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駄作が生まれるワケ
タイトルどおりなんですが、何故駄作って生まれるんでしょうか。 もちろん個人の趣味の問題なので、一概に「これが駄作」って決められないってことは分かります。 私もB級、C級の映画に魅力を感じる作品は多くあるし、単館とか結構好きなので見るんですけど、 超大物俳優を起用したり大金をかけたのに駄作…っていう作品も多くあると思います。 一つの作品にウン億円もかかる場合、スポンサーや関係者など「いい大人」が 色々話し合っているわけですよね? そこで「これヤバイよ」ってことにはならないんでしょうか…。
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かつて「ラッキー・レディ」という映画がありました。ライザ・ミネリ、ジーン・ハックマン、バート・レイノルズ共演という豪華な作品でした。当初結末はライザだけが生き残り、後の二人は死ぬはずだったんですが、スポンサーが難色を示したために、結局三人とも生き残ることになりました。 また、アンソニー・ホプキンス主演の「ハンニバル」も当初は原作通りの結末だったんですが、スポンサーの意向により今の形になりました。 「ブレードランナー」は脚本が三回変わり、最後には三度変わった脚本を全部合わせた形になりました。 「ラスト・サムライ」の最後、トム・クルーズだけが生き残ったのは役者の意向を汲んだものだという噂があります。 映画には数多くの人が関わり、それぞれの都合で物を言います。そのことが映画をとんでもない方向に向けてしまうことが多々あるようです。上記作品はどれも結果的にはヒットしたんですが、当然うまくいかないこともあります。「迷作」が生まれる背景には、こうした有力な誰かの「意向」が影響しているのかもしれません。
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- ucok
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#3欄へのお礼を拝見しました。 『20世紀少年』に限っていえば、興行成績は抜群です。http://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%92%EF%BC%90%E4%B8%96%E7%B4%80%E5%B0%91%E5%B9%B4+%E8%88%88%E8%A1%8C&hl=ja&sourceid=gd&rls=TSHJ,TSHJ:2008-33,TSHJ:ja したがって、今回のご質問にある、ウン億円かけたスポンサーや関係者が「これヤバイよ」ってこと、にはなりませんよね。儲かるのも予想の範囲内なら、人が集まる分、賛否両論があるのも予想の範囲内。 そういう意味では、「作品が売れれば、賛の数だけ否も出るから、より多くの人にとって駄作となり得る」のが、駄作が生まれる要因とも言えますけどね。 ちなみに、「駄作」と言っていいのかどうかは疑問ですが、小説であれマンガであれ、人気の原作を映画化するのは難しいですよね。たいてい原作に思い入れが強いファンがいて、何を作ってもその人たちにガッカリされるうえに、製作側も、ファンがいだくイメージを崩さないように意識するのでバランスを崩しやすいんじゃないかと思います。
- k16399638
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確実な答えがひとつ。 新興宗教がスポンサーだと、「駄作」が生まれるとおもいます。 バトル・フィールド・アース、というタイトルで、検索してみてください。
お礼
早速検索しました! すごいですね、知りませんでした。 こんなボロクソな作品…逆に興味あるじゃないですかっ(笑 質問と矛盾していますが、明日早速見ちゃいますよ。 ありがとうございました(笑
- ribisi
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駄作という評価はおっしゃるとおり主観的なものも含みますので、 失敗作ということになるのでしょうか。 それも、興行的な失敗というのではなくて、制作がうまくいかなかった ということでしょう。 ということは、制作に携わる誰かが力量不足なのか、 人間関係にまつわることなのか(特定の役者のわがままなど)、 あるいは金の問題なのか。 そして、動き出してしまったら、すぐに金銭が発生しますし、 キャストスタッフを確保したら、たとえ途中で中断しても 人件費が継続的にかかってしまいます。 だからなんとしても形にしなければならない。 しかし作り手は皆プロですから、いざどこかで躓いてしまうと、 これはうまくいかないだろうという手ごたえはわかってしまう。 すると、やっぱり人間だからテンションは下がる、士気も衰える。 そういう現場のムードというものが出てしまうのが映画の怖いところ です。 一言で言うと映画にかかるコストの大きさと、設計図どおりには できない不確定要素の多い創作であること、が私が考える原因です。
