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XLRのバランス接続の配線
XLRコネクタのバランス接続の配線について、1はgroundshield、2は hot、3はcoldですがコネクタ自体のアース端子はなにも接続しなくてもいいのでしょうか、また1とジャンパ-接続してもいいでしょうか 教えてください、ファンタムには影響ありませんか
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確かに古い海外メーカー機材では、今の規格と違う配線構成のものもあるので要注意ですが、少なくとも、ここ10年くらいに国内販売された機材なら、1番グラウンド、2番ホット、3番コールドで大丈夫です。 XLR端子自体の金属部にグラウンドを繋ぐかどうかについては、ITT-CANONの正規品なんかでは、端子金属部とケーブルのシールド(グラウンド)を電気的に接触するための針金のような部品が入ってるものもあるので、『厳密に言えば』端子金属部とグラウンドは繋いだ方が良いのかもしれません。 でも、私自身はケーブルを自作するときには、めんどくさいのも有って(^^ゞ、一切繋いでませんし、ノイトリック製のXLR端子なんかの廉価版モデルでは、端子金属部とグラウンドを接続するための半田付けポイント自体が省略されているものもあります。 でも、実務上では、そのために問題が発生することは、まずないですね。 メーカー品のXLRケーブルでも、私は、端子にグラウンドがちゃんと繋いであるものを見たことの方が遙かに少ないです。 規格的にも、端子金属部がグラウンドに繋がっていなくても、接続時に1番ピンが最初に繋がるようになっているし、当たり前ですが各電極は端子金属部とは構造的にしっかり絶縁されているので、その点では端子金属部がグラウンドに繋がっていないといけない理由は無いのです。 ちょっと気になるのは、端子内では芯線がシールドから剥き出しになってるので、端子がグラウンドに落ちてないと、そこからノイズが入ったりしやせんか・・・なんてとこでしょうが・・・ これは、私も聞きかじり知識なのですが、XLRケーブルの端子を機器側にきっちり差し込んだ状態だと、端子自体が機器のボディ(グラウンド)と電気的に繋がり、また芯線がシールドから剥き出しになるのは、XLR端子金属部の「金属筒の中」になるようになっているので、機器にちゃんと繋げばシールドの隙間は全く無くなる・・・だから必ずしも端子とケーブルをグラウンドで繋がなくとも、シールド効果は維持される・・・という小理屈が、有ることはあるようです。 で、ファンタムですが、これは極性をプラスマイナスで表せば、ファンタムはホットとコールドがプラス、グラウンドがマイナスという関係なので、端子金属部がグラウンドと接続されていていなくても、別に問題はありません。 これは、質問とは関係ないと思いますが、XLRと2Pフォンを変換するときには、一応、一般的なセオリーではコールドをグラウンドと接続することになってますが、そうなるとファンタムがショートすることになるので、何か問題はないか・・・というのが悩ましいところ。 一応は、ファンタムの機器規格的にはショートしても安全なことになっているのですが、機器レベルでは怪しいものが結構いっぱいあります。 そもそも、ファンタムはマイクにのみ使うものなので、機器間接続にファンタムが乗ることは想定されていないのですが、ファンタム付きのミキサーにマイクとXLR出力機器が混在接続されることは、ままありますから・・・ちょっとおっかない。 そんなことから、私は個人的には、XLR-2Pの変換が必要なときには、コールドとグラウンドは全く接続せずに浮かせておく変換ケーブルを自作して使うようにしています。一般的なセオリーには反しますが、私の経験の限りでは、実務上の問題が発生したことはありません。 もっとも、コールドは未接続の変換ケーブルでも、XLR側にファンタムが乗っていると、2Pのホットとグラウンド間にファンタムの電圧がかかることに違いはないので、これが原因で入力側機器に問題が発生することはありますから、何かと気は遣います。 そういう場合は、他の要因で若干不利な面があっても、ファンタムを出すミキサーに繋ぐ2P出力機器には、必ず間にD.I.Boxを挟み、すべてのミキサー入力をXLR接続にしてしまうのが一番確実ですね。 (XLR-XLR接続なら、ファンタムの対策は絶対に取られていることになっているので、自作機器等でよっぽど規格外設計のものでない限り問題は発生しないので)
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- nrb
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配線は必ずしも記載の通りではありません、一部の商品(海外)は違います。3番のアースは必ず入りますまた基本的にアースと接続することはありません簡易変換でアンバランス→バランス接続変換に見られてることはあります、当然バランス接続の外来ノイズに強いのが無くなりますので影響はあります
お礼
ご回答有り難うございます 大変よくわかり、勉強になりました。 結果として、1.2.3のみの結線でいいと言うことですね NO1さんのご意見も、時として規格外があるとのことで 参考になりました。 そういえば私の前のTOAのメインアンプのINPUTは3がHOT 2がCOLDでした。 ファンタムのことを考えると何でもかんでも共用で使用するのは ちょっと危険ですね。 特に現場の暗がりでのセツティンクなどは慎重にしないと怖いですね 有り難うございました