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捏造・嘘をまるで事実のように映画化し、人々を騙す行為は許されるんですか?
再掲です。 「ロード・オブ・ウォー」という映画を見ました。 多くの嘘がちりばめられていて、かなりガッカリしました。 武器売買に関する基礎的な内容は挿入されているので、武器売買の世界的構造の概要をこれから学ぶ人は見る価値があります。 しかし、ラストの部分で、アメリカの高官が違法な武器売買を行った違法武器商人を、 「アメリカ自身の不正な自動小銃の売買を隠ぺいするため」釈放するというストーリーは完全に捏造であり嘘です。 アメリカ政府は合法的に武器売買を行っており、違法な行為があれば、それを処罰します。 また、そのような隠ぺい工作があれば、内部告発が行われ、そのような工作を行った高官は逮捕されます。 90%の事実の中に10%の嘘を混ぜ込む、極めて悪質な映画だと思いました。 だいたい、アメリカの武器産業はチマチマと小銃や弾薬なんかを売っている商売はしません。 日本や同盟国にイージス艦や戦闘機を売って、何兆円もの売上をあげています。 闇商人が介在する余地など100%ありません。 あの映画は舞台をアメリカにしていますが、それは嘘です。 現在、世界に対して、対人地雷と自動小銃AK47を最も売りさばいているのは“中国”です。 映画の中で闇の武器商人が逮捕されても釈放される話や、アフリカでの大虐殺の話など出てきますが、 あれもアメリカの支援を受けている国ではなく、ダルフール大虐殺といわれている中国が行った大虐殺です。 (「ダルフール大虐殺」で検索してみて下さい。) この映画で許せないなと思ったのは、戦争の原因が描かれていないことです。 銃と弾薬を大量に消費するためには、小規模戦闘、テロ、暴動が必要です。 そのためには、人々の憎しみが必要なのです。 そして、憎しみの種を人々に伝えるシステムが必要です。 ニューズウイークは、アメリカの軍人がトイレにコーランを流したと いう嘘の報道を行い、イスラム教国で暴動が起こり、多くの人が死にました。 憎しみはテロを生み、テロは小銃を必要とします。 アメリカ政府やアメリカの武器産業はテロなど必要としません。 なぜなら、イージス艦や最新鋭戦闘機とアフリカの地域紛争は何ら関係がないからです。 アフリカの地域紛争を煽り、闇の武器商人が対人地雷と自動小銃AK47を売りさばいているのは“中国”です。 90%の事実の中に10%の嘘を混ぜ込み、中国が行っている悪行を、まるでアメリカが行っているように描いて捏造・嘘を映画化し、無知な人々を騙す行為は許されるんですか?
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質問者が選んだベストアンサー
質問者さま御自身、もう このスレを御覧になっておられないみたいですが、私の前回投稿で、小説の場合にも言及しましたので、ご参考までに追加させていただきますね。 なお、仰っている問題は、先入観とか、プライミング効果などの心理学領域にまで関わってくる可能性も全くないとは言えないと思われますので、やはり、そう簡単に かたづけられない側面も含んでいるかもしれません。 「芸術を優先するあまりフィクションと現実の つながりを見落すようなことがあってはならない しばしば歴史的現実とフィクションは別だという考え方を示しているがフィクションをつくりだす際にこの小説家は、そういった言葉とは裏腹に読者の関心を現実的なもののほうへと向けるために自伝的モチーフまで取りいれながら現実とフィクションの疑わしくあやうい関係をしたたかに利用し、そうすることによって独自の小説的世界をつくりあげている。 おどろくべきことに、この文学的手法は芸術的効果をあげるだけではなく、作者の生きる歴史的現実にも大きな影響をあたえてしまった。この小説の抜粋がフランスの週刊誌に掲載されたことが直接の引き金になって、クンデラはチェコの市民権を剥奪されてしまったのだ。歴史的現実と文学的虚構のおそろしい相互作用。 ~『笑いと忘却の書』は このおそろしい相互作用を このうえなく顕著なかたちで示してくれている。こんな作品を前にしたときフィクションと現実の境界線はいったいどこにあると考えられるのか?」 (『世界×現在×文学 作家ファイル』)
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- noname002
