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抗コリン作用
知人の病気(緑内障)のことで調べていて、「抗コリン作用」というのを知り、それについてもっと詳しく知りたいと思っています。といいますのは、それらの作用を持つといわれる内の薬を、自分は数年前より常備薬としているからです。自分は緑内障ではありませんが、「抗コリン作用」について御存じの方、詳しくわかりやすく教えていただけたら、と思います。 どうぞよろしくお願いします。
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ヒトの体は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経によって支配されているのですネ。 交感神経は「昼の神経」副交感神経は「夜の神経」という表現をすることが多いのですが,その表現のとおり,交感神経は心臓の鼓動を早め,血圧を上げ,目は開き…といった作用をしめし,副交感神経は逆となります。 そして,この神経は「アセチルコリン」という神経伝達物質が重要な働きをしめすのです(他にも様々な物質が関与しますが)。 このコリンの働きを邪魔するのが抗コリン作用です。 といっても,この「抗コリン作用」というのは副交感神経末端の作用を邪魔するということに限定しての言葉なんですネ(完全にコリンを邪魔してしまうと交感神経さえも阻害しますからネ)。 「コリンエステラーゼ阻害作用」という作用を持つものもありますが,これはコリンを分解する酵素を邪魔する薬なので,抗コリン作用の逆で,コリン作用増強を示すということになるのですネ(緑内障の治療にはコリン作動薬が用いられますが,フィソスチグミンなどはコリンエステラーゼ阻害薬もその一つです)。 抗コリン作用を持つ薬を飲むとどうなるかというと,副交感神経が阻害されますから,交感神経の作用が強く出るということになります。 こんなところで。 以上kawakawaでした
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- yayosuke
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『抗コリン作用』で検索されました? たくさんヒットしましたよ・・・(^_^;) その中でも、解かりやすいかな・・・と思うものを参考URLに載せてあります。
お礼
ありがとうございます。検索は一応してみたのですが、どれもその薬剤についてしかのっておらず、コリンということや、抗コリンのメカニズムについてのようなことがなかなかなくて・・。遅い時間にも関わらずご回答をありがとうございました。
お礼
kawakawa様。ありがとうございます。 とてもわかりやすく、ポイントをまとめて説明くださり、大変参考になりました。知りたいことを知ることができ、また、私自身の誤った認識点にも気付くことができました。これを参考に、いろいろ覚えたいと思っています。早朝にもかかわらず、御丁寧な回答をありがとうございました。