寿司や刺身の鮮度で言えば、日本との大きな違いはバラ付きが
大きいところです。鮮度の高いものは、日本の庶民的な寿司屋と
大差ありません。そもそもマグロなどは水揚げされた瞬間から低
温冷凍されていますから、流通経路での取り扱いさえちゃんと
していれば、意外に大丈夫なものです。
ただ、前述の通りバラ付きは大きいです。その理由はひとつには
流通、そしてレストランでの取り扱いにあります。以前カリフォル
ニアに住んでいたとき、現地で寿司屋などにネタを卸している業者
の人がこう言ってました。
「 中国人は白身なら分かるけど、赤身のことはわからない。だから
質の悪い赤身を日本人経営の寿司屋に持っていくと『こんなもの握れ
るか!』と突っ返されるけど、同じものを中国人経営の寿司屋に
持っていけば、引き取ってくれる 」
これと同じことを、私自身も体験しています。サンフランシスコに
出張したとき、仕事の合間にランチで寿司を食べたくなり、近場の
寿司屋に入りました。そこでマグロを口に入れたら明らかに腐臭が
して、その場で吐き出したのです。でも周りの客はわりと普通に
食べてました。日本人がいかに赤身の鮮度に敏感だということを、
身をもって実感した次第です。
なお、生ハマグリや生牡蠣は米国人もよく食べます。ラスベガスの
ホテルでのバフェ(バイキング)でも人気ですが、食中毒が出た話は
あまり聞きません。ラスベガスは砂漠の街ですが、西海岸からクルマで
4時間の距離なので、実は鮮度は十分に保てる距離なのです。
ただ、食品全体の鮮度というか、衛生さは日本に劣るようです。
たとえばサルモネラ菌が原因の食中毒は、日本では年間数人ですが、
米国では数十人にも及びます( 数百人という統計すらあります )。
おそらくは調理に至るまでの過程で不衛生な取り扱いがあるのでは
ないかと愚考します。
お礼
ご回答有難うございます。 思い出したのですが、私が読んだモノは ロブスターとかの甲殻類でした。 米国で超有名作家が売れない時に、海岸が ある街のレストランから使用済みのテーブル・ クロスを洗濯するバイトをやっていたと。する と…。ナント、○ジが湧いていたのだとかで。 (ああいうモノは腐敗が早いらしくて)それも 何回もレギュラーである現象だった…との事 でした。テーブルに出されたその時で、甚だ鮮度 が悪かったのではないかと…。ギャッ!!てな モノでした。