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PSフォントについて
PSフォントはTrueTypeと異なり、フォントスーツケースの他に、 アルファベットの「A」と抜かれた赤いアイコンのアウトラインデータで構成されているようですが、 このアウトラインデータについて数点わからないことがあります。 1 高解像度出力の際に、このアウトラインデータは必要と聞いたのですが、出力機側にあれば問題ないと思うのですが、データを作成する側のマシンにも必要なのでしょうか? 2 またPSフォントの中にもアウトラインデータを持たないフォントというものはあるのでしょうか? 3 ATMフォントこそアウトラインデータがあるから、マック上で綺麗にフォントが表示されるものだと思うのですが、このアウトラインデータとATMフォントは関係がないのでしょうか? 4 PSフォント、TrueTypeフォント、ATMフォントについて図解入りで詳しく解説されている書籍、ウェブサイト等をご存知でしたら教えてください。 以上宜しくお願いします。
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>私のPCにATMがインストールされているのか否かがどうもわかりません。 機能拡張マネージャーでATMの項目にチェックが入っていますか? チェックが外れているとATMは機能しません。 >ATMフォントというのは、インストーラーからインストールするものなのでしょうか?単純にフォントフォルダにドラッグ&ドロップするような仕組みとは違うのでしょうか? メーカーによってどちらもあると思います。 PSフォントは印刷のために開発されました。 印刷を最終目的にしなくて、普通のプリンタの出力まででいいのならTrueTypeで十分なわけです。 PS(ポストスクリプト)の情報そのものはプリンタフォントの中にあります。 ですからPSフォントの主体といえるのはプリントフォントの方だと思います。 マシン側にビットマップフォントがあれば一応文字の入力は可能で、 その一文字一文字の形状を言語化した情報がプリンタフォントの方にあるわけです。 でも画面上でもきれいに見えたほうが便利だからアウトラインデータが加わりATMフォントになったわけです。アウトラインデータはPSフォントの形状に似せたもので全く同じではありません。 >ATMがマックにインストールされていなければ、アウトラインデータを持つPSフォントも宝の持ち腐れで、ギザギザに表示されざるをえない。 最新OSに関しては良く知りませんが、それ以前のOSでは画面表示にATMは必要です。 宝の持ち腐れといってもPSフォントのメインはあくまでプリンタフォントの方です。 DTPのデザイナーの立場から言います。 印刷を最終目的としているのでPSフォントを使っています。 原則としてはPSプリンター+プリンタフォントが必要です。これでPS出力して最終確認し、サンプルとして付けて印刷屋さんに入稿します。 でもプリンタフォントもPSプリンタも高価なのでフリーのデザイナーなどではなかなか購入できません。 私の場合、ソフトリッパーを使っているのでプリンタは一応PS出力が可能です。でもプリンタフォントは入れていません。アウトラインデータをダウンロードさせているだけなのでフォントに関してはPS出力とは言えません。 でも、配置したEPS画像等はソフトリッパーのおかげできれいに出力できます。 Quarkの場合はその方法では字詰めが乱れて出力されてしまうので、「Printer Fontsプラグイン」をはずしてPDF化したものを出力するなどしてごまかしでやっています。でも最終的には印刷屋さんで高解像度のPS出力が行われるわけです。
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- papuatama
- ベストアンサー率52% (47/89)
shevyさんの補足を拝見しました。 もし理論的にPSフォントの仕組みを理解されたいのなら ご紹介した書籍を読んでいただければと思うのですが、 仮にトラブル対策として以下をおすすめします。 ●ATMとPSフォントをインストールしても画面表示がジャギる。 Illustratorで起きるトラブルのひとつです。 PSフォントがシステムのフォントフォルダに入ってるのを確認したら、そのエイリアスを以下のフォルダに作って下さい。 「システムフォルダ」「アプリケーションサポート」「Adobe」「Fonts」。 これで表示が改善される場合があります。 ●使用許諾条件について もし印刷等で使うのでしたらTrueTypeはやめましょう。 ほとんどのフォントベンダーはTrueTypeを業務用に無許可で使用するのを禁止しています。 例えばDynalabでは届け出と1書体3,000円の追加徴収をアナウンスしています。 ダイナフォントOCFは100書体1万円前後で販売していました。 いかに高いものにつくかお分かりですよね。
お礼
回答ありがとうございました。 現場レベルの解説、ありがとうございます。 「DTPフォント完全理解」買いました。 何度も回答してくださった文章、 またウェブサイトを見ましたが どうしてもイメージが完全には沸いてこなかったので、 やはりこれは徹底して頭に叩き込むために、 お薦めの本を一読しようと思い立ち、 本日大型書店で見つけたその本を買ってまいりました。 実際に現場でPSフォントによる出力を体験していないだけに、 回答にお手数かけてしまいましたが、 非常に参考になりました。 奥が深いとしみじみ思います。 ありがとうございました。
