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沖縄

沖縄戦と沖縄サミットそして基地問題は一体どういうつながりがあるのでしょうか。申し訳無いのですが、どなたか説明していただけないでしょうか。

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  • PapaSan
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回答No.1

まず、日本国で唯一の地上戦が「沖縄線」であることは、ご存じのことでしょう。 この地上戦の時に、「日本軍」は、沖縄の方たちを楯にして、自らの身を守った過去があります。 さらに、「日本軍」は、沖縄の方たちに、本土に「連合軍」がこないように、あるいは、その時期が遅れるように指示し、自分たちは「本土」防衛・決戦のために、沖縄の地を後にしました。 そして、「敗戦」を迎え、戦後はアメリカの統治下としての歴史があります。 その時期に、「米兵」の無法行為が、結構ありました。 ですが、明確な形での、裁判権が無く、結局泣き寝入りの場合が、多かったようです。 その後、日本に返還はされましたが、極東地区の防衛(つまり、中国・朝鮮からの「米本土」へのミサイル等の懸念)のために、「極東アジアの安定」の名の下に、日本にある米軍基地の60-70パーセントが、沖縄に作られました。結局、治世権が変わっただけで、沖縄の実体は変わらなかったのです。 これらが絡み合い、沖縄では、伝統的に「革新(古い言葉)」が強く、保守陣営(自民党など)は、常に苦戦を強いられてきました。 そこに、「基地返還」の気運が盛り上がってきました。 しかし、実際にはなかなかその実現には、至っていません。 そこで、日本がサミットの議長国になるのを、良い機会として、その開催地を故小渕首相が、沖縄に設定しました。 そこには、沖縄を世界の主役にすることにより、沖縄県民の不満をそらそうとの意図があります。さらに、世界中から、首脳を始めその周辺閣僚・官僚が集まり、附随して世界中のジャーナリストが集まります。彼らが、沖縄に落とす、経済効果も期待していることもあります。 一方、沖縄の方たちと政府、共通のねらいとして世界に「沖縄の現状」を見せることにより、膠着状態に陥っている「基地問題」を、世界の世論を背景に、解決したいとの思いもあります。

goodspell
質問者

お礼

非常に詳しく、また丁寧にわかりやすく教えてくださって有り難うございました。今回のサミットと沖縄戦をからめて現在レポートを書いているのですが、PapaSanさんの回答がなければレポートを書き始めることさえ出来なかったと思います。ありがとうございました!

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