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主人公が出世しないファンタジー小説
私はファンタジー小説、特に異世界を舞台にしたハイ・ファンタジーが好きで良く読みます。 でも、そうした小説の主人公って、始めから王族や貴族だったり、始めは一般人でも途中で貴族だと判明したり、物語の最後に出世して貴族になったりする場合が多いように思います。 出世がハッピーエンドのあり方のひとつだというのはわかるのですが、うだつが上がらない主人公の話も読んでみたいです。 そこで、最初から最後まで主人公が出世しない(王族、貴族でない)ハイ・ファンタジーがあれば教えてください。 私がパッと思いつくのは『指輪物語』、『ファファード&グレイ・マウザー』、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品がいくつかと・・・あとは『スレイヤーズ』くらいです。 回答よろしくお願いします。
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おお、確かに異世界ものには、そういう物語がほとんどですねー。 「オペラ・エテルニタ」(栗原ちひろ・角川ビーンズ文庫)きらきらしい表紙ですが、意外としっかりとした世界でのファンタジーです。一巻目はいまいちかなーという感じでしたが、二巻目のラストからはまりました。神と人の物語です。主人公は、最初から最後まで、一介の薬師(かつ剣士)です。 「されど罪人は竜と踊る」(浅井ラボ・小学館ガガガ文庫)お好みのものとは違うかもしれませんが、うだつのあがらなさでいえばトップクラスだと思います。常に金に困っているので。かなりダークなストーリー。まだ完結していませんが、こいつが王子とかだったら話が破たんしそうです。 「<本の姫>は謳う」(多崎礼・中央公論新社C Novels Fantasia)どことなく西部劇っぽい世界では、天使たちの遺産として、「本」が発掘、嗜好品として楽しまれているストーリーと、天使の世界のストーリーが並行して語られます。出世はしません。 あとは「ドラゴンキラーあります」(海原育人・中央公論新社C Novels Fantasia)もそうですね。軍人あがりの不良青年が主人公です。かなりのヘタレ。
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- NIWAKA_0
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「銃と魔法」「青い炎」川崎康宏 (富士見ファンタジア) エルフとドワーフの刑事コンビが物憂げに活躍したりしなかったり。 作者のHPに行ったら続きがあった。 「隊長は倒れてる」「将軍はやってこない」同上 ぐりぐり眼鏡のスットコドッコイな直情新米少女少尉が前線の小隊長に赴任。 それなりに活躍はしてるので、シリーズが続けばもしかすると昇進していたかも。 この人の小説は、地の文の淡々としたツッコミが面白い。 わりと古い作品ですが、探せば安く手に入る程度には出回っています。
お礼
回答ありがとうございます。 エルフとドワーフのコンビですか・・・ベタですけどファンタジー好きとしては惹かれますね。 作者のホームページを見たところ、かなりライトな、と言うかはっちゃけた感じでびっくりしてしまったのですが(笑) また探してみようと思います。
- dragon2
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ステファン・ドナルドソン著 「信じぜざる者コブナント」三部作シリーズ 主人公はアメリカに住む「らい病患者(当時は不治の病)」です。 世捨て人になっていた主人公は、ある日異世界に飛ばされ滅び行く世界を救う救世主にされます。 しかし、本人は病気のせいで幻覚を見ているんだとその世界を拒否します。 ちなみに絶版ですので図書館くらいしかおいてないです。
お礼
回答ありがとうございます。 聞いたことがないシリーズ名だと思ったら、絶版なのですね。 図書館で探して読んでみます!
- Siegrune
- ベストアンサー率35% (316/895)
>最初から最後まで主人公が出世しない(王族、貴族でない) >ハイ・ファンタジー ハイ・ファンタジーの意味がわかってないのでずれてるかも しれませんが、ジャンルをSFのほうにして探して見られたら どうでしょう。 なんせ、ただのファンタジィと違って、SFは、王族、貴族に 価値を持っていないパターンも多いので。 例えば、アンドレ・ノートンの「ビーストマスター」シリーズとか (これは分類はSFで解説にファンタジィとある) ジャック・ヴァンスの「竜を駆る種族」(これはファンタジィ じゃないけどエイリアンの侵略物であることを除くと舞台設定は ほとんどファンタジィだったりしますし)とか。 ラリー・ニーグン「魔法の国が消えていく」「ガラスの短剣」 (どっちも魔法使いの話) ロジャー・ゼラズニイの「地獄に堕ちた者ディルヴィッシュ」 ・・・
お礼
回答ありがとうございます。 ハイ・ファンタジーは「異世界を舞台にしたファンタジー」という解釈で良かったと思います。 SFは普段あまり読まないジャンルなのですが、紹介してくださったものにはファンタジー的な要素もあるようで興味が湧きました。チェックしてみます!
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
ロードス島戦記とか、ソードワールドのシリーズとか、TRPGが原作だったりするのはそういうのが多いように思います。たいていの原作RPGではキャラクター作成で「特殊な設定不可」って縛りがありますから。
お礼
『ロードス島戦記』も「ソードワールド」シリーズも(短編集なら)読んだことがあります。昔に読んだきりなので記憶が曖昧ですが、確かにあまり出世はしなかった気がします。 TRPGの小説も好きでよく読むので、引き続き探してみたいと思います。 回答ありがとうございました。
- nekonokota
- ベストアンサー率45% (27/59)
スレイヤーズがOKならば、富士見ファンタジア文庫の「月蝕記列伝」(南房秀久:著)はいかがでしょうか? 主人公たちはいきなり強くて、超高額の懸賞金がかけられています。 当然(?)出世しません。懸賞金の額が上がることはあります。 (まぁ多少はあるのですが、それを話してしまったら、本読まず結末を知ることになるので…)
お礼
回答ありがとうございます。 懸賞金をかけられている主人公、面白そうですね! 読んでみようと思います。
- buriburi3
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つ【魔術師オーフェン】 最後の一冊を読んでないんで、実は王子様とかどんでん返しが無い保証が出来ませんが。
お礼
『魔術師オーフェン』は読んだことがあります(途中までですが・・・)。 確かにオーフェンは出世しそうになかったですね。 回答ありがとうございました。
お礼
『されど罪人は竜と踊る』は読んでみたことがあるんですが、どうも趣向が合わなくて途中で読むのを止めてしまいました; あとはどれも初耳なんですが、面白そうですね。特に『オペラ・エテルニタ』が気になります! 回答ありがとうございました。