- asuca
- ベストアンサー率47% (11786/24626)
>「PSフォントとはただのビットマップフォントであり、画面表示はギザギザになってしまうフォント。 >ただし、Adobe Type Managerがインストールされているマシン上では、ATM対応のPSフォントであれば、 画面上でも綺麗にアウトライン表示されるようになる。 ちょっと違います。 PSフォントはアウトラインデータとビットマップデータを両方があります。 ただ、アウトラインフォントはプリンタに格納もしくはダウンロードするためのものの2種類があり、プリンタの方ではアウトライン処理され拡大などをしてもなめらかな印刷がなされます。 しかし画面で表示するときはアウトラインで表示する機能がないのでギザギザになります。 それを補うのがATMであって画面でみたものと印刷したものとが同じになるようになっています。 >ATMがマックにインストールされていなければ、アウトラインデータを持つPSフォントも宝の持ち腐れで、ギザギザに表示されざるをえない。 これも少し違います。 PSフォントはポストスクリプト対応プリンタで使うときに利用されるものでポストスクリプトプリンタがなければ宝の持ち腐れになります(ソフトリッパーというものを使うことで印字可能にもなりますが) そういった天をなおしたのがTypeTrueフォントであってこれを使うためにATMなどがあります。 つまりまとめると使うプリンタに左右されることが多いということになりますね。ビジネスユースではポストスクリプトプリンタは結構使われてはいますが。
お礼
回答ありがとうございました。 ご指摘ありがとうございます。 どうやらまだ理解していないということがわかりました。 とりあえず一冊本を買いましたので、 その本をじっくりと熟読してみます。 ありがとうございました。
- papuatama
- ベストアンサー率52% (47/89)
うろ覚え&聞きかじりで失礼します。 はじめてPSフォントが出た時の話しです。 当時はMac側にビットマップフォント、プリンタ側(出力側)に中解像度フォントを積んで 非力だったマシンでDTPを実現していました。今は色々な解像度のCRTが発売されていますが、 その時のMacは画面での大きさと実際にプリントされたものが同一サイズ。 すなわち完全なWYSIWYG(ウィズウィグ)だったといいます。 従ってビットマップフォントでも、ある程度は使いものになったのでしょう。 アウトラインを持たない状態がPSフォント本来の姿だったわけです。 その後、画面上でもプリントアウトと同じきれいな表示を得たいという ユーザーの希望に応えるためATMが開発されました。 PSフォントは ギザギザに表示された状態で文字組みをしても、 出力側にフォントが搭載されていれば何の問題もなく出力されます。 作成データにはフォントの種類と文字情報のみが書き込まれており、出力側で差し換えるからです。 フォントベンダーの中にはATM表示にプロテクトをかける所が多く存在します。 ここでアウトラインの疑問が出てくるのだと思います。 先に書いたとおり、PSフォントのアウトラインデータは、 PSフォントを画面上でなめらかに表示させるための追加データだと考えてください。 もっと詳しくお知りになりたい時、私は「DTPフォント完全理解」をおすすめします。
お礼
回答ありがとうございます。 参考URLと回答をプリントアウトしてじっくりと読ませていただきました。 そこで自分なりに頭の中を整理したので、 書いてみたいと思います。 間違いがあれば容赦なくご指摘をお願いいたします。 「PSフォントとはただのビットマップフォントであり、 画面表示はギザギザになってしまうフォント。 ただし、Adobe Type Managerがインストールされているマシン上では、ATM対応のPSフォントであれば、 画面上でも綺麗にアウトライン表示されるようになる。 ATMがマックにインストールされていなければ、アウトラインデータを持つPSフォントも宝の持ち腐れで、ギザギザに表示されざるをえない。 市販されているPSフォントには、必ずATMがPCに搭載されているということを前提としているので、アウトラインデータも必ず一緒についてくる。そのアウトラインデータというのが、たとえば「A」と白色で抜かれている赤いアイコンのことである。 ただしシステムに付属の細明朝体と、中ゴシック体はPSフォントであるが、ATM対応のアウトラインデータを持っていないので使いにくい。」 というような解釈ですが、 もし間違いがございましたら容赦なくご指摘、ご指導ください。 ATMがインストールされていてこそ、市販されているPSフォントの意味が出てくるというところがポイントかなと思っております。
補足
