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ダムに水没する「お墓」に関して
- 私の実家付近が、ダム計画の進行で大半が水没してしまう予定です。水没予定地にある「お墓」の問題があります。国は「移転しろ!」と迫ってきています。しかし、お墓の所有者が不明であり、移動は難しいと言われています。
- お墓は実家の横にあり、初代の先祖から受け継がれてきたものです。その地域はかつて大豪族が暮らしていた場所であり、蔵を7つほど持っていましたが、焼き討ちに遭って滅びました。現存しているお墓は、焼き討ちに合わなかった人たちの墓である可能性が高いです。
- 知人の住職に相談したところ、お墓の所有者が不明な限り移動は避けるべきであり、魂を抜いて永代供養する方法を考えるべきだと言われました。しかし、国は移転を求めており、費用も問題となっています。解決策や知恵をお持ちの方はいらっしゃいますか?
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事情も解かってきたのでちょっと補足、 機械的にやるのであれば、地元のお寺さんもあてにならないと言うことですので、 ・魂抜き⇒永代供養という手続きを安価(10万~)でやってくれるような業者(寺、僧侶)はネットを調べれば結構出てくるので、そういうところに頼む。安っぽくはなるが、ぼったくり僧侶への反骨精神で信念をもってやっている人もいるので、一概に質が低いともいえない。 ・行政側には一応その見積もりを提示して交渉する。 とすればいいんでしょうが、個人的には、質問者さんのご先祖様が何かの経緯なり、思いなりがあってはじめた墓守の仕事を、現代の一般的な流儀で止めてしまうのは果たして適切なのか、という考えもあります。 まあ、古い話で、地元の人に相談してもいい結論が出ないものかもしれませんが、供養というのは金を出して儀式を行うという他に、先祖やこの場合なら見知らぬその墓の持ち主に敬意を表すということが非常に重要なので、例え結果がでなくとも八方手を尽くすというのは悪い事ではないと思います。 というわけで、頑張ってください。
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- pullmandsg
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もう少し他のお寺さんにも意見を伺ってみたらいかがでしょうか。 私の家の近所には墓地とは別にいくつかお墓があるのですが、そういったお墓の管理については、専門家(お坊さん)の意見より、その家や集落のしきたりが優先したりもしますし、他の地域の話とかを聞いていると一般論があるわけでもないようです。 ただ、お坊さんの中には、そういったことに理解がなく、自分の寺の敷地内の墓地の管理の経験からの意見とか、1930年ごろからはじまった今風のお墓の管理の視点からしか意見を述べられないような人も結構いるようです(近所の墓地についても、町内の寺が共同墓地の管轄が自分のところにあるようにいうので町内でもめた事があるらしい、知り合いの住職さんがそういう人かどうかはわかりませんが)。 この件についても、地域の実情にあった見解を述べられるような見識のある僧侶(移転方法、質問者さんの家との関係は質問者さん、あるいは質問者さんの家のしきたりに任せ、それに従った供養をきちんと取り仕切ることができるような)に相談されるのが確実かと思うのですが、いかがでしょう。
お礼
pullmandsgさん、お返事ありがとうございます。 ダムの問題は、もう40年くらい前から起こり、その複雑な流れの中で 長い間、翻弄されてきた感があります。 実家の親族は皆、他界してしまっています。必要な「おつき合い」は 自分の出来る範囲でやっているつもりですが、この実家付近(水没予定地域)は、車でも片道2時間半くらいの距離にあり、事が起きるたびに行き来はしています。やはり地域独特の風習があり、おつき合いしていくのも大変な難題です。例えば、近所(実家付近)に葬儀が発生すると、最低でも3日~4日間、手伝いする時間がかかります。 たぶん一番の問題は、檀家(お寺)の住職の存在に不信感しか持っていないからでしょうか。本来なら、その住職に相談するのが「最良の方法」で 普通の状態なら、そこで決着できるはずなんですが…… はずかしながら、もうかなりの年輩で、お金にだけ執着し、それ以外に関しては「いわばボケ老人」みたいな住職。 業を煮やした人が、檀家を離れて行くのが現状だそうです。私の場合も親族が実家に揃った場で、この住職から「今日は、いつもの倍の金額を貰おうかね。」などと突然言われた経験があります。 ですから、それを見た親族一同からは「こんな非常識な住職なら、もう、お寺との付き合いをやめなさい。」とまで言われています。 地元にはもう1つお寺がありますが、ここは「宗派が違うから」と、やんわり断られました。そんな事情もあり、質問の内容に記してあるのは、都会に住む僧侶の方にお聞きした話しです。 pullmandsgさんのおっしゃるように、 地域の実情にあった見解を述べられるような見識のある方……… これは僧侶に限らず、地域に暮らす親戚や知人の中に 探す方が良いかも知れませんね。 「お寺とか住職でしか答が出せない……」そんな感覚でしか物事を考えていませんでした。他人の事には冷静な言葉が出てきたりするのに、いざ自分の事になると、どうも「明き盲」ですね。 これをヒントに、自分も国も、お互いが「納得できる道」を探してみま す。お墓の問題は、全体のダム問題から見れば、ほんの氷山の一角。 こんな入口で躓いていたら、ダメですよね(笑)。
お礼
pullmandsgさん、たびたびありがとうございます。 思いだして見ると、その誰のモノか不明のお墓(墓石)は 記憶の中では13個くらいあったような気がします。 ところが、現在までの国の調査では5個になっています。 墓石があった場所も移動しているようです。 その事が少し気になりましたので、本日、実家付近に暮らしている 親族の伯母に「何か知らない?」と聞いてみました。 意外な言葉が返ってきまして、 実は17年ほど前、私の父親が健在だった頃、行く先(私の代になった時) を不憫に思ったらしく、ある僧侶に「魂抜き⇒永代供養」の儀式を依頼したそうなんです。伯母は、ちょうどその頃、訳あって、実家で仮住まいをしていた頃だったそうです。 「知らないのも無理はないけど、もうやってあるのよ。何年も経過してしまったから、墓石に付けたお札も取れてしまったけど……一応、やるべき事はやってあるから、あまり心配しないでね。」 と言う事を聞きました。ちょっとびっくりしています。 そう考えると、我が家の家系図を全部調べて一冊の本にしたのも、父親でした。 そんな事実が明るみに出ましたので、それを元に、国土交通省と交渉をしていこうと考えています。 悩んでいるだけでは、一歩も前に進めませんね。少し、恥ずかしい気持ちが頭をかすめました。 ダム問題もあと数年はかかるでしょうけど、責任を持って取り組んで行こうと思います。頑張ります。ありがとうございました。