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版画のロットの善し悪しとは?
- 版画制作におけるロットの重要性について
- 鉛筆で総印刷数と通し番号を付ける理由
- 最上のロットは第3クオーターである理由
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質問者が選んだベストアンサー
刷りの善し悪しも作品のうちだと思えばそんな見方もできるのでしょうが それでも一応は作者がチェックして 自分で納得できないものははねるでしょうから あまり気にすることでもないと思います。 私も銅版画をいくつか作りましたけど 最初と最後の部分は外に(売りに)出すのは避けました。 中にはシリアルナンバーの書き方が気に入らなくて出さなかったものもあります(笑)。 ま、購入したものをいつかは高値で売ろう、という魂胆なら シリアルを気にする選び方もあるのでしょうが ご自分が気に入った作品として購入するのなら あまり気にすることでもなさそうに思います。 あえて自分の経験から言えば 4分割した場合ではインキの盛り方が分かってくる第3Qが最良でした。 ただ、知人の中には まず上がりのチェックを済ませてから あらためてシリアルを記入する人もいました。 つまり、番号順に刷られた、という訳ではない場合もあります。 それでも中には、刷りの程度はともかく若いシリアルが欲しいという人もいました。 「試刷り」だけを集めている人もいました。 きっとその人たちは作品の中身や刷り上がり以外の部分で 価値を見つけているのだろうと思います。 ただ、それはそれとして やはり最初の部分は版とインキの馴染みが悪いとか 最後の部分は版が疲労してくるとか そうした意味で自分(作者)が求める上がりにならないのは事実です。 これは木版画など版が一点ものの版画には同じことが言えます。 が、シルクスクリーンなら版そのものを新たに作れますから そういった事はあてはまらないのかもしれません。 ● それでも、その先生、 芸術作品に接する場合には シリアルの見方よりもっと大切なものがあることを教えるべきでした(笑)。
お礼
ご回答ありがとうございました。 大体あってるが、あんまり気にしなくていい、という事でしょうか。 >まず上がりのチェックを済ませてから >あらためてシリアルを記入する人もいました。 >つまり、番号順に刷られた、という訳ではない場合もあります。 そういうケースもあるんですね。作家ごとのマイルールって感じでしょうか? なお、先生の名誉のために もっと大切なモノもご教授頂きました、とは申し加えておきます。 まあ、もう一つ明確に覚えているのは 「人はいかにバブルに狂ったか」という雑談で、これはこれで趣がある話ですが、美術眼とは関係がない(笑)。その辺は生徒の出来がダメだった、ということで・・・