すみません、自分で書いて納得しておきながら、やはり謎が解けていないことに気が付きました。 私のマックにはイラストレーター8がインストールされているのですが、それに一緒についていきたAdobe Type Manager4をインストールしたはずなのですが、 おまけの和文書体のインストーラーを起動すると、 「AdobeTypeManeger3.~以降がインストールされている必要があります。」と、なってしまいます。 ところが、「A」のマークのPSフォントのアウトラインデータはフォントフォルダに存在しています。 となると、私のPCにATMがインストールされているのか否かがどうもわかりません。 インストールされているのなら和文書体がすんなりとインストールされてもいいのではないかと思うのですが。 またATMフォントというのは、インストーラーからインストールするものなのでしょうか?単純にフォントフォルダにドラッグ&ドロップするような仕組みとは違うのでしょうか?
- taka302
- ベストアンサー率56% (27/48)
オープンタイプフォントに関しては事情が異なるようなので、それは除いて説明します。 PSフォントはマシン側にATM専用フォント、出力機側にプリンタフォントがある状態でフルに機能します。マシン側にアウトラインデータがなくても出力機側にプリンタフォントがあれば問題なく出力はできます。 しかし画面表示がビットマップ表示になるので画面上で印象がつかみにくく、特に文字詰めなどは困難です。 プリンタフォントには、高解像度用と低解像度用とがあります。 デザイン事務所などではPSプリンタに低解像度用のプリンタフォントを入れて使用しているケースが多いようです。プリンタフォントがなくてもダウンロードすればほぼ同じに出力できますが、プリンタフォントを使用した方がより確実でスピードも速いのです。 高解像度での出力は高価なイメージセッタが必要になるのでたいていの場合は出力センターや印刷会社に依頼することになります。イメージセッタ側にその書体の高解像度用プリンタフォントが入っていればいいわけです。 DTP WORLDから出ている「フォントデザインブック2003」という本には日本で使われているほとんどのPSフォントの印字サンプルと、付録としてそれらのフォントのビットマップフォントのデーターが付いています。それを使えば自分のマシンでビットマップ表示のまま打ってデーターを作成し、出力センターに出力を依頼するということも可能なわけです。 2の質問に関してはビットマップフォントは付録についているくらいですし、それだけでは売り物にはならないので、ビットマップフォント単独で販売していることはおそらくないと思います。 3に関してはATMフォントというのは画面上でなめらかに表示させるためにアウトラインデータを加えたものだという認識でいいのではないでしょうか。 TrueTypeフォントもアウトラインデータがあり、プリンタフォントがなくてもきれいに出力できますが、解像度制限があるのでイメージセッタ等で出力する際には、アウトライン化をするか、PDFにして埋込むというような方法をとる必要があります。 書籍としては「フォントの鉄則」や「DTPフォント完全理解」など書店のDTPのコーナーにいろいろあります。
お礼
回答ありがとうございます。 参考URLと回答をプリントアウトしてじっくりと読ませていただきました。 そこで自分なりに頭の中を整理したので、 書いてみたいと思います。 間違いがあれば容赦なくご指摘をお願いいたします。 「PSフォントとはただのビットマップフォントであり、 画面表示はギザギザになってしまうフォント。 ただし、Adobe Type Managerがインストールされているマシン上では、ATM対応のPSフォントであれば、 画面上でも綺麗にアウトライン表示されるようになる。 ATMがマックにインストールされていなければ、アウトラインデータを持つPSフォントも宝の持ち腐れで、ギザギザに表示されざるをえない。 市販されているPSフォントには、必ずATMがPCに搭載されているということを前提としているので、アウトラインデータも必ず一緒についてくる。そのアウトラインデータというのが、たとえば「A」と白色で抜かれている赤いアイコンのことである。 ただしシステムに付属の細明朝体と、中ゴシック体はPSフォントであるが、ATM対応のアウトラインデータを持っていないので使いにくい。」 というような解釈ですが、 もし間違いがございましたら容赦なくご指摘、ご指導ください。 ATMがインストールされていてこそ、市販されているPSフォントの意味が出てくるというところがポイントかなと思っております。
補足
すみません、自分で書いて納得しておきながら、やはり謎が解けていないことに気が付きました。 私のマックにはイラストレーター8がインストールされているのですが、それに一緒についていきたAdobe Type Manager4をインストールしたはずなのですが、 おまけの和文書体のインストーラーを起動すると、 「AdobeTypeManeger3.~以降がインストールされている必要があります。」と、なってしまいます。 ところが、「A」のマークのPSフォントのアウトラインデータはフォントフォルダに存在しています。 となると、私のPCにATMがインストールされているのか否かがどうもわかりません。 インストールされているのなら和文書体がすんなりとインストールされてもいいのではないかと思うのですが。 またATMフォントというのは、インストーラーからインストールするものなのでしょうか?単純にフォントフォルダにドラッグ&ドロップするような仕組みとは違うのでしょうか?
