何度もおじゃましてすみません。
頂いた情報をベースにまとめるとこうなりますね。
考えるヒントにしてみてください。
1.早慶と阪大を併願して両方大丈夫となるには
まず、入試問題の傾向が違います。
A:阪大(クラスの国立)に合格するための勉強
B:早慶に合格するための勉強
とした場合、
AとBは包含関係になりません。
つまり、
AがBをすっぽり覆う(A⊃B)というわけではなく
BがAをすっぽり覆う(A⊂B)というわけでもない
といえます。
数字上(偏差値ランク上)は阪大が上、早慶が上、とか、なってしまいますが、あくまで数字上の話で、たとえば水泳で言うと「自由形と平泳ぎでどっちが速い」とかいう、きわめてナンセンスな比較にすぎないといえます。
イメージでいうと
A∩B(AとBの共通集合)は「センター試験の英国歴史」くらいのイメージでしょうか。
また、同様に、
A\B(AのBに対する差集合 つまり Bに属さないAの部分)は
「セ数学1A2B、セ理科、英語要旨問題、自由英作文、国語記述問題、日本史論述」
くらいのイメージで、
B\A(BのAに対する差集合 つまり Aに属さないBの部分)は
「難関英単語・英文法、長文速読能力、国語難関マーク問題、細かい文学史知識、日本史重箱スミ問題」
くらいのイメージです。
※このあたりはあくまで私見なので、ご自分で考えてみてください。
AとBの全体(A∪B)にすべて対応できるようになるには、互いに共通性がない勉強をして、どれも完璧にしないといけないということです。
水泳に例えると、「自由形も平泳ぎもオリンピック決勝レースに残れる」ようにしないといけないということと言えます。(そんなのマイケルフェルプスでも北島でもムリ!)
ましてセンターレベル(A∩B)が「危うい」なら、限られた時間の中で、どれまでできるのか、現実的なプランを考えてみてはいかがでしょう。
阪大を東大にしても似たようなものです。
Aにばかり集中してきた人が、Bの形式に慣れないのは事実です。
確かに、東大も早慶も合格という人はいますが、東大合格まで一歩だったレベルの浪人生か、早くからたくさん勉強してきた上位中高一貫の現役生が多いのではないでしょうか。
そういう人たちを標準においてはいけません。自分を苦しめて、失敗してしまいます。
2.東京と大阪のテレビの違いについて
どなたかが書かれてましたが、やはり「早慶が圧倒的に有利」なんでしょうね。あと関西制作のテレビが参考になるかどうか、については、、つまり「視点」の違いにあると思います。
在京テレビ局の番組は基本的に全国に発信する必要があるので、全国の「共通項」な視点にたった番組をつくる必要があります。それは首都である東京の情報を流せば、一応は地方でも受け入れられるわけです。言い換えれば、地方では他に選択肢がないのですが。ただ逆に関西では、関西にも東京に劣らずいいものはたくさんありますし、(昔からそうですが、アンチ東京の感情も手伝って)地元ウケすればいいので、独自の視点にたっておればいい。
例えば「王様のブランチ」でTDLの特集などしても、関西にはUSJがあるので、難しいです。ほっといてもTDLは客が行きますので(TDLで関西弁目立ちますよね!)、ならば経営不振のUSJを応援したいもの。それに自由が丘スイーツなんか特集しても、関西には芦屋があるので、やはりウケない。芦屋は全国でもトップレベルのスイーツ激戦区です。東京のデパ地下で買えるところもありますよね。
そして、東京の番組で評論家がありきたりのことを言うより、たかじんがおばちゃんにもわかるような切り口とテンポで大学教授交えてキレながら解説するほうがウケる。「ミヤネ屋」という番組が全国ネットですが、少し関西的な視点の番組ですが、あれは実はもっと長い番組で、東京では前半しか流してない。。後半の方が「濃い」内容になっているようです。
もうひとつ言うと、なるみ(関西ローカルのタレントです)と陣内が関西発の「なるトモ!」という番組をやりましたが、東京では視聴率低迷で打ち切りになりました。(そもそも関西の商店街の中継などを全国で流してもしゃーないんですが。)関西のノリで進行される番組が東京では結果的に受け入れられなかったと理解します。ただ今でも関西では人気番組です。また、東京では「らじかるッ!」をやってますね。
本音トークと地元が大好きな関西の視点を、在阪テレビは作り手も受け手も意識します。その視点が全国でも通用するケースもありますが(島田伸介の番組等)やはり難しいでしょう。その視点の違いが、実際に東京のテレビ局でプラスになるかどうか。
書きすぎてしまいましたが、参考になれば幸いです。
お礼
わざわざ本当にありがとうございます。 傾向まで含めてまとめてくださったお陰で、よく考えることができました。 質問の際に書かなかったのがいけなかったのですが、早慶のみを受験するにしても慶應経済などの受験で数学を使うこと、阪大の法学部や人間科学部、経済学部では二次で地歴がいらないこと(=日本史の勉強は私立に絞れる)などを考えると、deck_hiromiさんのおっしゃるAとBのかぶらない部分というのがもう少し狭まるかなと思っています。 他の方へのお礼にも書かせていただきましたが、国立大を受験することで緊張感を持つことが今の私には一番大切なような気がしますし、私立→国立への変更は無理でも国立→私立の変更はまだ可能性としてあると思うので、まだ迷っている段階の今は国立大をめざすという高い意識を持ってやっていこうと思います。 テレビ局に関することについても、ありがとうございます。 まずは両方に合格を頂けるよう頑張るのみですが、阪大でも可能性は0ではないことがわかり、質問してよかったなと思いました。 助言していただいたにも関わらず結局最初に考えたとおりにすることにしましたが、アドバイスを頂いたお陰で深く考えることができました。 これから1年がんばりたいと思います。 本当にありがとうございました。