削ってかぶせるだけなのか、根の治療からなのか、抜歯も含むのか
どこから始めるかによって全く違います。
根の治療からであれば、予想も付きません。なぜなら根の中がある程度の無菌状態にならなければ、本来ならば先に進めないからです。
治療の進め方も歯医者によって全て異なります。
一度に終わらせる人も居れば、一部ずつする人も居る。
私の場合は現状で噛み合わせが成立している場合は、その歯は後から治します。でないと、全体の噛み合わせが狂ってしまい、後に顎関節症になるリスクがあるからです、
だから、まず、噛み合わせを確保した時点で、かみ合わせの失われている部分を再現し、次にそれを基準にして、噛み合わせのあった歯の治療に進むのが、私の組み立て方です。
もう少し具体的には
まず、保存不可能な歯を抜歯する。
次に保存したい歯であってかなり難しいものを治療する。
次に保存可能と判断した歯の根の治療。先に行なった難しい歯の経過でだめだった歯を抜歯。
土台を立てる
上下では下を優先、左右ではその人が良く使う側を優先して削り、型を取る。
反対側の歯は、先に型を取った方がセットしてから削り始める。
但し本数が多い場合は、前方の小臼歯と大臼歯(奥の二本)をX字に交差して治すこともあります。
これは噛み合わせと本数や場所によって違います。
私の場合は前歯は最後になります。
噛み合わせの高さは奥歯で決まりますし、固定できます。
前歯を先に治療すると、噛み合わせの調整が困難、噛み合わせの保持が困難、前歯の根に過大な負担がかかり易い。
食事がし辛く栄養状態が悪化するなどの理由からです。
これも、歯医者によって皆異なります。
だから、まず診て貰って、計画を立ててもらうのが一番です。
そのほかにも、どことどこを纏めて行なうか、どこを別にするか、治療を重複させるのはどこか…など、質問にあるだけで7組の組み合わせがありますし、一組ずつから7組一遍にまでの組み合わせがあります。(果たして何通りあるでしょう)
根の治療からでも、週2二回通院で、半年ぐらいをとりあえずの目標にしたらいかがでしょう。
もちろん経過によっては長引きますし、早く済めばラッキーなだけです。ひと月毎の見直しも大切ですので、必ず計画のチェックをしましょう。
お礼
具体的に答えて頂きありがとうございます。 噛み合わせは現時点でなんか変です。深すぎる気がします。これ以上悪くならなければいいのですが。この治療により良くなることはあるのでしょうか? いい医者を選ばないと大変なことになりそうなので医者選びは慎重にしたいと思います。多くても週一しか通えなそうなのでなんだか気が遠くなりそうです。ありがとうございました。