材料によって異なります。これは値段では判断しかねます。
インプラントは保険外なので、「混合診療の禁止」から完全自費診療になります。従って保険適用の材料を使っても自費扱いにあります。
それに保険材料だから安くしなければならないという決まりも無いので、上部装置(冠)が何で出来ているかは費用からは判断できません。
セラミックであれば、クラック(細かなヒビ)さえ無ければ中に浸透する事は少なく、表面を磨けば綺麗になります。
ハイブリッドであれば、製品によってはセラミックより若干傷つき易いので、場合によっては取れない場合もあります。
保険材料の硬質レジンやレジンでは、比較すれば更に強度が低いので、取れない可能性は前者より高くなります。
また、実際に取れるかどうかは着き方にもよります。
クラックなどに入ってしまっている場合は取れても表面を削るので、場合によっては下地が透けてしまう事があります。
この場合や取れなければ上部構造だけ作り直しと言う事になります。
単体ならさほどではないですが、連結やブリッジなら細かな部分を綺麗にするのは大変です。場合によっては歯と歯の接触面などに着色が残ってしまう可能性もあります。
とりあえず取ってみて、満足いかずに完全に綺麗にするなら、やはり作り直しが良いと思います。
以前はインプラントではメンテナンスをし易くするために取り外しが出来るタイプを作る先生が多かったのですが、最近はあまり見かけません。
取り外し可能なタイプなら簡単に作りなおしも出来ますが、そうでなければ、土台を傷つけないように丁寧にはずすので、多少時間がかかります。
新しくする間は仮の歯を入れたりするので、それを作る時間も必要です。