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お気持ちは分かるような気もしないでもないですけど(笑) 小説なども そうですが、映画というカタチになってますからね。 つまり、「お約束ですよ」という大前提がシッカリと突きつけられているわけです。 それでも、小説作品のモデルの用いかたを めぐって裁判沙汰になったという事例がありますし、映画やテレビドラマの役柄イメージが強烈であるほど、俳優個人の私生活においても そのままなんだろうと、なんとなく思い込んでしまってる人、大のオトナでも意外に多いものなんだそうです。幼い子どもなんかは特に そうでしょうね。 これはフィクションである、エンターテインであるということが、あらかじめ分かっていて、それでも なおグイグイと引き込まれてしまう作品というのはあります。それは、その作品が持つ魅力、力強さの あらわれに他ならず、知らず知らずのうちに人心に潜在的な影響を与えていないという保証もありません。けれども、 同じく映像作品で、問題になるとしたら、ドキュメンタリーとか、これは実話であるという ふれこみが虚偽であったりする場合でしょう。 それが実際であるのか どうかが見分けられないような場合には、現実的な影響が及ぶ恐れも もちろん大いに あり得ます。しかし、フィクション、エンターテインであるものといううえでは、繰り返しますが 「これは、お約束ですよ」という大前提が、すでに、シッカリとカタチにして突きつけられているわけです。
お礼
では、ナチスドイツが作ったプロパガンダ映画も許されるんでしょうか? 「これは、お約束ですよ」という大前提があれが、視聴者を騙してもいいんですね。 騙された方がバカだということですね。 日本のマスコミと同じで、嘘・捏造を報道しても、騙された視聴者がバカなんですね。 回答ありがとうございました。
いやあの…映画に突っ込んでどうするの? 面白くするために脚色を加えるのが映画。 誰も100%真実のドキュメンタリーですとは一言も言ってないわけで。 それにイージス艦と小銃、まったく別物を比較するのもどうかと。 アメリカがイージスのような高価なものだけを売ってるわけじゃないでしょ。小銃から弾丸から、何だって売ってますよ。
お礼
SF映画とプロパガンダ映画との違いを理解できますか? 回答ありがとうございました。
- ozunu
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精神が未熟な人は、現実と虚構をうまく区別できないというのは良くある話です。 あなたが悪い訳ではないので、徒に自らを卑下する必要はありません。
お礼
韓国からの留学生が言ってました。 「韓国人の花郎が日本に渡来して武士の源流になったんだ。」 その理由を聞くと、そんな映画があるそうです。 精神が未熟な人は、現実と虚構を区別できないんですね。 回答ありがとうございました。
- debukuro
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だったら小説など成り立ちません あなただってすべてを自分の目で見自分の耳で聞きしたのではないと思います 中国がアフリカの地域紛争を煽っている現場を見ましたか? 中国がAK70を売りさばいている現場を見ましたか? すべてネット検索で仕入れた知識でしょう 映画の内容をとやかく言い出したら映画など作れません SF映画なんてものは嘘の塊じゃないですか
お礼
あなたは定額給付金法案の成立現場を見ましたか? 人間は自分の目で見ずに、自分の耳で聞かずに、ネットや新聞で知識を仕入れているです。 自分の目で見て、自分の耳で聞いたことしか信じないんですか? debukuroさんは歴史に学ぶことなんてしないでしょうね。 SF映画とプロパガンダ映画との違いを理解できますか? 回答ありがとうございました。
お礼
「ロード・オブ・ウォー」は現実とフィクションの疑わしくあやうい関係をしたたかに利用したプロパガンダ映画ですよ。 フィクションと現実の境界線をあやふやにして、中国のやっている悪行を、まるでアメリカが行っているかのように錯覚させ、人間の無意識に刷り込ませるプロパガンダ映画です。 そのような行為は許されるのか?と聞きたかったわけですが、 どうも、みなさんは質問の真意を理解してないようで・・・。 SF映画とか言い出す人もいるし。 回答ありがとうございました。