消防設備士です。
NO.1の回答にある袋は、「消火器放射袋」という名称です。消火器の放射試験で使用します。
しかし現実な点検では、放射することはほとんどありません。詰め替えで対応することがほとんどです。
理由はいくつかありますが、一番大きい理由が放射試験をしても、実際に放射できるかは放射後の整備によることが多いからです。
また放射時の粉の飛散とCO2を無駄に放出してしまうことも問題になっており、現実的には詰め替えが妥当であるといえます。
私は関東一円で仕事をしていますが、企業や役所などのクライアント側も消防の対応もほぼ詰替え対応で一致しています。
また強化液については、消火器をさかさまにして、内部の圧力だけを抜き、圧力ゲージが正しい数値になっているかを見ます。年数の古いものはゲージが正しくないことが多いからです。
しかしこれも口金を開けて、薬剤を抜こうとすると、閉めたときの密閉が不十分になりやすくなります。5年以上間違いなく大丈夫といえるぐらいにするには、メーカーでの点検が必須です。
口金を開けずに圧力を抜き、ゲージの検査と最充填だけにするほうがよいと思います。
訓練で行う場合は無理せずに、訓練用消火器を利用するほうがいいと思います。
お礼
大変参考になりました。本当に有難うございます。