お礼
ありがとうございます。 そうです、興行収入ではなく作品の失敗作っていうんでしょうか。 大枚をかけた作品で興行収入が多いのはわかります。宣伝にも力を入れているでしょうしね。 なるほど、色々な人が関われば軌道修正も楽ではありませんよね。 関係者が「これやばいだろうな…」って思いながら作品を作り続けるってちょっと悲しいですね。 というか企画の段階で誰も何もいわないんでしょうか。 大人達が「おもしろそーじゃんっこの題材でやろうぜ!」「やっちゃえ、やっちぇ、儲かりそう!」ってテンションで会議してるんじゃないか…って感じちゃいます。 仰るように、色々な意見があるので一概には言えませんが 大作といわれるビックプロジェクトほど粗が目立つような気がします。。。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
具体例をあげていただけると説明しやすいと思うのですが。例えば興行収入は少なくても、一部受けする贅沢品もあります。 一般的には、製作過程の不可抗力とか(例:ロケの許可が下りなかった/役者が倒れた)、宣伝が下手だったとか、誰かからダメ出しが出て修正しているうちにわけわからなくなったとか、が考えられるのではないでしょうか。初期の脚本と、出来上がった物とで、大幅に変わっている映画はたくさんあります。
お礼
回答ありがとうございます。 具体的に…う~ん。。。 駄作の部類には入らないかもしれませんが、20世紀少年とか そうかもしれません。 結構賛否両論がありますよね。 どこのレビューを見ても大体50点~60点台だと思います。 偉い人たちが色々考えたんでしょうが、制作費60億(3本分)を考えると、この結果に首を傾げざるを得ません。 一般の人たちの平均的なレビューでも評価低いのに 大人たちは企画の段階で「無理あるな」って思わないんでしょうか?
- tiltilmitil
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お金のかかっていない、言い換えるとお金をかけることのできない作品は、「なんとしても他人に認められる作品を作って成り上がろう」という方向に力をいれ、時に多くの人が認める傑作が生まれる。 そしてそれでお金を出してもらえるようになると、「自分の本当に作りたい作品を作ろう」という方向に力を入れてしまい、多くの人には合わない作品になってしまう。 そんな感じではないかと思っています。
お礼
すみません、私の説明不足でした。 ちゃんと説明できるか分からないんですけど… >そしてそれでお金を出してもらえるようになると、「自分の本当に作りたい作品を作ろう」という方向に力を入れてしまい、多くの人には合わない作品になってしまう。 超個性的作品は駄作ではないと思うんですよ。 例えば北野作品とか、松本人志の「大日本人」とかね。 あれはもう、この監督作品だから見るって感じじゃないですか。 そうではなく、万人受けとしてつくった大型作品です。
補足
すみません、下↓お礼が途中で切れてしまいました。 それを踏まえて回答者さんはどう思いますか?
- hunaskin
- ベストアンサー率30% (1854/6060)
>スポンサーや関係者など「いい大人」が色々話し合って これがクセ者なんでしょうね。 「船頭多くして船、山に登る」ってやつじゃないでしょうか。 あと、超大物俳優様の意向を汲みすぎて、プロデューサーや監督や脚本の意図からずれてしまうとか。 商業志向の作品はどこかでボタンを掛け違えたまま作業が進めば進むほどダメだしがし辛くなるかと。 そこまでかかった金をあきらめるのがどんどん厳しくなるから。
お礼
なるほどねぇ、 >船頭多くして~ 的を得た言葉ですね。 でも一般公開して、半数以上―言ってみれば作成に関しては素人―が「ダメだ」って判断する場合、 関係者は段取りや原作、配役(監督も含む)など、修正可能な段階で分からないものなんでしょうか…。
お礼
回答ありがとうございます。 興行収入において成功しているのは知っています。(私も観ました^^) 例が突飛過ぎていました。 私の文章力のなさで誤解させてしまってすみません。。。 No.5さんが仰っているように、利益的に成功したという意味ではなく 作品的に…という意味で聞きたかったんです。 質問文にも書きましたが、作品に対する評価は人それぞれなので 一概に「コレ」って言うのが指せないのが残念です。 多くの観客がいるのであれば、三者三様の意見があって当然だと思います。 ただ、それでも皆に愛される作品ってありますよね。 私が思ったのは、どうせ多額の制作費をかけるならば 何故それを目指さないのかなぁ?と。 もしくは最初は「イケル!」って感じだったのかもしれませんけど。 回答者さんが仰るように、原作が人気の映画って批判されやすいですよね。 それを分かっていても作成するっていうことはやはり 収入>内容 という図式になってしまっているんでしょうか。 少し寂しい気もしますが、そう言いながらもやはり見に行ってしまう私は矛盾していますね(苦笑