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松本清張作の点と線の印象に残るところ

松本清張作の点と線の本について、おもしろかったところ、印象に残ったところ、他の人に紹介するならどういう風に紹介するか、他の人の意見を知りたいので、教えてください。

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  • FEX2053
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回答No.1

「点と線」は推理小説として読むと、今から見ると「謎」が「謎」では なくなってる部分があったり、トリックそのものに無理があったりして 「駄作」に分類されると思いますが、「その時代の通俗小説」として 読むと、風物や人物の描写が見事で一級の小説だと思います。 松本清張の推理小説、としてはむしろ「砂の器」の方が出来が良く、 彼の代表作はこちらだと私は思いますけど・・・ 「点と線」は、旅行雑誌に掲載された小説である、という点からしても 「小説」の分野より一連の「土曜ワイド劇場」などルーツとして見る のが正しく、また、その意味でも出来が良かったために、社会派推理 というジャンルを確立したんだと思います。「そのジャンルとしては 駄作だが、別ジャンルの元祖となった作品」という意味で、例えば 少女漫画としての「セーラームーン」(少女が主役の戦隊モノとして 見る)あたりと比較すると面白いかもしれません。

その他の回答 (1)

  • i_can
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回答No.2

今から新しく興味のない人にオススメするのは難しいです。 1の回答者の通り、肝心の謎が今の人間にとっては まったく謎としての効果が無いからです。 ドラマなどで松本清張に興味を持った、 もしくは別の作家の時刻表ミステリィが好きだという人になら、 それらの原点になった作品という意味で、 推理小説好きにコナン・ドイルやエラリー・クイーンを 紹介するのと似たような意味でのオススメはできると思います。