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量的緩和?

量的緩和政策というのは、日銀の当座預金残高量の調節によって金融緩和を行うものだと思うのですが、どうして量的緩和を行うことで、 日銀の当座預金残高量が増加するのですか?・・・(1) また、日銀は市中銀行から買い取った有価証券をどうするのでしょうか?・・・(2)

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回答No.2

銀行は、日銀に当座があります。銀行の資産に対してある一定の預金が義務付けてます。この当座のことを法定準備金と言います。 法的準備金の目的は、銀行の倒産やマネタリーの調整などです。 銀行は預金者から集めたお金(資産)は、融資や株式運用、債券・為替のトレードなどをやり、預金に利息を付けて、なお利益上げて経営しています。しかし、景気が悪くなると企業倒産で融資の焦げ付きを起こしたり、株式・債券などの有価証券が下落したりもします。そうなると銀行は融資が厳しくなって貸し渋りが起こります。個人や企業の資金調達が難しくなり益々景気が悪くなります。 そこで、日銀の当座預金に積み増すと、銀行は何も利益に寄与しない預金が増えてしまいます。銀行資産の大半は預金ですから預金に利子を付けた上で更に利益を上げなければならなく、積極的融資をやって利益を得なければなりません。これが量的緩和といいます。 しかし、効果は疑問視、実際は当座預金取り崩して融資に向かったかどうかは検証の余地があったと思います。マネーの量を重視した政策です。 一方、米国FRBは、有価証券の流動化に重きを置き各種担保証券を買い取り資金を供給するやり方です。どちらは量的緩和策としてますね。

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回答No.1

(1)量的緩和 ・そもそも日銀は短期金利の水準をターゲットに普段の金融調節を行っていてます。ここでいう短期金利とは無担保オーバーナイト金利です。日銀は日々の金融調整を金利を軸に行っているということですね。 ・その一方、日銀と当座預金取引のある銀行は準備預金に関する法律により、規定にしたがった準備預金額を毎月日銀に積み立てる義務があります。すなわち金利の動向如何に関係なく日銀当座預金に各行所定の預金を預け入れないといけないわけです。 ・量的緩和というのは、本来民間銀行が自分の預金量と金利の2つの変数の下で決めるべき準備預金について無理矢理に洪水状態にしようという政策なんです。  (2)有価証券の処分 ・買い取った証券は、その証券の満期まで持っているときもあるし、途中で再売却することもあります。その時の金融情勢によりますね。 (2)有価証券の処分