いバラを 栽培されているのなら購入された方がいいと思います。
お礼
詳しい回答をして頂き、ありがとうございます。 剪定のことや葉っぱの処理方法などとても参考になりました。 お手軽で使いやすそうな噴霧器を見つけたので、それを購入して使うことにしました。 また元気になってくれるよう、これから定期的に散布を行いたいと思います。
お礼
とても詳しく回答して頂き、ありがとうございました。 やっぱりこういった病気は予防が大切なんですね。 アンジェラは比較的病気に強い品種と聞いていたので、 油断して予防を怠ってしまい後悔しています。 早速紹介して頂いたダコニールやサプロールなどの薬剤を購入しましたので、 これから頑張って散布していきたいと思います。