- asuca
- ベストアンサー率47% (11786/24626)
>データを作成する側のマシンにも必要なのでしょうか? なければどのような構成になるか確認することができないしフォントの指定自体ができないですので必要です。Tex,Latexなどを使うんだったら別ですが。 >PSフォントの中にもアウトラインデータを持たないフォントというものはあるのでしょうか? 通常PSフォントは画面で確認するなどの場合はビットマップで表示されたりしますので亜婦虎員表示用ではないかと思うんですが。 >このアウトラインデータとATMフォントは関係がないのでしょうか? ATMはPSフォントに「画面上でも輪郭を滑らかに表示させる機能」を持たせたものですので関係はありますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 参考URLと回答をプリントアウトしてじっくりと読ませていただきました。 そこで自分なりに頭の中を整理したので、 書いてみたいと思います。 間違いがあれば容赦なくご指摘をお願いいたします。 「PSフォントとはただのビットマップフォントであり、 画面表示はギザギザになってしまうフォント。 ただし、Adobe Type Managerがインストールされているマシン上では、ATM対応のPSフォントであれば、 画面上でも綺麗にアウトライン表示されるようになる。 ATMがマックにインストールされていなければ、アウトラインデータを持つPSフォントも宝の持ち腐れで、ギザギザに表示されざるをえない。 市販されているPSフォントには、必ずATMがPCに搭載されているということを前提としているので、アウトラインデータも必ず一緒についてくる。そのアウトラインデータというのが、たとえば「A」と白色で抜かれている赤いアイコンのことである。 ただしシステムに付属の細明朝体と、中ゴシック体はPSフォントであるが、ATM対応のアウトラインデータを持っていないので使いにくい。」 というような解釈ですが、 もし間違いがございましたら容赦なくご指摘、ご指導ください。 ATMがインストールされていてこそ、市販されているPSフォントの意味が出てくるというところがポイントかなと思っております。
補足
すみません、自分で書いて納得しておきながら、やはり謎が解けていないことに気が付きました。 私のマックにはイラストレーター8がインストールされているのですが、それに一緒についていきたAdobe Type Manager4をインストールしたはずなのですが、 おまけの和文書体のインストーラーを起動すると、 「AdobeTypeManeger3.~以降がインストールされている必要があります。」と、なってしまいます。 ところが、「A」のマークのPSフォントのアウトラインデータはフォントフォルダに存在しています。 となると、私のPCにATMがインストールされているのか否かがどうもわかりません。 インストールされているのなら和文書体がすんなりとインストールされてもいいのではないかと思うのですが。 またATMフォントというのは、インストーラーからインストールするものなのでしょうか?単純にフォントフォルダにドラッグ&ドロップするような仕組みとは違うのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございました。 「DTPフォント完全理解」買いました。 何度も回答してくださった文章、 またウェブサイトを見ましたが どうしてもイメージが完全には沸いてこなかったので、 やはりこれは徹底して頭に叩き込むために、 お薦めの本を一読しようと思い立ち、 本日大型書店で見つけたその本を買ってまいりました。 実際に現場でPSフォントによる出力を体験していないだけに、 回答にお手数かけてしまいましたが、 非常に参考になりました。 奥が深いとしみじみ思います。 ありがとうございました。