日本初の観光鉄道は

質問

いま、Gooのスタートページを見ていたら、4月26日開業の「門司港レトロ観光列車」が「日本初の観光鉄道」と書かれていたのですが、京都の嵯峨野観光鉄道は観光鉄道ではないのでしょうか。

回答No.3

travelKENKEN · ベストアンサー

以前は、列車に乗って遊覧をするという名目では鉄道事業は認可されませんでした。実態はともかくとして、国が鉄道事業として認可するには、a地点からb地点への移動のために乗車する人から運賃をいただいて営業をするという形での許可申請が必要でした。

しかし、鉄道事業法施行規則の改正で、同規則第六条の二に「景観の鑑賞、遊戯施設への移動その他の観光の目的を有する旅客の運送を専ら行うもの」という規程が加わったために遊覧も目的とする観光鉄道でも国の認可が下りるようになったわけです。

門司港レトロ観光列車は、これに基づく鉄道事業認可を得た第一号です。つまり、嵯峨野観光鉄道や黒部峡谷鉄道などが観光鉄道と名乗ると、偽りの申請で鉄道事業許可を受けたことになり、法令違反で営業停止処分となります。観光鉄道と堂々と名乗れるのは門司港レトロ観光列車しかありません。

お礼

大変よくわかりました。ありがとうございました。
これですね。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S62/S62F03901000006.html

五条2項鉄道とか四条鉄道とかいう術語ができそうですね。
法律家はよくそういう言葉を作りますし。
ありがとうございました。

回答No.4

pcg02

法的には嵯峨野観光鉄道は観光鉄道ではありません。
同じく、黒部峡谷鉄道なども。
しかし、実態は観光鉄道ですね。通常の利用を目的にしているとしたら、高すぎますし。
これを利用した鉄道をほかに建設、というか開業しようとしているところは、かつての信越本線軽井沢-横川の間の廃線区間ですが、これを観光鉄道としてできるだけ多く復活させようということで、一時期は軽井沢までのすべてという話しもありました。現在、横川の旧横川機関区跡地の鉄道文化村から、少しの間で、トロッコを運行しておりますが、これは園内アトラクションです。
今も、この話は完全になくなってはなく、とりあえず途中の熊の平まで、ということらしいです。現在整備中なのかな？それは知りませんが。
　この話で、どうなったかは知りませんが、興味深いものがあります。それは、現在は園内アトラクションという扱いで、かつてのJR(国鉄)最急勾配区間もディーゼルで走らせていますが、これを観光鉄道、とする場合はさすがに危険だということで、一時期議論になっていました。
これからもわかるように、観光鉄道でも鉄道なわけで、正式な鉄道、であるわけです。行っていることが意味不明かもしれませんがｗ
要は、軌道運転規則や鉄道事業法が適用されるわけですね。

　話がそれましたが、法律上の観光鉄道は門司港レトロ観光列車が初めてなのでしょう。

お礼

すごくよくわかりました。ありがとうございました。
でも嵯峨野観光鉄道などにしてみれば、
「観光鉄道と名乗っているのに法律で観光鉄道と見なされなかった」
のに、いきなり法律が改正されて、門司港レトロが第1号になったというのは
ちょっと納得いかないでしょうね。

回答No.2

cipher_roy

訂正・・・
参院選→山陰線

回答No.1

cipher_roy

黒部のトロッコ列車、立山アルペンルート、嵯峨野トロッコ列車も
全て観光鉄道ですよ。

黒部のトロッコ列車や立山アルペンルートは元々は関西電力の発電・送電の
保線のための業務用路線を観光用にも開放したもの、嵯峨野の観光トロッコは、
参院選の電化に伴なうルート変更により旧線路を観光用に払い下げてもらった物で
敷設当初から純粋に観光路線だったわけではないという点はありますけれどね。

でも、それを言うなら門司の場合も昔の貨物路線の引込み線の跡地を
利用（こちらは完全に線路が撤去されていた期間がかなり長く、連続的に
営業路線だったわけではありません）しているので、随分見苦しいやり方
だなとは思います。
黒部や嵯峨野からも『誇大広告では？』という抗議がありましたからね。

お礼

ありがとうございました。
法律的な問題があるそうで、第1号の観光鉄道と名乗る理由は
それなりにありそうですが、「誇大広告」っぽい気はしますよね。

もし将来日本のどこかで、鉄道が走るのを見るのが目的の路線ができたら
それが本当の観光鉄道だと思いますが…。
余計なことでしたすみません。
ありがとうございました。